東京ブリーチャーズ主題歌『東京妖魔戦記』
煌めく都の夜の【橘音】 闇の中に生きる【尾弐】
人の想いより生まれし 者達よ【橘音&尾弐】
(間奏)
【1番:橘音&ポチ&尾弐】
闇が彩る舞台で 影の歴史紡ぐ者 知られざる物語 語りませう
なんでもない日常の 隣り合わせの戦いに 誰しもみんな 気付かずに暮らしてる
神代の時は終わり 追いやられた奴ら
街の空隙に潜んで 爪を研ぐ
人の浮世に紛れ 存在許された我ら
居場所守るため 旧き同胞(なかま)を討つ
果てなき 欲望 渦巻く 摩天楼の都市
狙われた 我らの都を 守り抜け
――――
【2番:祈&ノエル&ムジナ】
星の彩る舞台で 現代の神話語る者 新しき伝説を 紡ぎませう
過ぎ去りゆく雑踏の 背中合わせの非日常 誰もがみんな 振り向かず通り過ぎる
科学の時代が進み 忘れ去られた奴ら
時の狭間に潜んで 牙をむく
人の街に魅入られ 人を粧(つくろ)う我ら
故郷守るため 遠き縁者(えにし)を討つ
人と 妖が 共存する(住まう) まほろばの国よ
奪われた 我らの平和を 取り戻せ
(間奏)
希望と絶望が渦巻く【祈】 優しくて残酷な世界【ノエル】
遠い記憶の果てから聞こえてくる【ポチ】君の声【ムジナ】
【全員】
あの日 交わした約束 忘れはしないよ
百年千年 永久(とわ)に君を守り抜く
全ては信じたままに なると気付けたから
もう何も怖いものはない『かくあれかし』
CAST
橘音:VY1を少年風に調整
ノエル:KAITOを中性的に調整
祈:鏡音リン
尾弐:VY2
ポチ:鏡音レン
ムジナ:MEITO(MEIKOを男声に調整したやつ)
作中ではみゆき(ノエル)が第7話の冒頭にて失意の祈を励ますために作った曲という設定。
以下祈による鑑賞レポ
それは雪野みゆきが言う通り、正しくヒーロー達の歌だった。
一番は、現代の暗闇に潜む脅威を人知れず取り除く、“彼ら”の姿が描かれている。
妖怪でありながら人と同じ姿で生き、新たな居場所を得た彼ら。
彼らは自分達の居場所を守る為、同胞に刃を向けなければならない。その悲哀が感じられた。
ところが二番に差し掛かると、今度は話が大きくなっていく。
彼らが守る対象が自分の居場所ではなく故郷となり、
更に、奪われた我らの平和を取り戻せ、と変化するのである。
自衛の為の戦いはやがて故郷や誰かを守る為の戦いへシフトし、
しかし脅威は余りに強く、彼らは力及ばず追い詰められていった、というところだろうか。
そしてラストへ。追い詰められ、希望と絶望の狭間で揺れながらも、
彼らは“君”との誓いがあるからと巨大な脅威に立ち向かう覚悟を決めたようだった。
ヒロイックな歌詞と聴く者を魅了する歌声に祈が聞き入っていると、
聞き逃せないフレーズが耳に飛び込んできた。
「全ては信じたままになると気付けたから――もう何も怖いものはないかくあれかし」
――『かくあれかし』。
歌の結びに使われたこのフレーズは、妖怪にとって重要な意味を持つ言葉だ。
妖怪が存在していられるのは、人々がそう在って欲しいだとか、
そうであろうだとか、――『かくあれかし』と思っているからなのだ。
最終更新:2018年11月01日 23:08