紅魔館 フランドールの部屋

咲美「お嬢様、紅茶が入りました」
フラン「ありがとう咲美」
咲美「いよいよ今日ですね」
フラン「ええ長かったわ、この日をどれだけ待った事か」
咲美「何時、○○様の所へ参りますか?」
フラン「この紅茶を飲んだ後よ、ひさしぶりに○○に会うのが楽しみだわ」

地下室

フラン「ひさしぶりね○○、会いたかったわ」
○○「フ、フラン‥‥‥そっちの人は咲夜さんに似てるけど」
フラン「貴方の世話は妖精メイド達にやって貰っていたから会うのは初めてね、自己紹介しなさい咲美」
咲美「初めまして○○様、紅魔館メイド長の十六夜咲美と申します」
○○「十六夜咲美?」
フラン「咲夜の子孫よ」
○○「子孫?」
フラン「貴方がここに閉じ込められてから495年も経ってるのよ、人間の咲夜はもう死んでるわ」
○○「じゃあ、レミリアパチュリーは美鈴は小悪魔は?」
フラン「パチュリーは100年前に病気で、美鈴は300年前に侵入者と戦って、小悪魔は250年前に寿命で死んだわ」
○○「そ、そんな!じゃあレミリアは?」
フラン「494年前、つまり貴方を地下室に閉じ込めてから1年後にお姉さまは貴方を助けようとしたの
    その時に私と戦って‥‥‥死んだわ」
○○「レミリアはフランのお姉さんじゃないか!どうしてなんだ!」
フラン「仕方ないじゃない私の邪魔をしようとしたんだから、当時はお姉さまを破壊しても何とも思わなかったけど
    今なら、悪い事をしたと思ってるわ」
○○「今ならって‥‥‥」
フラン「あれから495年も経ってるのよ私も精神的に成長はしたわ、喋り方も変わったでしょう」
○○「じゃあ俺を眷族にして495年間も地下室に閉じ込めた事も悪い事だと思ってるのか?」
フラン「それは正しい事をしたと思ってるわ、恋人の貴方に私の苦しみを知って貰いたかったの
    495年間も地下室に閉じ込められた私の苦しみをね」
○○「苦しみだって‥‥‥」
フラン「お姉さまは恋人同士というのはお互いの事を理解し合う事が大事だって言ってたわ
    だから○○に私の全てを理解して欲しかったの、全ての中には当然、苦しみも入ってるわ」
○○「人間は495年も生きられない、だから俺を眷族にして地下室に閉じ込めたのか何の説明もなしに」
フラン「私も閉じ込められた時はお姉さまから何の説明もされてないわ、同じ条件にしないと」
○○「495年間も閉じ込められて、俺のフランへの気持ちが愛から憎しみになるとは思わなかったのか?」
フラン「私が憎いかしら?」
○○「495年間も閉じ込められて憎まない奴はいないさ」
フラン「それでいいのよ、私も495年間も閉じ込められた時はお姉さまを憎んだわ、その後で仲直りした
    その時は嬉しかったわ、その嬉しかった気持ちも○○に知って貰いたいのだから予定通りよ」
○○「フランお前は‥‥‥」
フラン「○○、今は私を憎みなさい、そして何時か仲直りしましょう」

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最終更新:2010年10月13日 00:46