あのさ、今日実は親父が勝手に見合い相手とか嫁さん候補とか抜かして女の人を連れてきたんだが、、、
名前は夜雲蘭、だったかな。随分と珍しい名前だった。真宵家とかいう聞きなれない地域?に住んでるらしい。
昔は俺も一緒にそこに住んでたらしいけど全く以て記憶にナシ。てか当の親父ですら記憶が曖昧とかほざいてやがる。アホかっつーの。
本人はかなりの美人さんだったけど、俺なんかには勿体無いから素っ気無い態度で接してたら向こうもだんだん無口になっていってのはちょっと気まずかった。
まあ向こうもどうせ親父に半ば強引に連れてこられて不本意だったんだろうな。そりゃそうだ、俺なんかの嫁候補なんて、、自分で言ってて寒気が走ってきた。
とりあえず一週間はこっちに滞在するらしい。まあなんだそのだな、、その間色々と我慢しなければならない事もあるわけでな。。。
ゴホン、一週間経ったら今度は俺が相手方の家に滞在する手はずになっているそうで、めんどくさい事此の上無いわけよ。
黒い飼い猫がかわいいとか言ってたけど俺は猫より犬派なんだ。残念だったな。
でも彼女の地元は自然が多くて何時まで経っても飽きない所らしいんだ。都会の喧騒から離れたい気持ちもあるからそれはちょっと嬉しいな。
帰ってきたらここの皆にも自慢してやるよww
『嬉しそうで何よりです。でももうここには帰れませんし、帰しませんけどね。狐に婿取られるんですから。』
最終更新:2011年04月24日 22:19