伊勢湾台風とは、1959年(昭和34年)9月26日から27日にかけて東海地方を襲った台風15号の通称。
死者・行方不明者あわせて5,000人強、負傷者39,000人を数え、家屋・インフラ等に莫大な被害を与えた。
海抜ゼロメートル地帯と呼ばれる地域の多くは、水没したまま数週間以上も水が引かなかったという。また、名古屋港の各地にあった貯木場の木材が散乱し、多くの被害を出したという。それらを教訓として、高潮防波堤や木材専用港の整備などが行われた。
また、近鉄名古屋線はその復旧工事に合わせて、それまでの狭軌から標準軌への改軌を行い、念願だった名古屋-大阪間の直通特急を実現した。