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咲夜編
レミリア「ねえ○○、結婚式は2週間後で構わないかしら」
○○「ああ、構わないよ」
レミリア「いよいよね2週間後が楽しみだわ」
咲夜「‥‥‥‥‥‥(○○さん)」
レミリア「咲夜、結婚式の準備を頼むわね」
咲夜「‥‥‥‥‥‥(くっ)」
レミリア「どうしたの?咲夜」
咲夜「‥‥‥‥ぃゃょ」
レミリア「なんて言ったの?声が小さくて聞こえなかったわ」
咲夜「イヤだって言ったのよーーーーー!!」
レミリア「なんですって!咲‥」
咲夜「フッ(時よ止まれ)」
咲夜「フフフッ時が止まった世界では○○さんは私だけのモノよ」
咲夜「お嬢様いえレミリア‥‥‥貴方が○○さんを好きになり恋人同士になった時から
仕える相手ではなく憎むべき相手となったわ‥‥‥」
咲夜「○○さんのファーストキスを奪ったと思っているでしょう?」
咲夜「残念ね、貴方が○○さんとキスをする瞬間に時を止めて私が○○さんと初めてのキスをした」
咲夜「○○さんといつもベッドで一緒に寝てると思っているでしょう?」
咲夜「残念ね、いつも時を止めて貴方をベッドから追い出して私が○○さんと一緒に寝ていたのよ
貴方は床でさみしく一人で寝ていたの」
咲夜「○○さんとデートして楽しいと思っているでしょう?」
咲夜「残念ね、いつもデートの出発前に時を止めて○○さんをおんぶして二人だけでデートしていたの
時を止めていたから○○さんは喋ってくれなかったけど楽しかったわ
いつも貴方は私の後でデートしていたの、この事を知っても楽しいと思えるかしら」
咲夜「この時が止まった世界で○○さんと結婚して暮らしていく事に決めたわ」
咲夜「その気になれば死ぬまで時を止めていられるのよ、さあ○○さん今すぐ結婚式を始めましょう」
レミリア「‥夜、イヤとはどういう意味よ‥‥って、咲夜どこに行ったの?○○もいなくなってる」
それから咲夜の部屋のベッドで○○は死体で発見された、死因は心臓をナイフで一突きだった
それと○○の隣に老婆の死体があった、最初は誰なのか分からなかったが机に日記帳があり
最後のページにはこう書かれてあった
咲夜50年10月8日
時が止まった世界で○○さんと夫婦になって50年が過ぎようとしている。
○○さんが喋ってくれないのは残念だったが仕方が無い。
だがそろそろ限界にきていた、私の命も後少しで終わる。
私が死ねば時は動き出す、○○さんはレミリアのモノになってしまう。
そんな事はさせない絶対に!!
そして良い名案を思いついた、私と○○さんとで新しい世界に行けばいい。
先に○○さんには新しい世界に旅立ってもらおうと思う、このナイフで。
○○さんが旅立った後で私も旅立つ事になるだろう、今度の世界では○○さんも喋ってくれるだろう。
時が止まった世界は50年で終わったが今度の世界は永遠に終わらないだろう楽しみだ。
この日記帳を読むであろうレミリアに一言だけメッセージを残す。
「ざまあみろ」
美鈴編
魔理沙「おい美鈴、○○と霊夢を助けに来たぜ!」
美鈴「助けに来た?ここは○○さんの家ですよ、私は紅魔館の門番をやめて
○○さんの家に永久就職したんですよ門番として」
魔理沙「おまえが○○の家に勝手に上がりこんで○○を監禁してるって有名だぜ」
美鈴「誤解ですよ私は門番をして○○さんを他の女から守っているんです」
魔理沙「何故そんな事を?」
美鈴「○○さんが私の門番の仕事を褒めてくれたんです、今まで誰も褒めてくれなかったのに
だから○○さんだけの門番になって○○さんにもっと褒められたくなったんです」」
魔理沙「紅魔館じゃ居眠りしてサボってたクセに褒められようなんて」
