西行寺幽々子編

白玉楼

幽々子が落ち着こうともせず、夕食の準備が出来るのを待っていた

幽々子「ねえ妖夢、ゴハンまだ~~~」
妖夢「お待たせしました、準備が出来ました」
幽々子「もう、待ったわよ」
○○「今日はいつもより早いと思うけど」

幽々子の食事の量は、ここは大食い大会の会場かと誤解してしまう程に多い
それゆえに食事の準備にも時間が掛かってしまう
これは毎日の事であった

幽々子「うん、おいしいわね○○」
○○「そうだね」
妖夢「お二人共、有り難うございます」

食事をしながら三人で楽しく会話をする、これも毎日の事であった
ちなみに○○と幽々子は恋人同士である


妖夢の部屋

食後に○○は妖夢と将棋をしていた、デートなら問題だが将棋程度なら幽々子も
「二人共頑張ってね~~~」としか言わない

妖夢「はい王手です」
○○「あーっ、今回は俺の負けだな」
妖夢「フフッ」

将棋も終わり、○○が部屋を出ようとした時に妖夢が話かけてきた

妖夢「あの○○さんが白玉楼で暮らすようになって1年経ちますね」
○○「そうだね、それくらいになるね」
妖夢「あの‥‥○○さん、幽々子様の事を恨んでいますか?」

妖夢が何故そのような事を聞くのか○○には理解出来なかった

○○「恨んでいたら恋人になんてならないよ、どうしてそんな事を?」
妖夢「○○さんが白玉楼で暮らさなければならなくなった原因は幽々子様ですよ」

そう、○○が白玉楼で暮らさなければならなくなった原因は幽々子にあった

○○「幽々子が原因?言っている意味が分からないけど」
妖夢「○○さんそれは‥‥‥いえ何でもありません、引き止めて申し訳ありません」

妖夢の言葉が少し気になったが、何故かすぐに気にならなくなった

○○「いいんだ、じゃあね」
妖夢(幽々子様‥‥‥)


場所は変わり、幻想郷のとある場所に八雲紫がいた
紫の前には墓があった、墓標にはこう刻まれていた

○○の墓

紫(幽々子‥‥貴方のやっている事は‥‥‥)

○○は1年前に死亡していた、死亡して幽霊となっていたのだ


白玉楼 幽々子の部屋

幽々子は自分の部屋で日記を書いていた


11月6日

今日も何時もと変わらない幸せな日だった。
でも、この幸せな日々を手に入れる為に私は○○を死を操る能力を使って絶命させた。
それだけじゃなく幽霊となった○○を幽霊を操る能力で白玉楼に誘導したのだ。
○○の生前から私は彼の事が好きだった、でも○○は私の事を何とも思っていなかった。
けれど私はどんな事をしてでも、○○を私だけのモノにしたかった、たとえ○○の命を奪ったとしても。
○○が幽霊になれば、私の能力で好きに操る事が出来る、体だけではなく心も操れる。
○○が白玉楼から外に出ないようにして、私を愛するようにもした。
○○自身は何も気付いていない、自分が死んだ本当の理由にも、私に操られている事にも。
この事を誰かに言われたとしても、○○は信じないようにしてあるので問題もない。
何時か閻魔様の世話になる時が来たら、私は確実に地獄行きになるだろう。
でもその時は○○も一緒に地獄に行ってもらおうと思う、だって1人じゃ寂しいし。


○○「幽々子、来たよ」
幽々子「あっ、○○ちょっと待ってね」

日記を書き終えたと同時に○○が部屋の外から声をかけてきた、幽々子は日記を秘密の場所に隠した

幽々子「お待たせ○○」
○○「じゃあ今日は何もせずに寝ようか、眠たいしさ」
幽々子(残念ね、私が満足するまで眠たくても眠れないように操らせてもらうわ)

幽々子は何時もと同じく○○の心を操るが、○○は何も気付かない

○○「あの‥‥‥幽々子、やっぱり寝る前にいいかな」
幽々子「もう~~○○ってHね~~~、いいわよ~~そのかわり私を満足させてよね」

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最終更新:2011年03月04日 01:09