「あっ!○○~!」
あたいは○○を見つけた。
○○に会うといつもうきうきするんだ。
「ねぇねぇ?それなに!なにしてんだ~!?」
「
チルノ、落ち着けって。これは釣りだよ、魚釣ってるんだよ」
「ふ~ん、楽しいの?」
大きな湖にぽつんと○○が座って棒をもってる、魚かー。
「でかい?○○はこのみずうみのぬしを釣るんだね!」
「釣れるか!晩飯程度でいいんだよ」
○○はまた棒を持ったままじっとしてる。
とてもつまらない。
「まぁ○○、ひまー」
「あー、チルノじゃそうだろうなぁ…じゃあ話でもするか」
「うん!○○の話は面白いから好きだ!」
そういって○○はドキドキするような話やハラハラするような話をしてくれる。
でも○○のそばにいるのが一番ドキドキしたりするんだ。
あたいは大ちゃんと一緒にかくれんぼしていた。
あっ!大ちゃん見つけた!
さすがあたい!大ちゃんなんてすぐ見つけられる!やっぱりあたいは最強ね!
大ちゃんが○○と話をしていた。
大ちゃんはすっごく嬉しそうだった。
○○もすっごく笑ってた。
あいたは、なんかへんだった。
なんとなく○○をけとばしておいた。
すっとした。
「おーい○○~!なにしてんだ~!」
○○が一人で歩いていたのですぐに見つけた。
さすがあたいだ、○○なんてすぐ見つかる。
「チルノか、見て分からんのか、歩いてるんだよ」
「ふ~ん。なぁ○○遊ぼう!」
そういうと○○はハの字にしてる。
「そろそろ夕刻だろうが、暗くなる前に帰るんだ。俺は人間だからな襲われちまうだろうが」
そっか○○はよわっちいからね、しょうがないなぁ。
「じゃああたいが家までおくってやるよ~!」
あたいは○○の背中にとびついた。
「うわっ…と。はは、しょうがねぇなぁ」
そういって○○は笑った。
なんかすごく嬉しいからぎゅっとした。
目が覚めるとあたいは○○のことをかんがえる。
今日は○○と会えるかな?
今日はなにしよう?
そうだ大ちゃんと一緒に○○とあそぼうか?
…やっぱり大ちゃんはダメ。
あたいと○○がいい。
大ちゃんは大ちゃんで○○と会えなかったら大ちゃんとあそぼう。
大ちゃんがみつからない。
おかしいなぁ。
今日は大ちゃんとあそんだ。
大ちゃんが○○の話をする。
○○さんはやさしい。
大ちゃんが○○の話しかしない。
大ちゃん…
あたいはかえるを凍らせる。
カチンコチン。
水の中に投げる。
たまに解けたかえるがすぃーと泳いでく。
当たりだった。
今日は調子がいい。
これで2匹目だ、さすがあたい!
○○と会うとなんかへんになる。
でも嬉しいからイイコトなんだと思う。
「ねぇ○○、あそぼう!なにしようか?」
「そうだなぁ…チルノは大ちゃんと遊ばないのか?」
「むぅー、大ちゃんはしんゆうだ!○○が大ちゃんとあそぶなんてごんごどーどんだ!」
「言語道断な」
「むぅぅうう」
○○が大ちゃんのことをいうのは、なんかいやだ。
あたいは大ちゃんをさがしてる。
今日はだんまくごっこしたい。
ぜんぜんみつからない、おかしいなぁ。
あっ!
「○○!お~……」
大ちゃんと○○がいっしょにいる。
○○が笑ってて大ちゃんがわらってて、あたいはへんになった。
さいきん大ちゃんがいない。
さがしてるのにみつからない。
おかしいなぁ。
凍らせたかえるがじめんに落ちてくだけた。
さっきからかえるがくだける、ちょうしがわるい。
大ちゃんはみどりいろしたかえるみたいな髪だから、かえるみたいにすぐにみつかるのにみつからない。
みつからないからさがすんだけど、いつも大ちゃんみたいなかえるがいつもいる。
あのかえるも凍らせればいいのかな。
○○に会いにいったのにかえるがいる。
○○のそばに行きたいのにかえるがいるから行きたくない。
かえるが邪魔なんだ。
かえるは凍らせよう。
あのかえるも解けたらうごきだすのかな。
うごくとまた○○のそばに行くからいやだな。
解けない氷がつくりたいな。
○○のそばにかえるがいない。
「○○!」
あたいは○○にだきついた、うれしくてたまらない。
「お、チルノ。最近どうしたんだ?全然会わないから心配したぞ」
○○もあたいに会いたがっていた!
ずっと○○がいっしょにいればいいのに。
「大ちゃんも最近チルノに会えないって寂しがっていたぞ?」
またあたいはへんになった。
「いてっ!なにすんだ!」
しらない、あたいじゃないよ?
大ちゃんはどこにいるんだろう?
そのうち会えるよね?
