××「よっす。何の話してるんや?」
〇〇「嫁談義。重めの」
××「重め? なんやそりゃ?」
△△「いや、なぁ……」
□□「(かくかくしかじか)ってわけでな」
××「なんやねん、そんなのうちの早苗も日常茶飯事やがな」
〇〇「お前のとこもか……大変だな」
××「そか? 結構楽しんでるで」
□□「ええ!? どういうことだ?」
××「他の女に会わないように言われて神社の地下に閉じ込められたときは、二週間かけてトンネル掘ったわ
   気分は[大脱走]! あの映画ごっつうおもろいで。見とき」
△△「……」
××「そやそや、つきあう前には一日中見張られとった事もあったわ
   こっそり忍び込んで朝ごはん作っとったり、飯に髪の毛入っとったり……」
〇〇「ああ、お前も入ってるのか……大変だな」
××「気にせんで食っちまうがな。ゴキブリだって火通せば細菌は死ぬんやで。髪の毛くらいなんやねん」
〇〇「……」
××「あとは会話を聞かれとるのもいつものことや。蛇と蛙の全面協力は伊達やないで」
□□「生体盗聴器か。すごいな」
××「しっかし、今日みたいに暑いとたまに干からびそうになっとるからな。かわいそうなんで今じゃ自分で蛙連れとる
   ほれメメタァ(名前)挨拶しいや」
□□「自分で盗聴器、しかも蛙を懐に入れてるってお前……」
××「慣れれば何でも可愛いで。それに別に聞かれて困ることもあらへんしな」
〇〇・□□・△△「スゲェな、お前」
××「そか?」

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最終更新:2015年08月23日 14:37