美鈴「理由はそれだけじゃありませんよ、私が○○さんを愛しているからです
だから私だけのモノにしたい、他の誰も近付けさせたくない
私が門番をしてるかぎり絶対に誰も門を通さない」
魔理沙「狂ってるぜ、おい霊夢はどうした」
美鈴「門を通ろうとしたので撃退しましたよ」
魔理沙「撃退だって!霊夢は今どこにいる!!」
美鈴「巫女は食べてもいい人類です、この意味が分かりますよね」
魔理沙「て、てめえーーー!よくも霊夢をーーー!!」
美鈴「無駄ですよ私は永琳さんの薬物投与で強化されてます、今の私なら鬼にだって勝てます」
魔理沙「嘘だ永琳が協力するなんて」
美鈴「断れば迷いの竹林に住む兎を皆殺しにすると言ったら協力してくれましたよ」
魔理沙「協力じゃなくて脅迫だろうが!美鈴、許さねえーーー!!」
バキーーーーッ、グシャーーーーッ
魔理沙「ぎゃーーーーーーーっ」
美鈴「だから無駄だって言ったのに死んでしまいましたね」
美鈴「どうでしたか○○さん私の門番としての仕事を見てくれましたか、ロープで縛られていても見えていた筈です」
○○「美鈴どうしてこんな事を」
美鈴「ロープで縛ったのは麗夢さんに止めを刺そうとした時に邪魔しようとしたじゃないですか
いくら○○さんでも私の門番の仕事の邪魔をしたら許しません」
○○「そうじゃなくて、麗夢に続き魔理沙まで」
美鈴「彼女達が悪いんですよ門を通ろうとするから」
○○「おまえは頭が病気なんだ、門番の仕事はやめろ!」
美鈴「病気じゃないですよ、○○さん私を心配してくれてるんですね優しいんですね
ますます好きになりましたよ」
○○「美鈴‥‥‥おまえ‥‥もう‥‥」
美鈴「見てて下さい私の門番の仕事を、誰も門を通しません誰もハハハハハハハッ」
それから2ヶ月後に八雲紫、レミリア・スカーレット、八坂神奈子、伊吹萃香の4人が○○を救出すべく美鈴に戦いを挑んだ
いくら薬物投与で強化されていても、この4人を同時に相手をして勝てる訳もなく美鈴はこの世から消された
しかし○○の家の中を探しても○○は見つからなかった、見つけた日記帳を調べてみると
1ヶ月前のページで、こんな事が書かれてあった
幻想□□年9月1日
今日、○○さんが門から外へ出ようとしたので理由を聞いたら「もう耐えられない」と言ってきた。
私が門番の仕事で無理をしているのと勘違いしてるのだろう、無理してるのを見るのが耐えられないなんて
なんて優しい人なんだろうと思った。
私は○○さんに『門の外に出てはダメです、○○さんに近づく連中が沢山いるから危険です』と言ったのに
○○さんは私を無視して門の外に出ようとしたので動きを止めようと軽く攻撃した。
○○さんはフッ飛んで倒れた、それから二度と立ち上がる事は無かった‥‥‥どうやら殺してしまったらしい。
私は○○さんの事を愛していたが彼を殺しても悲しみも罪悪感も無かった。
私は門番の仕事をしただけなのだ、○○さんでも例外ではない。
私が門番をしてる限り私の許可なく入る事も出る事も許さない。
○○さんは死んでしまったが私は○○さんの家の門番の仕事をやめたりしない、天国にいる愛する○○さんに
私の門番の仕事を見てもらうのだ。
天国にいる○○さんに見守られながら私は門番の仕事を続けよう死ぬまで。
薬物投与で強化された私は幻想郷最強だ、敗北はない敗北して死ぬなんてありえない。
1人で勝てなかったら束になって来るがいい侵入者共ハハハハハハハッ。
小悪魔「どうしたんですか?パチュリー様、凄く嬉しそうですが」
パチュリー「嬉しいに決まってるじゃない、私は○○の恋人になったのよ」
小悪魔「そんなに嬉しくされるとは思いませんでした」
