シリアス

 

・一章

・戦闘中

ルーク「俺は救世主だぞ!邪魔すんじゃねーよ!」

ガイ「待てルーク!少し落ち着け!」

ルーク「あん?なんだよ、ガイ?」

ガイ「頭の中の声、いったい誰のものなんだ?信用出来るのか?」

ルーク「世界を救おうってんだぜ。信用できるに決まってんだろ」

ガイ「本当なのか・・・」

 

魔物の巣を突破し、聖剣を手に入れろ!

 

ルーク「だー!魔物の分際でうぜぇんだよ!」

ガイ「前に出すぎるな、ルーク!」

ルーク「さすがガイ。しっかり俺を守れよ」

    「なんたって俺は、救世主だからな!」

 

カイル「誰か来たみたいだよ、リアラ」

リアラ「ここに近づいてくる人がいる・・・誰?」

ルーク「お前こそ誰だっつーの」

    「俺はエターナルソードを取りに来たんだよ」

リアラ「いけない!今のエターナルソードを使っては!」

ルーク「あん?なに言ってんだ?」

 

カイル、先陣を切って戦闘に出撃!

カイル、態勢を立て直すため、後退!

 

リアラ「今のエターナルソードは聖剣ではありません」

    「使えば大変なことになります。大勢の犠牲者が出てしまう」

ガイ「なんだって?それは本当なのか?」

ルーク「嘘に決まってんだろ。こんなガキの言うことなんてよ」

カイル「嘘じゃない!だってリアラは・・・」

ルーク「うっせえな!俺の邪魔すんじゃねえよ!」

 

ルーク「『声』が言ったんだ!俺なら世界を救えるって!」

リアラ「あなたは騙されています。その声は・・・」

ルーク「お前の言うことなんて信じねえっつーの!」

カイル「このわからずや!だったら力づくで止めてやる!」

 

ルークを守るため、カイルとリアラを退けろ!

 

ガイ「ルークに手は出させない!」

ルーク「いいぞガイ!こんな奴らやっちまえ!」

ガイ「ルークも落ち着け!彼らの話も聞くべきだ!」

ルーク「必要ねえよ!俺は救世主だからな!」

 

勝利

カイル「くっ、ごめん、リアラ・・・」

ルーク「おっ、エターナルソードってのはこれだな?」

リアラ「だめ・・・それを使っては・・・」

ルーク「さあやるぜ!救世主の力、見せてやる!」

ガイ「やめろ!ルーク!!」

 

敗北

 

・二章

戦闘中

フレン「赤い髪の男が遺跡に入ったという目撃情報がある」

    「この災害が聖剣によるものなら、犯人はその男か・・・」

ガイ「くっ、やはりルークを追っているのか・・・」

 

ルークを追う騎士団の追跡を阻止せよ!

 

エルレイン「なぜあなたが戦うのですか?」

ガイ「こいつらの狙いはルークだ!あいつを守ってやらないと」

エルレイン「彼を恨んでいるはずのあなたが、なぜ彼を守るのですか?」

ガイ「・・・・・・・・・・!」

 

エルレイン「あなたの家族は、彼の家族により殺された」

       「だからあなたは彼の家に取り入ったのでしょう?」

       「復讐のために」

ガイ「なぜそれを・・・」

エルレイン「私は全ての不幸と痛みを癒す聖女」

       「あなたの痛みも、私ならば癒すことができるのです」

ガイ「なんだと?」

 

ユーリ「下町の被害も甚大だ。みんな消えちまった・・・」

    「ルークって言ったか?」「そいつにはきっちりケジメつけさせてやらねぇとな」

フレン「やろうユーリ!こんなこと、許していいはずがない!」

 

フレン「邪魔をしないでくれ!僕らはルークを追っているんだ!」

ガイ「だったら邪魔させてもらう!」「お前たちに、ルークをやらせるわけにはいかない!」

 

ルークを守るため、ユーリとフレンを退けろ!

