深い深い地下の中 紅い紅い館の下
ひとりぼっちの女の子 ひとりはさみしくつまんない

ほおりこまれた男の子 外の世界の男の子
ぎゅっと潰して壊しちゃう? それとも生かして遊んじゃう?

ここで死にたくなかったら わたしを退屈させないで
ひとりぼっちはつまんない 誰かが隣にいてほしい



あれから何年経ったかな わたしのさみしさ消えちゃった
とっても愉快な男の子 楽しいお話山のよう

誰かが隣にいてほしい 今はちょっぴり違ってる
隣にいるのはこの男 彼でなければ認めない

はじめの仕事は召し使い 次は家来で今執事
次の仕事はどうしよう 恋人なんてどうかしら



いつから好きになったのか それはわたしも分からない
知らないうちに惹かれてた 恋ってそんなものでしょう?

勇気を出して言ってみた わたしの執事に言ってみた
わたしはあなたを愛してる 返事を聞くのが怖かった

優しくふわっと腕の中 愛した男の腕の中
自分もおんなじ気持ちです 涙が出そうになってきた



その時お部屋が揺れだした 上から聞こえる戦闘音
天井に走るヒビの群れ 重ねて起こる爆発音

天井砕け落ちてくる 彼がわたしを押し倒す
自分の体を盾にして 私を守った想い人

無残につぶれたその体 私は泣いて抱きしめた
服が真っ赤に染まってく わたしの隣は誰もいない



霧を撒いてたお姉様 乗り込んできた二人組
止められなかった他全員 どいつもこいつも同罪だ

敵討ちだと飛び出した 全員あの世に連れて行く
彼の苦しさ思い知れ わたしの悲しみ思い知れ

わたしの執事を返してよ わたしの恋人返してよ
これから作るはずだった 二人の幸せ返してよ



痛くて体が動かない 生き残ったのは二人だけ
巫女と私とお姉様 そしてわたしはもうおしまい

彼は天国行ったかな? わたしを忘れてくれるかな
どうせわたしは地獄行き 彼には会えない運命だ 

ならば自分も堕ちましょう わたしのとなりに彼がいた
死んでもお嬢を守ります 口付け交わして地獄行き



さあこい地獄の鬼どもめ 今のわたしに敵はない
二人で幸せ探すんだ 邪魔をするならかかってこい!

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最終更新:2010年10月09日 00:33