矢澤にこ&ダークヒーロー ◆kRh/.U2BNI
この奇跡を、終わらせたくない。
「大会が終わったら、μ'sは…おしまいにします!」
μ'sが解散する。
それを知ったとき、そう思わずにはいられなかった。
わかってる。μ'sは私達9人でないとダメだってことは。
けれど…どうしても諦めがつかなかった。
卒業して、μ'sがなくなってしまうのはいやだ。
また1人ぼっちに戻ってしまうのはいやだ。
昔からアイドルを目指して色んな努力をしてきた。
寝るときは顔パックをつけてるし、お肌を守るために夏でもセーターを着てる。
「にっこにっこにー♪」に合わせた振り付けや言い回しだって研究した。
音ノ木坂学院に入って、アイドル研究部を設立。ついに夢だったアイドルになることができた。
妹達は私を『スーパーアイドル』として心から慕ってくれた。
――でも、現実はそんなに甘くはなかった。
私以外のメンバーは練習に耐えられず、1人、また1人とアイドル研究部から退部していき、私1人だけになってしまった。
1人だとアイドル活動もできず、ユニットは当然解消。
妹達にアイドルをやめたなんて言えず、家では『スーパーアイドル』を見る眼差しが痛かった。
それでもアイドルを続けようとがんばったけど…1人ぼっちでは何をしようにも無駄だった。
時間だけが過ぎていって――気付いたら3年生になっていた。
もうスクールアイドルを続けることを諦めかけていた、そんなときに。
穂乃果を中心にμ'sが誕生した。
私から見たμ'sはとても眩しかった。
はじめは私の苦労も知らないでスクールアイドルをしていたことが羨ましくて潰そうなんて考えもしたけど…皆が私をμ'sに誘ってくれて、スクールアイドルを続けることができた。
1人ぼっちのアイドルではなく、みんなと共にあるアイドルになれた。
妹達にも本当のことを打ち明けることができて、妹達の『宇宙No.1アイドル』としてやっていくことができた。
3年生になって、やっと夢を叶えることができた。
それは私の奇跡だった。私達の奇跡だった。
だから、そんな奇跡を終わらせたくない。
卒業して、μ'sに入る前みたいな1人ぼっちに戻るのは、もう…。
そんな思いが心のどこかにあったことは覚えている。
泣かないと決めていたのに泣いてしまったあの日の帰り道。
まだ夕日が見えていたのに、なぜかそれを直視できた。
それが夕日じゃなくて紅い満月だと気付くのに時間はかからなかった。
◆ ◆ ◆
「なんで…」
μ'sという存在が、消えていた。
「なんでμ’sがなくなってるのよ…」
毎日のように登校して。授業はいつものように寝たり上の空になったりで聞き流して。
放課後にアイドル研究部の部室に入った途端、にこは絶句した。
まず初めに感じたのは懐かしさ。しかしそれは決して受け入れられない、おぞましいものであった。
そこにあったのはμ'sのメンバーが集まる明るい部室ではなく。
1人ぼっちでスクールアイドルを続けていた頃の暗い部室。
額には汗が滲み出ており、心臓の動きが速くなっていく。
混乱を振り払い、とりあえず部室に常備してあるコンピュータを起動して『μ's』で検索をかけるも、一致なし。
部室を飛び出し、恥を忍んでクラスメイトにμ'sのことを聞いても「μ'sなんて知らない」という応答ばかり。
放課後に屋上でメンバーを待っても日没まで誰一人来なかった。
μ'sがなくなったのはただの勘違いだったことへの期待も空しく、にこは学校を出て帰路につく。
その頃にはもう月が空に顔を出しており、完全に夜と言える時間帯であった。
にこは無意識に視線を落とし、街灯を頼って路地に沿うようにトボトボと歩く。
とにかく気持ちを落ち着かせ、どうしてこのような状況に置かれているのかを考える。
もしかしたら過去に戻ったのかもしれないなんて突拍子もないことを考えもした。
実際のところ、にこは紅い満月に導かれ聖杯戦争の参加者になっており、身体に令呪が刻み付けられているのだが、彼女はまだそれらの事実を知らない。
そして、後に出会うサーヴァント(=アホ)のせいで、致命的な勘違いを犯すことになる。
◆ ◆ ◆
周辺の景色は変わらない。確かなのは、にこ以外に人がいないということだけ。
しかし、『それ』は人が100人いるかのような騒がしさを連れて突然にやってきた。
「とーーーーーーーーーーーう!!!!!!!」
暗がりから飛び出してきた影。