 

ユーリ「あいつがやったことをわかった上で、それでもかばうのか?」

    「大勢死なせといて、その張本人を守るってのかよ!?」

ガイ「それは・・・」

ユーリ「ケジメはつけさせてもらう。甘やかすつもりはねえ」

 

勝利

フレン「どうしてそこまでルークに肩入れするんだ?」

ガイ「ずっと・・・面倒を見てきたんだ」

   「あいつがやらかしたって言うなら、俺にも責任がある」

   「でもそれは命を奪うことじゃない」

   「まずあいつに、罪の重さを理解して欲しいんだ・・・」

 

敗北

ユーリ「行こうぜ。カタをつけによ」

フレン「ルークのやったことは許されない。たとえどんな事情があろうとも」

ガイ「ルーク・・・すまない・・・」

 

・三章

戦闘中

ヒューネガルド兵「敵襲だー!倒せー!」

ガイ「俺は・・・」

エルレイン「迷うのはもうおやめなさい。苦しむのはおやめなさい」

       「あなたの痛みは、私が永遠に癒してあげます」

 

ルークを追う、騎士団の追撃を阻止せよ!

 

リオン「敵襲だと?いったい何者だ?」

スタン「ルークってやつの仲間か?」

    「こんな酷いことをした奴の仲間なら、容赦しないぞ!」

 

エルレイン「この剣を渡す準備は出来ていますよ」

       「不幸の元を滅ぼし、今こそ幸福を掴み取るのです」

ガイ「くっ、黙れ!俺はそんなものいらない!」

 

リオン「ルーク・フォン・ファブレの仲間か?」

ガイ「ああ、仲間だ。俺はルークの仲間で、友人で・・・」

リオン「ふん、迷いが見て取れるな」

    「教えてやる!戦場での迷いは死を意味すると言うことを!」

スタン「ルークのせいで、いったい何人が犠牲になったと思うんだ!」

ガイ「わかっている。それは許されることじゃない」

   「わかってはいるんだ・・・!」

 

勝利

スタン「くそおおお!俺はみんなの仇も取れないのか?」

ガイ「仇か・・・俺だって最初はそのために・・・」

   「やはり会わないと。もう一度ルークに」

 

敗北

リオン「言ったはずだ。迷いは死を意味すると」

ガイ「ルーク・・・それでも俺は・・・お前を・・・」

 

・四章

戦闘中

ルーク「俺は・・・俺は悪くねえんだ・・・」

ガイ「ルーク!今は目の前の敵に集中しろ!死にたいのか!」

ルーク「死・・・ぬ・・・?」

 

魔物の巣を突破しろ!

 

クロエ「ここに隠れていたのか、ルーク・フォン・ファブレ!!」

セネル「お前が何をしたか、わかっているのか!?」

ガイ「くっ、追っ手も来たのか?」

 

セネルとクロエが、追っ手として乱入!

 

ルーク「なんだよお前ら!なんで俺ばかり責めるんだよ!」

クロエ「この期に及んで、罪を認めようとしないのか?」

セネル「許せないな。叩きのめしてやる!」

 

セネル「おい、お前!なんでそんな奴の味方をするんだ!?」

ガイ「・・・わからない。俺にだってわからないさ!」

 

ルーク「みんなして俺のこと責めてよ・・・なんなんだよ!」

クロエ「見苦しいぞ、ファブレ!」

    「何人もの犠牲者を出しておきながら!」

ルーク「わざとやったわけじゃねえ!俺は知らなかったんだ!!」

 

勝利

クロエ「くう・・・私には罰を下すことも出来ないのか・・・」

ガイ「罰・・・か・・・」

ルーク「もういいよ。俺なんて、俺なんてさ・・・」

ガイ「ルーク?」

 

敗北

ルーク「ちくしょう・・・俺は悪くねえのに!!」

ガイ「だめだ・・・こんな終わり方じゃ哀しみだけしか残らない」

 

・五章

戦闘中

ガイ「エルレイン!」「ルークを騙したお前を、許すつもりはない!!」

エルレイン「・・・愚かな。それがあなたの答えですか?」

 

ルークと共に、エルレインを撃破せよ!

