「ねえ○○、あなたは本当に帰ってしまうの?」
「本当に? 本当の本当に? 本当の本当の本当に?」
「――そう」
「そう、なのね○○。行って、しまうのね?」
――――――――――
「駄目よ○○、あなたは私のもの何だから」
「だからね、私は考えたの」
「あなたが私の眷族になれば、もうあなたは幻想の存在」
「ここで生きていくしかないわよね?」
「だけど、私は少食だからいつも仲間を増やせないの…」
「どうすれば良いか、パチェに聞いたわ」
「そうしたら、答えは単純」
『あらかじめ、対象の血を抜いておけばいい』
「安心なさい、たっぷり可愛がってあげる」
「だからね、○○」
――もう絶対放さないんだから――
最終更新:2010年08月27日 00:09