ふ~ふふふ~♪
お夕飯の支度もできたし、お風呂も沸かしたし、お、お布団もしいたし///
これでやり忘れたことないよね?〇〇さんがいつ帰ってきても迎えられる準備はできたよね?
…うん、大丈夫、変なとこもない。
あぁ、でも本当に思いを打ち明けてよかったぁ、もし断られたらどうにかなっちゃいそうだったもん。
まさか○○さんも私の事を、す、好きだったなんて///
あの時はドキドキしたなぁ、わざわざ神社に来てくれた時に告白して、夕日が綺麗で、〇〇さんは頭を掻いてて・・・・・・・・・あれ?
その後どうなったんだっけ…‥‥‥‥?
…そう!自分も好きだったって言ってくれて!その後神社に泊まってって貰って…‥‥‥‥‥‥あれ?
なんで私ここにいるんだっけ…?告白して何日経ったっけ…?
…そうだった!私は〇〇さんのお世話に来てて、今日は初めてのお泊りの日で…そうよ、そうなんだから。
なんでこんな事思い出せなかったんだろ?ちょっと浮かれすぎちゃったかな?
初めてのお泊りなのにこんなことじゃ〇〇さんに嫌われちゃう、しっかりしなきゃ!
それにしても〇〇さん遅いなぁ、もうそろそろ帰ってきてもいい頃なのに…
ガラガラ
あ、〇〇さんが帰ってきた、〇〇さんが帰ってきた。
もう、少し心配しちゃったじゃないですか、こんな事じゃ先が思いやられますね、〇〇さん?
あぁ、〇〇さんの足音が近づいてくる、もう少し、もう少しでそこの襖を開けて優しい笑顔を見せてくれる。
お帰りなさい、〇〇さん。お夕飯も出来てますし、お風呂も沸いてますよ?
そ、そのお布団もちゃんと敷いてありますよ//
…〇〇さん?なんでなにも言ってくれないんですか?どうしてそんな悲しそうな顔してるんですか?
あ、お仕事で疲れちゃったんですね?しょうがない人ですね~私が疲れを癒してあげます…
んもう、そんなに強く握られたら痛いですよ、大丈夫ですよ、私はどこにも行きませんよ?
あれ?〇〇さんそっちは玄関ですよ?そ、そのお布団の敷いてある部屋は向こうですよ?
ガラガラ
あれ?神奈子様に諏訪子様どうしてここにいるんですか?
もしかして心配して来ちゃったんですか?大丈夫ですよ、〇〇さんは信用できる人なんですから。
…え?やだちょっとどこに連れてく気ですか!○○さん!〇〇さん!助けてください!なんで手を離すんですか!?さっきまであんなに強く握っててくれたじゃないですか!
やだやだやだ!○○さん!〇〇さん!○○さん!
〇〇さん!そう叫ぶ早苗の首筋を神奈子様が撫でた途端、場は静かになった。誰も口を開かなかったが、しばらくして諏訪子様がすまなそうに謝った。
二三話をして二柱は早苗を連れて帰っていった。神奈子様に抱かれた早苗は気を失いながらも俺の名前を何度も呼んでいた。
どうやら今日は俺と同棲する記憶だったようだ、その前はデートをするというもの。その前は相思相愛…これは毎回同じなようだが。
次はいったいどこまで行くんだ?
最終更新:2010年08月29日 02:38