 

エルレイン「この力を使えば、あなたの家族も蘇るというのに」

ガイ「蘇る?ちがうだろ」「新しく作るだけだ。似たような別の人間を」

   「俺の家族はもう死んだ。死んだんだ・・・」

   「だから、今の俺にとって大事なのは、ルークなんだ!」

 

エルレイン「ルーク、もう一度エターナルソードを使いなさい」

       「そして今度こそ、新しい世界を作り上げるのです」

       「そうすれば、あなたを責めるものなど誰もいない」

ルーク「お、俺は・・・」

ガイ「聞くな!ルーク!!」

 

エルレイン「罪も痛みもない、新たなる世界を作りましょう、ルーク」

ルーク「俺は、俺はそんなものいらない!!」

    「たしかに罪を背負って生きるのは辛ぇよ!!」

    「だけど俺は一人じゃない!」

    「仲間がいるから、罪も痛みも受け入れて、生きていけるんだ!」

エルレイン「理解できない。絶対の幸福をなぜ受け入れないのです?」

ガイ「なにが幸せで何が不幸せか」

   「それを決めるのはおまえじゃない!!」

   「例え痛みに苦しもうとも、俺はルークと共に生きる!」

   「それが俺の選んだ、俺にとっての幸福なんだ!!」

 

勝利

エルレイン「絶対の幸福が・・・人類の未来が・・・」「このままでは終われない」

ルーク「俺達、これでよかったんだよな・・・」

ガイ「それを決めるのは、俺達自身だ」

ルーク「・・・そうだな。そうなんだよな」

 

敗北

 エルレイン「安心してください」

       「あなたの痛みも悲しみも、私が癒してあげますから」

ガイ「俺は・・・そんなものいらない・・・くそっ!」

 

 

コミカル

 

・一章

・戦闘中

 ルーク「あー!マジ意味わかんねぇ!」

カイウス「覚悟しろよ!オレを犬扱いしたこと後悔させてやる!」

盗賊「何だ!?俺らの縄張りで何やってやがる!

 

ルビア「ちょっとカイウス!冷静になりなさいよ!」

ルーク「よく見ると、お前もなんかに似てるな」

    「うーん……ああ、そうか。桃まんじゅうだ」

ルビア「も、桃まんじゅう!?」

    「許さない!ギタギタにしてやるわ!」

 

ルーク「なあガイ。何であいつらあんなに怒ってんだ?」

ガイ「人には誰しも逆鱗ってものがあってだな…」

ルーク「ふーん。よくわかんねぇけど、俺は悪くねぇよな!」

ガイ「なぜその答えに辿り着いたんだ…」

 

カイウス「誰が犬みたいだ!取り消せよ!」

ルビア「レディに対して桃まんじゅうだなんて、失礼じゃない!」

ルーク「うっせえな

 

ルーク「おいガイ!こいつらなんとかしてくれよ」

ガイ「なんとかと言われてもな…」

ルビア「あなた!なんでこんな人の味方してるのよ!」

ガイ「すまないな。でも根っこからの悪人じゃないんだ。こいつも」

 

勝利

 

敗北

 

・二章

戦闘中

 警備兵「不審なやつだ!捕まえろ!」

ルーク「かぶってるとか邪魔くせぇんだよ!やっちまおうぜ!」

ガイ「そんなに似てるかな…」

 

ルーク「へそ出していいのは俺だけなんだよ!」

リッド「そんな事言われても、これ動きやすいんだぜ?」

 

ガイ「あんまりあちこち怒らせるなよ、ルーク。

   あとで謝らなきゃいけない俺の身にもなってくれ」

ルーク「知るかよ。俺は間違ったことしてねぇし」

 

リッド「服だったらお前が変えればいいじゃねえか?」

   「金持ちなんだし、いくらでも買えるだろ?」

ルーク「俺はこの服がお気に入りなんだよ!」

 

フレン「こんな理由で争いになるとは…」

ガイ「すまないな。本人に悪気はないんだが」

フレン「君も苦労しているみたいだね」

 

勝利

ルーク「へへん。俺の勝ちだな!大人しくヘソ隠しやがれ!」

ガイ「よせよルーク。そこまでかぶってないから大丈夫だ」

 

敗北

リッド「そんなに似てねえと思うんだけどな」

ルーク「うぜぇ…ヘソ出し野郎が」

 

・三章

戦闘中

 ルーク「あいつら何怒ってんだ?」

ガイ「自分の好きなもの否定されたら誰だって怒るんだよ!」

   「俺だって、機械がくだらないとか言われたら…」

 

コハク「ミソは何にでも合うんだよ!」

    「きっとピーチパイにつけても美味しくなるんだから!」

ヴェイグ「それは……ないな……」

 

