母親は自分が生まれる前から母が強くなく
無事産めるか周囲からも危ぶまれていたらしい。
両親は出産祈願のために各方面を頼って神頼みもしたそうだ。
ある日、両親が二人で家にいるとどこからともなく声が聞こえ、
「無事に赤子が産まれるように運命を変えよう
その代わり赤子が成人したこの日に私が貰い受ける」
という要求を突きつけられ、藁にもすがる気持ちで親は認めてしまったらしい。
そして難産の末に自分は生まれたそうだが、未熟児手前ほどの大きさしかなく
成長しても虚弱だった。両親は本当に人生を全うできるか嘆いてたところ
またどこからともなく声が聞こえて
「その子が壮健で生きられる様秘薬を与えよう。その代わりその子が成人したこの日に
私の良人にする」
といわれ、両親はまたもや要求を呑んだ。
そして自分が成人した日に、両親は自分に謝罪しながらこれまでのいきさつを告白した
それを聞いた自分は恐れ戦き成人したを自室から一歩も動かず過ごした。
ただただ姿も見たことない迎えがいつ来るのか怯えながら震えていた。
そうこうしてるうちに、疲れて眠ってしまったが、目を覚ましてもそこはいつもの自分の部屋だった。
何事もなかった事を自分は両親と抱きあいながら喜びその事を里の知り合いと話した。
彼は面喰った顔しながらこういった
「そういえば、夜中にやたら激しい弾幕戦があったな」
最終更新:2011年03月04日 00:41