死が二人を別つとも
その昔、西行という僧が高野山で修行中、孤独に耐えかねてある秘術を行ったという。
それは死者を蘇らせるという忌まわしきもの。
人骨をとり集め、人型をなし、それを依り代として魂を宿らせる。
神を神とも思わぬ禁断の術。
――反魂の術
だが、西行の使った術は不完全であった。
神は死者を現世に呼び戻すことを許さなかったのだ。
蘇った人間は出来そこないの人造人間であり、
すぐに元の死体へ戻ったとも、山の奥底へ捨ててしまったとも言われている。
ある年の春、博麗霊夢に恋人ができた。
その報告は天狗によって瞬く間に幻想郷中へと広がり、人妖かまわず巻き込んだ大騒動へと発展した。
事態は中々沈静せず、最後には妖怪の賢者と当の巫女本人による有無を言わさぬ鉄拳制裁によって鎮圧された。
その後、青年と霊夢の交際は特に何の問題も起きず、ついに二人は結ばれた。
交際騒動から一年後に行われた祝言の際には、これまた馬鹿どもの乱痴気騒ぎの大宴会が行われたものの、
二人は幻想郷の皆に祝福されて結婚した。(約一名、パルパル言ってた妖怪は除く)
これは、霊夢が○○と結婚してから半年後の物語である。
その日。
魔法の森に住む普通の魔法使い、霧雨魔理沙は幻想郷の空を箒で飛んでいた。
いつも幻想郷中を忙しなく駆けずり回っているイメージの強い彼女であるが、意外にも何週間(時には何ヶ月)と家に籠ることがある。
なぜなら彼女は魔法使い。研究には時間がかかります。ちなみに言うと、種族じゃなくてジョブである。
そして今回も、
魔理沙は新しい魔法の研究のため、3ヶ月ほど引きこもり生活を続けていたのだ。
その研究に満足のいく結果を出せた
魔理沙は、今や上機嫌で風を切っている最中なのである。
「しっかし、本当に久しぶりだぜ。霊夢の奴、私のことを忘れてないだろうな」
わざと箒に急制動をかけた後、
魔理沙はアクロバティックな動きで鳥居の前に降り立った。
ここ最近神社に近寄ってなかったのは魔法の研究のこともあるが、○○と新婚であることに気を使ったからである。
まぁ、そんな心の内は絶対に口には出さないが。
大きく深呼吸してから神社の中へと足を踏み出す。
その時、その足元でバシッと蒼い火花が小さく散ったこと。
そして神社の周囲に呪符で封印がされていたことに、
魔理沙は気付かなかった。
○○の姿は、神社の中へ入ってすぐに見ることができた。
人里の男が着ているのと同じ着物を着て、境内を竹箒で掃除していたからだ。
しかし、……なんだか妙に存在感が薄い。
元気がないのとは違う。○○の周りだけ時間が止まっているというか、天狗の写真や絵でも見ているかのように、薄っぺらい。
そんな、急に頭に浮かんで来た考えを
魔理沙はすぐに追い出した。
「よう! 久しぶりだな○○、霊夢はいるかい?」
「?」
大声を上げた
魔理沙に気付いたのか、こちらを向いた○○がぺこりとお辞儀をした。
「あら、誰かと思えば
魔理沙じゃない。魔法の研究はもう終わったの?」
○○の所へ近づく途中で、社務所の中から霊夢が出て来る。
そして彼女は、そのまま○○の隣に寄り添うように並んだ。
「ばっちりだぜ。次に異変があった時は私に全部任せりゃいいさ。新作のスペカが出来たんだ」
「それは魅力的な提案だけど、困るわね。勝手に巫女の仕事を取るんじゃないわよ」
えへんと、無い胸を張る
魔理沙に呆れたような霊夢の返答。
いつもと変わらない、暢気な巫女と普通の魔法使いのやり取り。
――それを楽しそうに、しかし困惑したように眺める○○。
その○○の様子に気付いたのか、霊夢は彼に向き直って言った。
「えーっとね、この子は霧雨魔理沙。ほら、いつも私が話してたでしょ? 異変の時の……」
その霊夢の発言に
魔理沙は首を傾げた。