コハク「口の中に無理やりミソを突っ込んであげるよ」

    「そうすれば、ミソの美味しさに気付くはずだから」

ガイ「いや、それは逆に嫌いになるだろ…」

 

ヴェイグ「ピーチパイは差別をも乗り越える奇跡の食べ物だ」

     「その美味しさが理解できない奴は……ヒトじゃない」

ルーク「そんなすげぇ食べ物なわけねぇだろ!」

ガイ「ああ、さすがにちょっとおおげさな気はするな」

コハク「ミソはどんな食べ物にも合う奇跡の食材だよ!」

    「ミソさえあれば人間は生きていけるんだから!」

ルーク「嘘つけ!!」

 

勝利

コハク「悔しい…ミソの美味しさが伝わらないなんて」

ヴェイグ「ピーチパイは……永久に不滅だ……!」

ルーク「お前らどんだけ好きなんだよ!気持ち悪ぃよ!!」

 

敗北

コハク「よーし!口の中にミソ突っ込んでみよーう!」

ルーク「うわっ!おい!やめろーーーー!!!」

 

・四章

戦闘中

シング「オレ達が貧乏だからって、バカにするな!」

ロイド「アップルグミも買えない俺達の気持ち、少しは考えろ!」

ルーク「つうかこいつら、元気じゃねぇか」

ガイ「怒りが疲労を凌駕したんだろうな…」

 

ルーク「ガイも食えよ。ミラクルグミ」

ガイ「いや。そんなに深刻な状況じゃない。」

   「回復なら、せいぜいアップルグミで充分だ」

ルーク「でも、ミラクルグミのがうめぇんだぞ」

 

ロイド「おやつでミラクルグミを食うなんて、ゼロスでもやらないぞ」

シング「ああいうのを"ぶるじょわ"って言うらしいよ」

ロイド「へー。シングは物知りなんだな」

 

ロイド「俺達の渾身の力、受けてみろ!」

ルーク「そんだけ元気だったらグミいらねぇだろ!」

シング「うるさい!怒りがオレ達を強くしたんだ!」

 

シング「あんたもミラクルグミを食べまくってるのか?」

    「そんな事するから、オレ達にグミがまわってこないんだ!」

ガイ「いや、俺は温存しすぎて結局最後まで使わない派だな」

 

勝利

ロイド「くそっ…もう本当に…体力の限界だ…」

ルーク「しょうがねぇなぁ。じゃあこれやるよ」

シング「これは…ミラクルグミ?いいの!?」

ルーク「どうせ腐るほど持ってるしな」

 

敗北

ロイド「これに懲りたら、もう二度とミラクルグミの無駄遣いはするなよ!」

ルーク「おやつにミラクルグミ食うのが…悪いのかよ…」

 

・五章

戦闘中

 シュヴァルツ「我が名はシュヴァルツ」

        「人の子の醜い欲望が、我を生み出した」

ルーク「何ぶつぶつ言ってんだ?こいつうぜぇ」

 

ガイ「人間の祈りは欲望と同じもの…か

   考えさせられるものがあるな…」

ルーク「そうかぁ?俺はなんも考えることねぇけど?」

ガイ「そ、そうか…羨ましいな」

 

シュヴァルツ「愚かなる人の子よ。そなたは何を望む?」

ルーク「なに偉そうに言ってんだ?」

    「お前になんかなんも頼まねぇっつーの!!」

シュヴァルツ「…そうか」

 

シュヴァルツ「人の子の醜い欲望が、我を生み出した」

ルーク「はぁ?そんなの知るか!俺には醜い心なんてねぇしな!」

ガイ「さすがにそれは…どうなんだろうな…」

 

シュヴァルツ「そなたはなにを望む?なにを祈る?」

ルーク「俺祈ったことなんてねぇし」

    「欲しかったら手に入れればいいじゃねぇかよ」

シュヴァルツ「…返す言葉もない」

 

勝利

 ルーク「願いとか祈りとか、んなもん知るかよ!」

     「俺はお前なんかに祈った事ねぇぞ!!」

シュヴァルツ「これが…人の子の答え…」

ガイ「いや、待ってくれ!」

   「ルークの答えを人間の総意だと思わないでくれ!」

 

敗北

シュヴァルツ「少しは…祈れ…」

ガイ「頼られないのも…寂しいんだな…」

 

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最終更新:2012年05月01日 03:25