その報せを聞いたの私は頭が真っ白になった。
私の恋人の家族が惨たらしく殺されその報せをショックで私の恋人”○○”が昏睡したと聞いたからだ
私と○○は結婚を前提に付き合っており家族にも挨拶に行った。
私に家族は居ない、気づいたら施設で育っていた。
その上、私には人とは違う決定的な部分があった
”境界”が見えるのだ私は人と人
物と物、その境い目が見えてしまうのだ
昔は見えるのが当たり前だと思ってた、だから皆にそのことを言った、言ってしまったのだ
そうしたら皆の反応は”キモチワルイ”だった
その施設は高校までは面倒を見てくれた。
もう人と関わり合いたくなかった。
大学に進学し一人暮らしを始めた。
バイトをしながらの一人暮らし
大学に行って勉強してバイトに行っての毎日の繰り返し
私は大学に行っても一人だった、だから寂しかったのだろう
分かっていたはずなのに、私はまた言ってしまったのだ
上辺だけの友達にその境界の事を
もう言わなくても分かるだろう反応は”キモチワルイ”だった
そんなことがあり、誰も近寄って来なくなった
そんな中で○○だけが私に興味を持った。
彼、○○は私にいきなりこう言った。
「境界とやらが見えるのは本当かい?」
どうせまた私を馬鹿にしにきた輩の一人だろう
そう思ったが、やはり久々に人と話したかったのだろうか一言
「そうよ」
と言ったのだ
「そいつはすごいな、今度見せてくれよ」
満面の笑みで言った。
いままでに無い反応、私は同様を隠せずに居た・・・


「今日はどこに行くの?○○」
彼は私を楽しませてくれる、私を否定しない
優しくしてくれるキモチワルイなんて言わない
一緒に居て楽しい、ずっと一緒に居たい
結婚してずっと一緒に暮らしたい。
そう思ってた、幸せは長く続かないものだった
○○の家族が死んだ、何かに齧られたような傷跡だったらしい
空間ごとゴッソリ持って行かれたような、そんな感じらしい
なぜか○○だけ無傷なのかは分からないが生きている、今はそれだけで良かった。
私は病室に入る、○○はベッドの上で横たわっている
傍目に見たら、寝ているように見えるが
私の人とは違う部分、境界が見える、その力のせいで○○が何か良く分からないモノにとらわれているのが分かった。
私は始めての事態に戸惑うしかなかった


???

「ねぇ○○、わたしずっと待っていたのよ?」

「○○、また遊びに行きましょう いまなら何でも出来るは
  あなたが見てみたいって言ってた妖怪だって見れるわ。
   ねぇ○○、行きましょう?」

「私のモノになって?私も、あなたのモノになるから、ね♪」

「話をしましょう?、でないと私、今まで生きて来た意味がなくなってしまうのですから」

「ねぇ?○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、
○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、
○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、
○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、
○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、
ねぇ○○また遊びましょう?ほら、早くねぇ、ねぇ
.・・・・・いいわ、そっちがその気なら私にも考えがあります。
.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私とイッショになりましょう?○○。」

「そうすれば、ずっと一緒にイきられるもの私と同じ”妖怪”に・・・」
最終更新:2011年03月04日 01:49