○○と自分はそれほど親しい仲ではなかったとはいえ、霊夢を間に挟んで何度も会ったこともある。
まさか霊夢ではなく○○の方が自分のことを忘れていたとは……。
そんなに影が薄かったのかと、自問自答する
魔理沙に○○が翳りのある顔で言った。
「ごめん。俺は事故にあって、記憶が所々なくなっているんだ」
苦笑いをする○○に対して、霊夢の表情が急に引き締まっていたことが印象的だった。
「……○○の存在感が薄いように感じたのは、歴史がないからなのか?」
神社からの帰り道、
魔理沙は誰に聞かせるでもなく一人呟いていた。
○○が記憶を無くしたのは3ヶ月ほど前。
魔理沙が研究のために家にこもりはじめたのと同時期だ。
(○○に聞かれないように、こっそりと
魔理沙は霊夢から聞き出していた)
○○には以前の記憶がほとんどない。
それはつまり、彼の歴史は3ヶ月しか存在していないということだ。
自分の生きていた証。自分の記憶。自分の歴史。
それがないからこそ、記憶を無くす前の○○を知る自分は違和感を感じてしまったのだろう。
「しかし、歴史のことなら慧音に任せりゃいいんだろうが、……記憶喪失まではなぁ……」
この手のことは八雲紫か八意泳琳辺りが適任なのだろうが、自分が簡単に思いつくことを霊夢がしないわけがない。
つまり、駄目だったのだ。
「はぁ…………」
せめてもの救いは、○○が霊夢のことを完全に忘れたわけではなかったことくらいか。
ぼんやりとではあるが、霊夢と過ごした日々だけは無くしていなかったらしい。
ならば、何度でもやり直せばいいだけだと、霊夢は笑って答えていた。
その姿に、沈んでいた
魔理沙の心は救われる思いだった。
「もう少し
魔理沙と話さなくても良かったのか?」
「いいのよ。アイツはいつもあんな感じだし、別にいつでも話はできるわ」
○○は縁側で霊夢と一緒にお茶を飲んでいた。
記憶を無くしてからというもの、彼は漠然とした不安や申し訳なさに襲われることがある。
しかし霊夢の何事にも動じない、超然とした態度というか雰囲気に○○は救われていた。
彼女は自分よりもずっと高いところを浮いていて、広く高い視点で物事を見ている。
平等に接して、聞いて、自分が求めている答えを全部知っているような気がするからだ。
「……ごめん」
「……何よ、急に改まって?」
○○は太陽が西に傾きかけた空を見つめていた。
「時々不安になることがあるんだ。
こうして毎日を暮らしている自分が本当の自分なのか。
今は過去の記憶をほとんど忘れているけれど、この記憶が戻ることがあるのか。
戻った時に自分はどうなってしまうのか」
「…………難しいことを考えるのね」
霊夢は、○○の肩にこてんと頭を乗せた。
そして、自分の右手を○○の左手にそっと重ねる。
「○○は○○よ。それは何も変わらないわ。……安心して」
ありがとう、と○○は静かに返した。
「でも一つだけ覚えているものがある。それは、…霊夢のことだよ。
霊夢と二人で一緒にいることと、それがとても幸せだったってことも覚えてる」
「……うん」
○○の顔は少し赤くなっていた。そして、霊夢の顔も。
霊夢の肩を抱き寄せる。
華奢な体が、強引に引き寄せられて、まるで人形のように○○の胸に飛び込んだ。
…………。
沈黙の後、二人はゆっくりと向き合う。
そして――
「こんばんわ、○○さん」
ぎょっとして、二人は顔を上げた。
派手な服装に派手な傘、人間ではない者特有の鋭い目。そして何よりも胡散臭い笑顔。
目の前に立っていたのは八雲紫だった。
「――ッ!」
霊夢は瞬時に警戒態勢を取っていた。
お札を取り出し、針を構え、○○の盾になるような立ち位置に飛び出す。
「紫…! アンタ、何しに来たの!?」
