熱い人だったら、ヤンデレを回避出来るかもしれない。
○○「あっついよね~」
お空「それはそうだよ。ここは灼熱地獄だもん」
○○「涼しくなりたいの?涼しくなりたい?すぐやっちゃうから!」
お空「無理だって」
○○「出来ないって言わない!ねぇ、ねぇ、君んちってどんな家?」
お空「○○も一緒に住んでるから分かるでしょ」
○○「ちゃんと言えよ!どう?イェイ、イェイ、イェイ、イェイ」
お空「・・・」
○○「あっ!?だったら、覚悟しとけよ次は。この海なんて海?なんて海?」
お空「それは溶岩だよ・・・」
○○「シーシーシー、うみみみみみ。えっ!?溶岩?」
お空「そう、溶岩。なんでも包みこんで全て溶かしちゃうの」
○○「あっついんだね」
お空「・・・○○も溶かしてあげようか?私が包みこんで、なにもかも分からなくなるくらいに」
○○「なに言ってんだよ!」
お空「本気だよ?」
○○「本気!」
お空「○○は何もしなくていいよ。直ぐによくなるから」
○○「本気が、幻想郷で生き残る基本なんだよ!」
お空「何処に行くの?○○。後ろは溶岩だよ。○○は逃げられないよ」
○○「逃げられないと思ってんのか?そんなわけねーじゃん!」
○○「溶岩、バンザーイ!!」
お空「ちょっ!?○○危な・・・溶岩を泳いでる!?」
○○「また会おう!」
お空「こらー!逃げるなー!」
お燐「お兄さんのために蟹を取ってきてあげたよ。ちょっと新鮮じゃないけど・・・」
○○「腐ってて食えねーじゃねーかよ!」
お燐「そんな・・・。お兄さんのために一所懸命に頑張って取ってきたのに・・・」
○○「一所懸命!」
お燐「魚の誘惑にも我慢して持ってきたのに・・・。お兄さんでも許さないよ」
○○「我慢しなきゃいけない時だってあるんだよ」
お燐「じゃあ魚は我慢したからお兄さんへの感情は我慢しなくていいよね?」
○○「あらぁ?大丈夫かよこれ・・・」
お燐「猫はかまってくれなきゃ、どこかへ行っちゃうんだよ?嫌でしょ?○○」
○○「俺に伝えてどーするんだよそんなこと!」
お燐「勿論、わたしが淋しく無いように一緒にいてもらうんだよ。ずっとね・・・」
○○「あ~どうしよう・・・そうだ!お燐!」
お燐「何?○○。今更謝っても遅いよ」
○○「これ見てください」
お燐「そ、それはマタタビ!」
○○「お燐が欲しいのは一本のマタタビですか?それとも二本のマタタビですか?」
お燐「も、貰えるんだったら全部欲しいけど・・・」
○○「正直者!じゃあこれ全部あげちゃう」
お燐「ニャ~ン♪」
○○「ガッツポーズだ!」
さとり「貴方が地上に帰ろうとしている事は知っています」
○○「知られちゃった~!?」
さとり「何故地上に戻りたがるのですか?」
○○「俺がなぜ、地上に戻りたがるか。それはな、明るい空の下に居たいからだ!」
さとり「でも、貴方も外来人の中で唯一忌み嫌われて地下に追放された人でしょう」
○○「あは~ん」
さとり「まぁ、お空と同じくらいの能力持っている人が人里にいたら大変でしょうから」
○○「なんで分かってくれねぇんだって思う時あるのよね。みんな俺の思いを感じてくれねぇんだよ」
さとり「そんなことはありません!私は貴方の事をしっかりと理解しています」
○○「外見より中身で勝負だ!」
さとり「忌み嫌らわれる気持ちがわかるからこそ、私は貴方を守りたいんです。貴方がそれを拒むなら構いません。私は嫌われるのには慣れてますから・・・」
○○「さとり・・・」
さとり「ですから・・・ですから・・・」
○○「仲間がいて、自分がいる。分かってくれる人がいる。大丈夫、俺もさとりの気持ち、ちゃんとわかる。だからこそ、これからの人生。心で見て、心で感じていこう。さとりと以心伝心できるくらいに」
さとり「○○さん・・・!」
○○「俺について来い!!」
最終更新:2015年08月23日 14:35