「光の無い世界から何か出てきたとき貴方はどうする?○○」
ミスティアはそう囁いた
あたりが次第に暗くなってゆく
世界は闇に包まれ光が失せてゆく
ほんのわずかな先しか見えない
何かが羽ばたく音がする
「ミス……ティア"ッ!?」
闇から腕が現れ、○○の首を絞める
「どうして貴方は私を求めてくれないの?私は貴方のことが好きなのに……貴方も私のこと好きだと言ってくれたのに……どうして?」
声から察するに○○の首を絞めているのは彼の愛しき人 ミスティア・ローレライ
○○は理解できなかった
なぜミスティアが自分の首を絞めるのか。そして先ほどの言葉の意味は何なのか
「あがっ……ぐっ……っ!!」
「どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして求めてくれないの?どうして?」
(息ができない。苦しい……なんでだ?ミスティア……)
意識が闇に消えようとしたとき眼前にミスティアの顔が迫った
「ミスティ……むぐっ!?」
暗闇が消え○○がミスティアの顔に気づくと同時に首への圧迫が消え
代わりに鼻と口を手で抑えられた
そして呼吸することもままならず、彼は「落ちる」ことを確信した
(なんでだ?ミスティ……ア?)
しかし彼は「落ちる」ことはなかった
どういうわけか彼から酸素を奪ったミスティアは、彼に奪ったそれを与えていた
「んー、うん、ーっ……んん」
若干の酸素を得た○○は残る力と薄れゆく意識を奮い、彼女を突き飛ばした
「きゃ!?」
「ごほっ、げほっ…がはっ……すぅーー、はぁはぁ。っ!」
そして彼は肺一杯に酸素を取り入れた
「ミスティア!!いきなり何を!?」
「……どうして?」
「え?」
○○は困惑した
何がどうなっているのかわからない
ただ……ミスティアがおかしいということを除いて
「どうして!?○○は……どうして私を求めてくれないの?」
「ミスティア!どうしたんだ!?落ち着け!!」
「どうして。どうして。どうして?どうして?どうして!?」
(おかしい……明らかに異常だ。普段のミスティアじゃない……何があったんだ?)
「……そうか。そうよね。きっとそうよ!」
「はっ!?ミスティア?」
「○○が私を求めてくれないのは周りを気にしてるからね。だったら大丈夫。気にしなくしてあげるわ。○○」
(……何か毒物でもくったか?これでは電波かキチ○イだ……)
ミスティアは理解不能な言葉を発しはじめた
○○は不安を通り越し心配になってきた
「おい、ミスティ……ア!?」
あたりが再び暗くなってゆく
「鳥目にしてあげる。そうすれば私しか見えないよ。だから……私をいっぱい求めてね。○○」
○○は闇のなかに放られ、ミスティアしか見えなくなった
もはや○○にはミスティアの姿と彼女の声しか無い
もう……歌しか聞こえない
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後半めちゃくちゃgdgd
クビシメ>息できない>絞めてるやつが酸素供給
ってのがやりたかったんだけどできなかった
頭ん中ではできるんだけど書けない自分がもどかしい!
最終更新:2010年08月29日 23:07