「あら……お邪魔しちゃったかしら。ともかく、そのこわーいモノをしまってくださいな」
岩をはがしたら裏にびっしりと虫が張り付いていた時のような不愉快な表情を浮かべる霊夢に対して、紫は涼しい顔。
扇子で口元を隠して優雅に不敵にクツクツと笑っている。
「…………いったい何の用ですか?」
穏やかに、それでも警戒心を隠すことなく○○が尋ねる。
八雲紫は幻想郷の結界の管理者としては信頼できるかもしれないが、決して信用してはいけない妖怪だと霊夢に聞かされていたからだ。
「あらあら。……○○さん、私は貴方に聞きたいことがあって来ただけです」
「答える必要はないわ! ○○のことだったら私が教えてあげるわよ!!」
紫の返答を遮る様に霊夢が声を荒げる。
その姿は毛を逆立てる猫のよう。
しかし、紫はそんな霊夢は眼中にないかのように○○だけを見つめている。
その視線には何かの呪いの力でもあったのか、○○は動けない。
……いつの間にか、紫の表情から張り付けたような胡散臭い笑顔が消え、真剣なものに変わっていた。
その立ち振る舞いには貫録のようなものさえ感じられる。
「あなたがどうやって死んだのか、そろそろ思い出せたかしら?」
「……え、ぁ……」
その一言で、○○の態度は一変した。
顔色は青ざめ、その表情は驚愕と混乱で固定され、両手で頭を抱え、体はがくがくと震えていた。
訳のわからない感情が、恐怖が肉体を支配していた。
しかし、どこか心の奥底で納得している自分がいた。
すでに体験したはずの、出会ったはずである「死」を感覚として知っていた。
知らない光景が、知らない人が頭の中に現れては消えていく。
無くしたはずの記憶が、どんどん湧きだしてきた。
「ゆ、紫ぃぃぃ!!」
遅れて、怒りに染まった霊夢の霊撃が紫のいた空間を蹂躙する。焼けて、爆ぜて、……しかしそこに紫の姿はなかった。
憤怒の表情の霊夢はしかし、逃げた紫を追うことを諦めて○○へと駆け寄る。
「○○! ○○ッ!?」
「う……嘘だっ!」
霊夢のことが見えてないかのように、○○は悲鳴のような叫びを上げる。
「そんなの嘘だッ!!」
「何だって! そんな……嘘だろ!?」
「いいえ。嘘ではありません。○○はすでに死んでいます」
幻想郷と外の世界の境界。
そこに建てられた日本家屋。
通常の方法では辿りつけないはずのその場所に招かれた
魔理沙は、八雲藍と卓袱台を挟んで対峙していた。
「○○が死亡したのは今から3ヶ月ほど前。
遺体は博麗神社から人里へ続く獣道から少し外れた場所で発見された。妖怪に襲われたのだろうな。
このことを知っているのは永遠亭と冥界の……極僅かな者たちだけだ」
機械的なまでに冷静に、そして正確に。
藍は
魔理沙が魔法の研究で家に籠っている間に起きた出来事を全て話した。
「でも、……私は神社で○○と会ったんだ。
幽霊や亡霊とも違う。キョンシーみたいな妖怪でもなかった」
魔理沙の両手に握られた湯呑が白い湯気を立てていた。その湯呑を見つめながら、
魔理沙は疑問をぶつける。
そんな彼女の問いに対して、藍は静かに答えた。
「『反魂』という術法がある。死者を蘇らせる禁術だ。
人骨を集め、それを依り代として魂を呼び出して宿らせる。
……霊夢がやったのは、恐らくそれだ」
それは、霊夢にとって○○という男は、禁術を犯すのに躊躇いを感じないほどの存在だったということなのか。
藍の表情は……暗かった。
いくら大妖怪でも、式神であっても感情や人格もある。
霊夢に同情しているのか、それとも自信の過去の記憶を思い出しているのか、
魔理沙にはわからない。
「紫様は、○○に死を与えるつもりだ」
「もう一度死なすっていうのか!」
「別にいいだろ!? ○○が生き返ったならそれで! ここは幻想郷だぜ、亡霊だってキョンシーだっているんだ!
