こんな状況になったら幻想郷の病んだ嫁達はどんな行動するか?って、プロローグ的なネタを書いてみた。


一年ほど前に幻想郷に迷い込んだ青年が居た。
名前は〇〇、外界で山へキャンプへ行った帰りに幻想入りしたらしい。
幸い、人里の近くで倒れたのを保護され説明を受けた彼は幻想郷の風土や自然に魅了されしばらく逗留することを決め、里の日雇いの仕事で生計を立て気が付くと一年の時が流れていた。その一年の間、幻想郷の人々が畏敬されている神や妖怪、亡霊などと里の守護者を通して知り合った。

そんな、ある日のことー。
里の近くでまた一人の外来人が倒れていた。
その外来人は初老手前の女性だった。
里の人々はその女性も保護し里の集会場に運び、説明をしているとまた外来人が迷い込んだのを聞いた〇〇がやって来ると目を丸くし大声を出した。

〇〇「か…母さん!?何でここに!?」

〇〇母「〇〇!?〇〇なの!?まぁ貴方こそなんでここに?」
二人の再会に里人は驚き、涙を流す者も居た。
〇〇の母親は一年前に行方不明になった彼を捜索のために捜索隊と〇〇の父親と一緒に彼の居なくなった山に入り、母も気が付くと迷い込んだらしい。

里人A「〇〇、親御さんと積もる話もあるだろうし今日は親孝行してやれ。」

里人B「明日は仕事は休んで博麗の巫女の所へ行ってみてはどうだ?」

里人C「慧音先生には説明をしておいてやるから、同行してもらえ。な?」

里人達の有り難い申し出に〇〇と母親は頭を下げ、〇〇が住んでいる小屋へと向かった。
その光景を離れた所から見ている幻想郷屈指の力を持つ少女達の影がちらほらとあった。

(へぇ…あの人が〇〇の…。これは早く挨拶に行かないといけない。待っていてね?〇〇…それとお義母様。)
全員が淀んだ目と歪んだ笑顔をしていた。

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最終更新:2011年02月11日 22:07