名古屋テレビ放送

なごやテレビほうそう【名古屋テレビ放送】

名古屋テレビ放送とは、愛知県岐阜県三重県を放送エリアとするテレビ単営局。社名は名古屋テレビ放送株式会社。愛称はメ~テレで、2003年4月より使用されている。略称としてNBNというものもあるが、最近はほとんど用いられることはない。
 地上波アナログ放送がVHF11chで名古屋テレビ塔から、地上波デジタル放送が6ch(物理チャンネルUHF22ch)で瀬戸デジタルタワーから送信されている。
 コールサインは、地上波アナログ放送がJOLX-TV、地上波デジタル放送がJOLX-DTV
 テレビ朝日の系列局であるが、かつては日本テレビ放送網の系列局でもあったという経緯があるため、現在も日本テレビ放送網と資本関係を持つ。
 開局前の会社設立時は社名を中京テレビ放送としていたが、親しみやすい名前にとして社名を名古屋放送、愛称を名古屋テレビと変更して開局している。中京とは名古屋の別名である。また、社名を名古屋テレビ放送ではなく、名古屋放送としたのはFM局を開業しようとしたためだったが、諸事情により断念。現在の名古屋テレビ放送へと変更した。結構本気だったようで、社内に「エフエム準備室」なるものが置かれていたようだ。
 中華人民共和国の蘇州電視台・神奈川県を放送エリアとする独立UHF局であるテレビ神奈川(通称tvk)と提携している。特に、テレビ神奈川はメ~テレアネックス内に名古屋支局を置いたり、メ~テレワイド大須ぱっぱ屋(後にメ~テレワイドぱっぱ屋、現在は終了)で中継したり、tvkの人気番組であるsakusakuをネットする(現在は終了。三重テレビ放送でネット)などの交流を行っているようである。
 かつては日本テレビとNET(日本教育テレビ、現在のテレビ朝日)のクロスネット局で、視聴率のよい番組を選択し、残った番組を後発の中京テレビに分けるという編成方法を取っており、「努力しなくても視聴率がとれる局」と揶揄されたこともあったが、編成上の問題で裁判沙汰となり、結局名古屋テレビがNET(後にテレビ朝日)、中京テレビが日本テレビとの単独ネットとなった。以来、地味なテレビ局という印象がつきまとうことになる。それを払拭することに成功したのが、メ~テレという愛称の設定であり、ウルフィというイメージキャラクタの登場であった。
 名古屋テレビはこのメ~テレという愛称を新聞のテレビ欄、全国ネットの中継の際の局名テロップなどに使用し、「第二の開局」として全面的に押し出してきた。その成果か、メ~テレを名古屋テレビ放送の新社名かと勘違いする人が出てくるほどになっている。
 かつては、イレブンPM土曜日(日本テレビ。後に中京テレビに制作が移る)や機動戦士ガンダム(俗にいうファースト、ファーストガンダム)などの全国ネット番組を制作。機動戦士ガンダムについては、その後シリーズが何作も作られ、現在も根強いファンがいることはよく知られているが、最新作はライバル局であるCBC(制作はMBS)で放送された。名古屋テレビ放送制作のガンダムシリーズについては繰り返し再放送が行われている。また、特番「五感のうずき」では段ボールによるモビルスーツ作りが企画として行われた。
 現在も早朝の「かいけつゾロリ」や深夜アニメを制作している。
 ローカル番組としてどですかを筆頭として多数のワイド番組を開始するも多くが失敗し、現在はほとんど残っていない。ただ、どですかに限ってはズームイン!やめざましテレビと善戦を繰り広げているようで、時間拡大・放送日拡大が数度に渡って行われている。
 バラエティ・ドラマに関しては、深夜を中心に放送されており、「ラブちぇん」や「ダムドファイル」「名古屋嬢っ」などが他局に番販ネットされているようである。メ~テレの愛称が設定された後、ゴールデンタイムのローカルネット枠を利用したバラエティやドラマを時々行っていたが、最近は行っていない。

最終更新:2008年08月10日 23:24
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