パチュリー「ライバルも沢山いたしね、彼女達に勝ったのも嬉しいわ」
小悪魔「この『恋人争奪戦!必勝法』のおかげですかね」
パチュリー「この本を読んでなかったら無理だったかもしれないわね、この本に書かれてる事は正しかったわ」
小悪魔「でもこれからですよね」
パチュリー「そうね恋人同士になった後の方が大変だと『恋人関係の難しさ』にも書かれてあったしね」
小悪魔「パチュリー様‥‥‥」
パチュリー「でも大丈夫よ、この『彼氏は私だけの永遠のモノ』に書かれてる事をすれば問題ないわ」
小悪魔「応援していますパチュリー様」
パチュリー「いつだって本に書かれてる事は正しいのよ間違いはないわフフフフフフッ」
レミリアの部屋
レミリア「今度は美鈴が?」
咲夜「はい何者に襲われたみたいです命に別状はありませんが、しばらくは動けないでしょう」
レミリア「幻想郷の住人が襲われる事件が多発してるけど、ついに紅魔館からも被害者が出るなんて」
咲夜「いつも後から襲われているので被害者達は犯人を見ていないそうです、目撃情報もありません」
レミリア「いったい誰なのこんな事をするのは!」
咲夜「それと襲われたのは全員女性という共通点が」
図書館
パチュリー「話って何なの○○?」
○○「物を運んでる時に俺は見てしまったんだパチュリーが美鈴を襲う所を」
パチュリー「そう‥‥見ていたの‥‥‥」
○○「もしかして最近の事件は全てパチュリーの仕業なのか?」
パチュリー「見られてしまったら誤魔化す事は出来ないわね、その通りよ」
○○「どうしてこんな事をするんだ」
パチュリー「貴方を私だけの永遠のモノにしたいからよ、だから浮気対象の存在や貴方を寝取りそうな存在は
絶対にいてはいけないの!排除しないといけないの!この『彼氏は私だけの永遠のモノ』にも
そうしなければ貴方を永遠のモノには出来ないと書かれてあったのよ!!」
○○「本に書かれてる事を信じるのか?」
パチュリー「本に書かれてる事は全て正しいのよーーー!絶対に間違いなんてないわーーー!
いくら○○でも本の事を否定したら許さないわよーーーー!!」
○○「だからって、みんなを襲うなんて」
パチュリー「全ては私達の為なのよ!フフフフフフッ、ヒャハハハハハーーーーッ!!」
○○「パチュリー‥‥‥もう君には付いていけないよ‥‥‥別れよう‥‥‥‥‥」
パチュリー「ふーん‥‥‥そうなんだ」
○○「何を落ち着いているんだ?怒り狂うと思ったのに」
パチュリー「こういう状況になった場合の最終手段も書かれてあったのよ『彼氏は私だけの永遠のモノ』にねえ‥‥‥」
○○「最終手段だって?」
パチュリー「貴方を殺せばいいんだって、そうすれば私だけの永遠のモノになるって書かれてあったの
この本は本当に素晴らしいわ!頼りになるわ!貴方よりもねえ○○ーーーッ!ヒャハハハハハーーーーッ!!」
○○「パチュリー!」
パチュリー「死ねーーーー!永遠に私のモノになれーーーー!!」
○○「やめろーーー!!」
パチュリー「ぐぎゃあっ」
○○「こ、小悪魔」
小悪魔「ご、ごめんなさいパチュリー様‥‥‥○○さんを死なせたくなかったんです‥‥‥
パチュリー様に、これ以上の罪を犯して欲しくなかったんです‥‥‥‥」
パチュリー「こ‥‥小悪魔‥‥‥わ、私は本に‥‥か、書かれてる事を‥‥や、やろうとしただけなのに‥‥‥うっ」
小悪魔「わ、私‥‥パ、パチュリー様を殺してしまったーーーー!うわあーーーーん!!」
○○「小悪魔‥‥ありがとう‥‥‥それとゴメン‥‥俺の為にパチュリーを殺させて‥‥‥」
小悪魔「い、いいんです‥‥わ、私も○○さんが好きだったから‥‥好きな人を死なせたくなかったからーーーー!!」
○○「小悪魔‥‥‥‥」
