付き合っているって言っても偶々サークルに体験入部しただけで―――。

「でも、正式に入部してくれたじゃない」「そうよね」

二人の『先輩』は笑顔で手に手を添えて僕の方に向かってくる。

先輩達の仲に僕が入るなんて無理じゃないですか―――。

「あら、面白い事言うのね○○」「私達、男の好みまでそっくりなのよ」

二人は僕の手を片方ずつ、手に取ってにんまりと嗤う。

「加えて言えば、同じ風に貴方を愛せるわ」「だから私達三人の仲に亀裂は入らないわ、安心して愛し合いましょう○○」

僕は猛烈に二人の手を振り解きたくなった。
なんだか、このままだとぼくのはんしんずつ「はんぶこ」しそうなきがして―――。

「平等に愛し合いましょう、ね、蓮子」「当たり前じゃないメリー。愛と幸せは平等に与え合うものよ」

ぼくのきもちは―――
最終更新:2011年05月06日 03:14