依存系ヤンデレの神髄…未だにわからぬ…
みなさんの意見を聞かせてほしい…

↓は依存と関係ないけど、お目汚し失礼

「え…?」

目の前にいるのは、フラン
右を向くと、フラン
左を向くと、フラン
後ろを振り向いた、フラン

四つの足音が同時に響く
カツン、カツン、カツン、カツン
おみやげに持っていたケーキの箱が、手と連動して揺れている

「ねぇ」
前のフランが、言う
「○○は」
右のフランが、言う
「私のこと」
左のフランが言う
「好きだよね?」
後ろのフランが言う

前のフランはピンクの帽子
右のフランは白いカチューシャ
左のフランは月飾りの帽子
後ろのフランは緑の帽子

みんながみんな血塗れで、吐き気を催すにおいがする

「ねぇ」「ねぇ」「ねぇ」「ねぇ」
言葉がでない
言いようのない恐怖が、体をつつむ
館のホールの、俺とフラン
四人と一人、他はいない

四人に連れられ、地下に行く
抵抗する気は起きなかった
下に行くほど死臭がする
吐き気がするような、咽せるような、いやなにおいだ

巨大な地下の鉄扉を開けた
猛烈な腐臭、血濡れの床、シミのある壁

部屋に転がる四つの人形

フラン達はは俺をみた
赤くて、純粋な瞳

「俺は、フランのこと好きだよ」

前のフランがにっこり笑って、俺の首筋に抱きついた

チクリとした痛み、緩慢な喪失感
体温が抜けて、体を動かすのが億劫になってきた

意識を失う寸前のライン、歌うような声が聞こえた

「私が門を、あなたを守る。私たちの生活を邪魔する奴らを私は絶対通しはしない」

「私があなたと本を読む。たくさんある本の中で好きな本を一緒に読みましょ」

「私があなたに紅茶を入れる、あなたは私の紅茶を飲む、二人とも幸せね」

「私があなたのすべてを握る。似非なんかじゃなく本物の、運命すら逆らえない至福の時を、二人で歩む」

俺は意識を手放した





俺はおきた、甘い匂いに部屋が満たされていた
「おはよう、○○」
フランが微笑んでいた
きれいな部屋の中、俺とフランが二人きり
俺はフランを抱きしめた

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最終更新:2011年02月11日 16:49