事情を聞いたレミリアは激しく動揺したが小悪魔には何も言わなかった
○○は小悪魔と恋人同士になった、彼には小悪魔に対する罪悪感があったのかもしれない
恋人同士になったのは小悪魔に対する罪滅ぼしだったのだろう
しかし○○に尽くす小悪魔と接する内に心から彼女を愛するようになった
それから二人は結婚し死ぬまで幸せに暮らした
そして小悪魔の死後、遺品整理中に小悪魔の日記帳が発見された
日記帳を読んでみると、そこには恐ろしい事が書かれてあった
日付けは○○と小悪魔が恋人同士になった日である
幻想□□年10月8日
ついに○○さんが私のモノになった、全ては計画通りになった。
パチュリーの見える所に『彼氏は私だけの永遠のモノ』を置いておいて読ませたのは私だ。
あの『彼氏は私だけの永遠のモノ』は読んだ多数の読者が事件を起こした事で発禁処分になった本なのだ。
図書館に引き篭もってたパチュリーには外世界の本の発禁処分等は分からなかっただろう。
当然あの本を読んで彼氏を永遠のモノになんて出来ない。
この本を読ませてパチュリーに事件を起こさせる、そして○○さんに物運びを頼んで誘導し
パチュリーの事件現場を目撃させる。
後はパチュリーに最終手段を実行させて私が○○さんを助ける、ついでに邪魔なパチュリーを始末する。
パチュリーを殺させた事で私に罪悪感が出来た○○さんは私の恋人になってくれた。
本当に何もかも計画通りだ。
書いてる事が正しくない本、間違ってる本も存在するのにバカな女ねパチュリー。
地獄で私と○○さんを見てるがいいわ、それより本を見ていた方が貴方にとっては幸せかしら。
地獄に堕ちた雌豚が本を見せてもらえるとは思えないけどねえキャハハハハハーーーー!!
フランドール編
想□□年8月20日に○○という名の青年が幻想郷に幻想入りして来た
彼はここが何処だか分からなかったので情報を得る為に歩く事にした
それから彼は人里、森、山などを歩き回ったが誰にも出会わなかった
彼は、ここが死んだ世界の様に思えてきた
そんな時に洋館を発見した彼は、調べる為に中に入って行くのだった
やはり人はいないようだった
彼は、ある部屋から手紙を発見した
霊夢へ
私は後悔しているわ、こんな事になるならフランをずっと地下室に閉じ込めておくべきだった。
すでにパチュリーも咲夜も美鈴も小悪魔も妖精メイド達もフランに破壊されてしまったわ。
紅魔館の身内には手を出さないと思っていたんだけど甘かったわ。
この館で生きているのは私と◎◎の二人だけになってしまった。
聞く所によると◎◎と仲がよかった魔理沙、にとり、
アリス、慧音、
チルノが行方不明になったそうね
おそらく生きてはいないわ、フランに破壊されたんだと思う。
あの子は◎◎を自分だけのモノにしたいのよ、だから◎◎と仲がよかった相手は全て破壊するつもりよ。
いえ仲がよかった相手だけでなく、これから仲良くなるかもしれない相手は全て破壊するでしょう。
でも◎◎が、これから仲良くなる相手なんて分からない、なら方法は一つだけ‥‥‥恐ろしいわ
そう、◎◎以外の全てを破壊する、自分と◎◎だけになればいいと考えている。
このままじゃ幻想郷の住人が全滅してしまうかもしれない、だから私は命を賭けてフランを妹を止めるわ。
もし失敗した時は貴方の手でフラン
手紙はここで終わっていた、どうやら途中までしか書けなかったらしい
それから別の部屋で日記帳を発見した
げんそう□□ねん8がつ10にち(○○が幻想入りする10日前である)
ついにすきまようかいをこわすことができた、けっこうくろうしたけどこれで
げんそうきょうには◎◎とわたしだけしかいないことになった。