今更、死んでから生き返った奴が一人や二人増えたところで問題ないだろう!?」
「反魂の術は冥界の法則を乱す禁術だ。
表面上は上手くいったように見えても、いつか必ず破たんする。記憶が所々抜け落ちているのもそのせいだろう。
……そして霊夢は、○○を生かすために神社に結界を張っている」
「それの何が駄目なんだ?」
藍は静かに溜息をついた。
「反魂の術で蘇ったとしても、その肉体は非常に不安定だ。
なぜなら、その時点で○○は人間とは別のものになってしまっているからだ」
人間は肉体に大きく影響を受ける。そして妖怪は精神に大きく影響を受ける。
「今の○○は肉体と精神、どちらの傷であっても致命傷になりうる。
だから霊夢は、○○を守るためにある結界を神社に張った。強固なものだ」
「だから、何だよ……?」
はぐらかすかのような藍の態度に、
魔理沙は苛立っていた。
藍は、苦々しいような表情で語る。
「リセットだ」
「…………は?」
「○○という存在の時間軸を歪めて、時の流れを一つの輪のように円運動させる結界だ。
霊夢の張った結界によって、○○の記憶は24時間しか持続しない。
次の日が来れば、○○の1日の情報はリセットされる。肉体もその度に再構築されているはずだ。
覚えているのは、生前の虫食い状態の記憶と霊夢のことだけだ」
言っただろう?
反魂で蘇った死者は非常に不安定だと。
時間経過による肉体の損傷や、自分が死んでいたという記憶を思い出したり、精神的な傷を負っていくと元の死体に戻ってしまう。
霊夢の作った結界は、○○を守るものとしては優秀なのかもしれん。
しかし、それでは○○の意思はどうなる?
結界の張られた神社からは出られず、永遠に明日の来ない1日を過ごすことになるんだぞ?
魔理沙は、何も言えなかった。
「何度でもやり直せばいい」そう言った霊夢の言葉が、今は別の意味を持って聞こえてきた。
「……霊夢」
霊夢に頭を抱かれながら子供のように泣き叫んでいた○○が、急に穏やかな口調で名を呼んで起き上った。
その顔には、もう恐怖も混乱もなかった。
「もう大丈夫だ、ありがとう」
「○○……」
○○はにっこりと笑っていた。
霊夢は……泣いていた。不安そうな表情で、小さく震えながら。
その小さな体を、今度は○○がゆっくりと抱きしめた。
「全部、思い出したよ」
ひゅいっ、と霊夢が息をのむ音が聞こえた。
「霊夢が、守ってくれてたんだな。
俺は死ぬことが怖かった。死んだことを思い出すのが怖かった」
その言葉に霊夢がびくりとしたのを、腕の中で感じる。
霊夢は違う、違うのだと言いながら服に縋りついていた。
泣かせてしまうのを申し訳なく感じながらも、○○は続ける。
「でも、思い出したのは嫌な記憶だけじゃなかった。
幻想郷に来てからの騒がしい日々とか、異変だったり、宴会だったり、みんなと楽しく過ごしたことだったり。
俺は幸せだったよ。幻想郷に来て、霊夢と会えて――」
だけど、このままではいられない。
八雲紫が何をしたのかは理解できないが、自分が生き返ってから繰り返し続けた3ヶ月間の記憶も戻っていた。だから理解できる。
このままでは駄目なのだ。
自分にとっても、霊夢にとっても。
「嫌よ、もう一度あなたと別れるなんて私は絶対に嫌!
