「○○、今夜は満月ね。解っているとは思うけど外は危険だから外出は禁止よ」
「はい、お嬢様」
「○○、危険だからみんなと一緒に居ようね。邪魔する奴が入って来たら私がきゅっとして、どかーんするから安心だよ?」
「はい、妹様」
「暇だったら本を貸してあげようかしら○○、何だったら私が朗読してもいいわよ?」
「はい、パチュリー様。ですが妹様がいらっしゃるので官能小説(パチュ×○○)はご遠慮します」
「○○さん、でしたらこちらの推理小説など如何でしょう。悪魔と人間の知恵比べです」
「……はい、小悪魔さん、結末は何となく察する事が出来るので遠慮しておきます」
「紅茶をどうぞ○○、物忌みの間使用人である貴方の世話を焼くのも、メイド長である私の役目よね」
「はい、ありがとうございます咲夜さん。……(毛とか血は入ってないだろうか)」
「大丈夫ですよー、○○さん。私が居るからには館内に一歩たりとも侵入させません。今なら白黒の首をへし折れる気もしますし」
「はい、美鈴さん。頼りにしていますよ(門番なのに、館のサロンに居るのはちょっとナンセンスだよ美鈴さん)」

確かに彼は安全な処にいた。
その割に、彼の顔色が浮かないのは何故だろうか?

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最終更新:2010年08月27日 15:59