ようかい、かみ、にんげん、ようせい、しなないひと、ぼうれい、てんにん、えんま、だれひとりとしていない。
おねえさまのときは、てがみをかいてるときにうしろからこわした、あっけなくてつまらなかった。
これで◎◎のはなしあいて、◎◎のせわをするあいて、◎◎とあそぶあいては、わたしだけになった。
これからは◎◎とはなしをたり、せわをしたり、あそんだりするのがいそがしくなるから
にっきをつけるのはきょうでおわりにしよう、つまんなくなってきてたし。
さようならにっきちょう
この日記帳を読んだ時、○○は背筋が凍り恐怖した、逃げ出したくなった
この洋館の出口に向う途中に彼はドアが開いてる部屋の中を見てしまった、見てはならないモノを見てしまった
◎◎が首を吊って死んでいたのだ、そして傍に「みんなごめん俺のせいで」と書かれた紙を見つけた
その時、後からギィーーッと音がして、○○が閉めた筈のドアが開いた
フランドール「お兄ちゃん誰?もしかして幻想郷に新しく来た人なの?」
○○「うっ、うわーーーーーーっ!」
フランドール「◎◎が動かなくなっちゃったの」
フランドール「だから代わりにお兄ちゃんが私と遊んでよ」
○○「ヒッ、ヒーーーーーーッ!」
フランドール「この幻想郷には私達二人しかいないんだよ、だから仲良くしようよ」
○○「た、助けてくれーーーー!!」
フランドール「えいっ」
○○「‥‥‥‥‥‥‥」
フランドール「あっ、壊しちゃった‥‥お兄ちゃんが悪いんだよ逃げようとするから
また私だけになっちゃったけどまあいいか、幻想入りする人はこれからもいるだろうし
ハハハハハハハハッ」
レミリア編
紅魔館屋外
レミリア「月が綺麗ね○○‥‥‥」
○○「そうだね‥‥‥」
咲夜「お嬢様、○○さん紅茶をお持ちしました」
レミリア「ありがとう、さあ貴方も飲みなさい○○」
○○「レミリア、俺も何か仕事とかしなくていいの?」
レミリア「今の貴方の仕事は私の傍にいる事よ」
○○「レミリアの為に何か仕事がしたいよ、だって俺はレミリアの眷族なんだし」
レミリア「‥‥‥‥‥‥」
図書館
咲夜「パチュリー様‥‥‥どうしてこんな事になったんでしょう‥‥」
パチュリー「こんな事って?」
咲夜「お嬢様は何故、恋人だった○○さんを眷族に?」
パチュリー「怖くなったのよレミィは‥‥‥○○がいなくなってしまう事が
○○が他の女を好きになって自分から離れていく事が」
咲夜「お嬢様の眷族になれば、問題は解決できると思いますが、恋人と眷族では立場が違うのでは」
パチュリー「レミィも、それは分かってるでしょうね‥‥‥だから○○に対しての絶対命令は‥‥‥」
1 主人に対して名前は呼び捨てで呼ぶ事
2 主人に対して敬語は禁止
3 主人以外の女を好きになってはならない
4 主人の許可なく紅魔館を出てはならない
パチュリー「主人を愛する事は命令していないわ、恋人の愛と眷族の愛は違うと分かっているのよ」
咲夜「眷族になったとしても、○○さんに傍にいて欲しいんですね」
パチュリー「でも今、○○を眷族にした事を後悔してるわよレミィは」
咲夜「そうですね‥‥‥○○さんを眷族にしてから、お嬢様の笑った顔を見ていません」
パチュリー「でも、それをレミィは口に出して言わないでしょうね‥‥‥変にプライドが高いし」
咲夜「お嬢様‥‥‥‥」
客間
紫「ねえレミリア、○○さんを自分の眷族にした事を後悔してないの?」
レミリア「してないわよ、これで○○は私だけのモノのなったんだから」
紫「‥‥‥‥‥‥」
レミリア「そんな事を言いに来たの?」
紫「もし○○さんを人間に戻せるとしたらどうする?」
レミリア「‥‥‥‥‥‥」
紫「レミリア?」
レミリア「ひ、必要ないわ!紫、余計な事したら怒るわよ!」
