今回は福山雅治さんの「化身」で病ませてみました。
〇〇「一人ぼっちだよ、そんな気分だよ~」
幻想郷にある人里の外れにある小屋から響く歌声。
その声の主である青年の名前は〇〇。
一年前に迷い込んだ外来人である。
只今、食事も風呂もすませ晩酌したからか少し高揚した布団を敷きながら歌っていた。
〇〇「今、聖女ように抱いてくれ~、震える体を眠らせて。遊女のように抱かせてよ~、汚れた世界を壊して。君、淑女になって口付けを~、渇いた体を濡らして。少女のような情熱で、凍えた人生溶かして夢を夢を見ましょう~……なんてな、さっさと寝るか。」
そう言って煎餅布団に入り目を閉じる〇〇
その頃、小屋の外では…。
白蓮(聖女のように…と言うとは…。そんなに欲を出してはいかんぞ〇〇?だが、仕方ないな。震えている体を私が静めてやろう。)
幽々子(遊女のようにって、〇〇ったら…あなたになら幾らでも歌や舞を見せてあげるし、もちろん同衾もしてあげるわよ。さぁ、一緒に白玉楼に行きましょう?)
紫(〇〇ったら…やっぱり私を淑女と見ていたのね。〇〇が望むなら口付けでも、それ以上のことをしてもいいわよ。渇いた体を潤してあ・げ・る【はぁと】)
魔理沙(少女のような情熱?私の情熱はかなりのもんだぞ?でもお前の人生を私が盗んででも満たしてやるからな。嬉しいだろ〇〇?)
〇〇への狂信的な愛の化身が各々に現れ毎晩、〇〇の小屋へ【夜半〇〇が寝静まった時、一方的に】会いに行っていたがー。
全員「「「「ん?…。」」」」
小屋の手前で今日は全員が搗ち合ってしまったらしい。
お互いが睨み合い、その場に静寂という恐怖の空気が流れる。
次の瞬間、夜空には煌めく弾幕を張り巡らせる四人が居た。
四人の考えは同じで一つ。「「「「〇〇は渡さない!!」」」」
四人の目は【病んだ狂信的な】愛の獣の目をしていた。
最終更新:2024年10月23日 22:19