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疲れて帰宅すると、何やら知らない女性がリビングにいるではないか。
たいそう立派な服を来た金と黒の髪を持つ女性だ。
「あなたと私は前世で結ばれていたのです。ええ、だから今回もと言うつもりはありません。ただ、顔を見ておきたかったのです」


目が覚めた。
夢を見ていたのだろうか、帰宅してからのアレは。
色々考えていると、呼び鈴が鳴った。
「先日は、私の身内が失礼を致しました。ええ、彼女の言うことにさぞかし困惑したでしょう。何せ、あなたと付き合っていたのは私なのですから」
ゴスロリらしき服を来た女性がそんなことを言ってきた。

更にその翌日。
「こんなに夜遅くにごめんなさい。あなたの話を聞いて、いてもたってもいられなくて……」
セーラー服にキュロットの女の子だ。
彼女も、前世で自分と恋人同士だったという。

また翌日。
「また、一緒に修行しましょう?」
尼の様な格好をした女性。
彼女の頬が赤くなっている理由は、想像が付く。

その日は雨だった。
「今度は、捨てないでね?」
ぶっ飛んだセンスの傘を持つ女の子。
何でも付喪神のようなものらしく、自分は前世では彼女の持ち主だったらしい。

またその次。
「やれやれ、大分後回しにされてしまったよ。私が最初に見つけたのにな」
いかにも鼠の妖怪らしき外見の彼女。
彼女が自分を最初に発見したらしい。前世の愛がどーのこーの。


自分の前世はかなりの女たらしだったのだろうか。
そんなことを考えながら歩いていると、妖怪に攫われた。
「こうでもしないと横取りされちゃうからね」
黒髪の、よくわからんモノを背中から生やした少女。
曰わく、「私の深いところまで触った唯一の人間」らしい。
また前世か。

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最終更新:2011年03月22日 16:30