紫「それ、本気で言ってるの?」
レミリア「あ、当たり前じゃない!話が済んだなら帰ってよ!」
紫「はいはい(素直じゃないわね‥‥‥)」
その晩、○○の部屋
○○「さあレミリアの部屋に行かないと」
紫「こんばんわーーー」
○○「貴方は確か‥‥‥」
紫「永遠の美少女ゆかりん17歳参上!」
○○「‥‥‥‥‥‥」
紫「あの‥‥‥憐んだ目で私を見ないで貰えるかしら」
○○「何か御用ですか?俺はレミリアの部屋に行かないと‥‥‥」
紫「つべこべ言わず、私と来なさい!レミリアは素直じゃないから強行手段を取るわ!」
○○「ち、ちょっと!うわっ」
永遠亭
紫「永琳、○○さんを連れて来たわよ」
永琳「お疲れ様ね紫、さあ○○さん貴方を人間に戻すわ」
紫「永琳が貴方を人間に戻す治療薬を開発したのよ、これで貴方は‥‥‥○○さん?」
○○「‥‥‥‥‥‥」
グシャッ
紫「自分の心臓を拳で!」
永琳「キャアーーーーッ!○○さん!!」
紫「ま、まさか!許可なく紅魔館の外に出る事も禁じられていた!!」
紅魔館
レミリア「眷族が主人の命令を破ったら、自らの命を断つのが眷族と言うモノよ‥‥‥
これで本当に○○は私だけのモノになったわ‥‥‥‥」
パチュリー「レミィ、素直になりなさい‥‥泣いていいのよ」
咲夜「そうです!お嬢様!」
フランドール「そうだよ!お姉さま!愛する人が死んだんだから泣きなよ!」
美鈴「私達も泣きますから!一緒に泣きましょう!」
レミリア「あ、貴方達‥‥‥う、うわーーーーん!○○ーーーー!○○ーーーー!!」
1ヶ月後、紅魔館
咲夜「お穣様、お客様です」
紫「1ヶ月ぶりかしら」
レミリア「‥‥‥‥‥‥」
紫「私が許せないかしら?○○さんを連れ出した私が」
レミリア「いいえ、許せないのは自分自身よ、全て私の責任だわ」
紫「そう」
レミリア「今度はそんな事を言いに来たの?」
紫「もし○○さんが生まれ変わって、再び貴方と出会い恋人同士になったら
また貴方は○○さんを眷族にするかしら?」
レミリア「しないわ絶対に!もうバカな真似はしない!」
紫「バカな事だったって認めるんだ」
レミリア「○○の事を信じるべきだった!○○が他の女を好きになるなんて
考えるんじゃなかった!」
紫「じゃあ今度、○○さんと再会したら?」
レミリア「心から謝るわ、許してはもらえないけど」
紫「それだけ?」
レミリア「私に資格は無いでしょうけど、また恋人にして欲しいわ、しては貰えないと思うけど」
紫「だそうよ○○さん」
レミリア「えっ」
○○「レミリア」
紫「貴方の眷族は頑丈なのね心臓を少し傷付けただけだったの、心臓の傷を治してから
治療薬で○○さんを人間に戻したわ」
レミリア「○○‥‥‥う、うわーーーーん!ごめんなさい○○!!ごめんなさい○○!!
私が眷族にしたばっかりに!うわーーーーん!!」
○○「いいんだよレミリア、いいんだ」
レミリア「○○!私に資格は無いかもしれないけど、また私の恋人になってくれる!
私、何でもするからーーーー!!」
○○「またって、すでに恋人同士じゃないか俺達は」
レミリア「○○!ありがとう!!」
紅魔館屋外
レミリア「ひさしぶりね、二人で月を見るのは‥‥‥」
○○「綺麗な月だよ‥‥‥レミリアには負けるけど」
レミリア「‥‥‥‥‥‥(赤面)」
咲夜「お嬢様、○○さん紅茶をお持ちしました」
レミリア「ありがとう、さあ飲みましょうか○○」
○○「レミリア、俺も何かする事ないかい?」
レミリア「貴方が傍にいてくれるだけで私はとても幸せなのよ」
○○「レミリアの為に何かしてあげたいんだ、だって俺はレミリアの恋人だろ」
レミリア「そうね考えておくわ」
紅魔狂 完
最終更新:2010年10月13日 00:21