さびしいから○○をさがそう。
あたいは○○をさがす、さがす、みつからない、どこだ?
いた!
さすがあたい!最強ね!
かえるがいた。
またかえるが○○といっしょにいる。
だめだ、へんになる、あのかえるはあっちにいけ。
かえると○○がはなれていく、かえるは凍らせよう。
きっとそれがいい。
「チルノちゃん!もうずっと探していたんだよ!○○さんには会ってたってどういうことなの!?」
あたまがぼーっとする。
はぁはぁ
かえるがうるさい。
はぁはぁ
くらくらする。
はぁはぁ
「チルノちゃん?どうしたの?具合悪いの?大丈夫!?」
げこげこ鳴くからこおらせよう?
かえるかえるカチンコチン、このかえるは当たりかな?
はぁはぁ
ちからがはいらない、でもぜんぜんだいじょうぶ、さいきょうだから。
「チル…のちゃ…!?やめ…!どうし…!?」
かえるがげーこげーこ、鳴いてるよー。
はぁはぁはぁ
やめて!チルノちゃん!なんで!
はぁはぁはぁ
にげるよかえる、おにごっこはとくいなの、にがさないよーかえる。
ち…る……ちゃ……
はぁはぁはぁ
さすがあたい、さいきょうね。
ほら、カチンコチン。
つめたい氷、おおきな氷、ぼーっとするあたまを冷やしてくれる。
うん、あたいはだいじょうぶ。
みて!みて!大ちゃんすごいよ!あたいこんなにおおきなかえる凍らせたよ!
ほら!
大ちゃん!大ちゃんがこんなにカチンコチンだよ!
あはは
あーうれしいな
とってもへんなかんじ、めがみずのなかだよ
だいちゃんはどこだろう、こんなにおおきなかえるは見せてあげないと
「チルノ?なにやってるんだ?」
なんだかきゅうにドキっとした。
うしろに○○がいたんだ、○○!
○○だ!
「みて!ほら!大ちゃんがかえるで!かえるがカチンコチンで!こんなに大ちゃんが凍ってるんだよ!」
こんなにがんばったんだよ!
「おまえ…何してんだ!な、なんでこんな事!」
なにってかえるだよ?すごいでしょ!
「すごいでしょ!ほめていいのよ!これで○○のじゃまだったかえるは凍らせたから!」
またあたいはへんになってきた、ぼーっとする。
しってる、火のなかにいるときみたいだ。
「意味わかんねぇよ!ヤベェだろ!今すぐ助けないと…」
○○がへんだ、いつもの○○じゃないよ?
けどだいじょぶ、あのかえるはもうカチンコチンだから。
かえるがいない。
○○はあたいの。
そうだよ、○○はあたいのなんだ!
「ダメだよ!かえるはいらない!○○はもうあたいのなんだ!もうずっと、ずっとね、○○はあたいといっしょ、それがいいよ!最強なんだよ!あたいは最強だから!」
そしたら○○の顔がまっさおで、きゅうににげだしたんだ。
えへへ、鬼ごっこだね?
あたいが鬼でつかまえるんだ!
だってあたい鬼ごっことくいだもん!だって最強だから!
「狂ってる!誰かっ!チルノが狂った!誰か…誰か!」
でもにがさないんだ、ほら、にんげんのくせにニゲラレルわけないじゃない。
「これであたいの勝ちだよっ!ほらニゲチャだめだよ!」
でも○○はせなかにとびついたあたいをなげとばすと、またにげだした。
だめだよ。
○○はあたいがつかまえたんだから、うごいちゃダメなんだよ?
「が!…、い、痛いっ!足が!足が!凍って!ひぃ!ひぃいいいいいい!」
はぁはぁ
へんだなぁ、むねがへんだなぁ。
はぁはぁ
あたまもへんだなぁ
はぁはぁ
この○○は○○じゃないのかな?
○○だけど○○じゃないのはどうしてだろう?
こんなに鳴くのはかえるだよ?
はぁはぁ
かえるは凍らせて、○○も凍らせたらにげないよね?
あたいはてんさいだから、わかるよ
○○を凍らせたらつめたくてきもちいいんだろうなぁ
はぁはぁはぁ
○○がつめたくてきもちいいんだろうなぁ
はぁはぁはぁ
てんさいだなぁ
はぁはぁはぁ
さすが…あたい…
「うふふふふ、○○?○○がずっといっしょだよ?うれしいなぁ、大ちゃんもいっしょでうれしいなぁ」
「つめたいなぁ、きもちいいくらいつめたいよ?大ちゃん」
「でもさいきん、○○も大ちゃんもしゃべらないんだ」
「○○と話したいなぁ、大ちゃんと話したいなぁ」
「どうしたらいいんだろう」
「そうだ!みずのなかにいれればうごきだすんだっけ!」
「さっすがあたい!てんさい!」
「うごかなかったら、またあたらしい○○を凍らせて、みずのなかにいれよう!」
「さっすがあたい!てんさいね!」
最終更新:2011年03月04日 00:58