お願い! 待って、待ってよ!」
………ありがとう…。
…さよなら……。
そして、
……ごめん。
だって――
「俺はもう、死んでるんだ……」
その瞬間、○○の身体の内部で何かがぱっと燃え上がり、消えた。
そして、まるで操り人形の糸が切れたかのように身体がゆっくりと崩れ落ちてゆく。
落下と同時に肉体が透明になり、やがて骨だけになる。
主を失った着物がぱさりと落ち、もはやそこに○○がいた痕跡は残っていなかった。
そして、霊夢は…………、……………………。
八雲紫が霊夢の元を再び訪れたのは、それから1週間後のことだった。
「……まさかアンタがちゃんと玄関から入ってくるなんてね」
「あら、それじゃあ私が非常識な人みたいじゃない」
アンタは人じゃなくて妖怪でしょうが、と愚痴る霊夢を横目で見ながら、紫は内心安堵していた。
あのような強引な方法でもなければ事態を動かすことはできなかったとはいえ、霊夢が短気を起こさないか心配であったからだ。
しかし、この様子なら心配はないようだ。
霊夢の強さは知っている。
こうして気持ちの整理がついたのであれば、問題ないであろう。
「ねぇ、紫」
「何かしら」
空を見つめながら話す霊夢に、紫もまた幻想郷の空を眺めたまま返事をした。
「勝手にあんなことをしたのは許せないけど、……それでも感謝しておくわ。
あんな方法で○○を生き返らせようとしたなんて、私は……間違っていたのね」
寂しそうな、どこか達観したかのような響きの言葉だった。
そのまま、霊夢は紫の視線から逃げるように背を向けた。
……泣いているのだろうか、彼女の肩はわずかに震えていた。
苦しいのだろう。完全には癒えぬ傷というものがある。心の傷だ。
紫もそれを理解しているから、しばらく何も言わなかった。
どんなに言葉を選びつくしても、今の霊夢にかけるのに相応しい言葉が見つからなかったからだ。
同じように紫も霊夢に背を向け、背中合わせに立つ。
短くない沈黙が落ちた。
「ねぇ、紫」
沈黙を破ったのは霊夢の声だった。
何かしら、と紫は後ろを振り向く。
そこにいた霊夢は、三日月をさらに切り込んだような……信じられないくらい残酷に口元を歪ませて笑っていた。
バチンッ!
「う、グぅ……」
完全に不意打ちで喰らわされた一撃。
その全身を走る凄まじい衝撃に、紫は意識を手放した。
博麗神社の境内。
至近距離から霊撃を受けて気絶した紫を見下ろして、霊夢が笑う。
「そうよ、あんな不完全な術に頼ろうとしたのが間違いだったのよ。
○○だって、もっとちゃんとした体で生き返りたいに決まってるわ!!」
指揮者か何かのように大仰な動作で手を広げながら、霊夢は自分で自分の言った言葉に納得した。
「まずは何からすべきかしら? 紫の身体を使って生と死の境界を弄って……ああ、閻魔の裁定も覆さなきゃね」
冥界から文句を言われても困るだろうから、
幽々子も始末すべきだろうか? でも、妖夢が邪魔するかな……うん、一緒に消してしまおう。
となると、(旧)地獄を管理する覚の姉妹も逆らえないように屈服させなければ。
○○が自分の死を思い出したらかわいそうだし、慧音を脅して死の歴史を隠してしまおう。
若返りの術を習得している白蓮の話も参考になるかしら? 例え駄目でもちょうどいい実験材料になるかもしれない。
「ああもう、やることがたくさんありすぎて困っちゃうわね。
なんて素晴らしいのかしら! 私たちの愛は永遠よ、○○!」
彼女を止められる者は……誰もいない。
感想
最終更新:2019年01月26日 22:29