名古屋駅と金城ふ頭駅間15.2kmを結ぶ名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線の愛称。愛称は公募され、大阪府在住の小園英史さんの作品が採用された。車両や駅のデザインもその名にちなんで、青と波を基調に統一されている。
もともとは、JR東海の西臨港線という貨物専用路線であり、総工費963億円と4年8ヶ月を費やし、旅客路線に改造したという経緯があることから、一部区間は貨物列車が通る。
旅客営業を担当する名古屋臨海高速鉄道は、JR東海や名古屋市が出資する第三セクターであるが、もともと地下鉄東山線の延長線の代替路線として考えられ、地下鉄の補完路線との位置づけとなっている。そのため、比較的名古屋市交通局の影響を受けている。
全駅のホームに可動柵が設置され(金城ふ頭駅については海が近いということで、ホーム全体を覆うホームドアが設置されている)、ほぼ全線が高架または盛り土の上に敷かれている、監視カメラが用意されるなど、安全対策が取られている。
20分サイクルでの運行となっており、一日6万5,000人の利用客を見込んでいる。
沿線の多くは住宅地であるが、名古屋競馬場やベイシティ、ポートメッセなごやなどの施設への旅客輸送がメインとなっており、定期客の取り込みに必死になっている。しかし、名古屋駅の位置が中途半端で、乗り換えが不便なこと、また、栄や金山に向かう場合に二重の初乗り料金が掛かり、大きな負担となることなどの問題点を抱えている。