その人物はにこを片手で持ち、華麗にジャンプ。アクロバティックな動きで着地した。
「え、うえぇぇ!?」
考えごとで忙しかったにこは当然ながら現実に引き戻され、驚愕の声を上げた。
にこが見上げると、まず目に入ったのは特徴的な形の眉毛、そし襟を立てたマントのような白いコート。
やけにはっちゃけた恰好をした男はにこを片手で抱えながら、何もない空間を睨みつけながら仁王立ちをしている。
「あぶない!!見えない光線だ!このダークヒーローのマスターを察知したアーチャーの攻撃に違いないぞ!」
「ちょっと何よアンタ、いきなり―――ウオアァ!!??」
にこが抗議し終える前に男はさらに10mほど高く跳躍し、決めポーズとともに着地する。
「はいやーーー!どうだ、見ろ!見えない光線を華麗にかわしたぞ!!嘘じゃないぞー!?」
「……お、おろして~」
男はその声に気づくと腕の力を抜き、にこを文字通り落とした。
その際ににこが発した「ぐぇっ!?」という声は届いていないようだ。
男の名はアクターレ。かつてダークヒーローとして一世を風靡した悪魔である。
「大丈夫かい?どうだった、オレ様の華麗なアクションは!何せ生で見れてしかもヒロイン役みたいなこともできたんだ!感無量だったろ?」
「大丈夫じゃないわよ!さ、さっきからなんなのよあんた!ていうか、誰!?」
「誰って、このオレ様を知らないのか?ヴェルダイムで大活躍した世界的ダークヒーロー、アクターレを!」
「知らないわよ!!アンタ一体何がしたいのよ!」
「何ぃっ!?オレ様を知らない!?オレ様がマイナァ!?」
(本当になんなのよコイツ…)
まるで会話が成り立たない。にこはとりあえず、バカは放っておいてさっさと家へ帰ろうとする。
「オイオイちょっと待てよ!せっかくキミを助けるために来たっていうのに1人で帰るなんて…ハッ!!そういうことか…これは所謂『ツンデレ』ってやつだな!!」
「何でそうなんのよ!!しかも、助けるって何!?にこの何を助けてくれるっていうのよ!?」
「決まってるだろ?オレ様が主人公のボディーガード役でキミがヒロインの護衛対象の役ってだけさ。おおっと、本名で呼ぶのはよしてくれよ?名前がばれるとマズイらしいからな。オレ様のことはダークヒーローって呼んでくれ」
…訳がわからない。これは本格的に頭が参ってしまいそうで、にこはすぐにでも逃げ出したい気持ちに駆られた。
実際のところアクターレはエクストラクラス『ダークヒーロー』のサーヴァントである。
が、ダークヒーローにとっては聖杯から授けられた聖杯戦争に関する記憶はダークヒーローの独自フィルターで曲解されており、
その結果このように意味不明な文言を発しているのだ。
「護衛対象の役って…アンタと私が何かのドラマに出てるとでも言いたいわけ?」
「そりゃあ、舞台は作られた東京だからそうなるな。オレ様達のためだけに用意されたんだぜ?豪華だろ?」
にこは目を見開いた。
確かに、目の前のダークヒーローは『作られた』東京と言った。
つまりにこが今いる場所はにこが住み慣れた東京ではないということなのか。
「作られた東京ってどういうことよ!?」
「ええと、新しい世界を作り出してそこで撮影するってカンジかな?」
「つまり、私は別世界に飛ばされてここにいるってこと?」
「そうそう、それそれ!」
…とにかくダークヒーローの言っていることが果てしなく理解しづらいことと
とてつもなく現実離れしたことが起きたのは理解できた。
もし、魔法か何かで別世界に飛ばされたことが本当なら。
μ'sがなくなったことにも関係があるかもしれない。
「…ねえ、μ'sって知らない?」
「なんだそれ?石鹸?」
「違うわよ!宇宙No.1アイドルのにこが入ってた宇宙No.1スクールアイドルユニット!」
今度はダークヒーローが目を見開く番だった。
理由は単純。宇宙No.1という単語を真に受けたのだ。アホだから。
「な、なんだってー!?う、宇宙No.1アイドルなの!?マジで!?」
「……へ?」
どうしよう…宇宙No.1アイドルってこと真に受けちゃったよこの人。
まさか本気で宇宙No.1なんて真に受けられるとは思わず、
にこは目的も忘れてつい調子に乗ってしまう。
「そ、そうよ!にっこにっこにー♪あなたのハートににこにこにー♪笑顔届ける矢澤にこにこー♪にこにーって覚えてラブにこー♪」
「うおおおおーーーー!!!こいつは本物だ!!宇宙No.1アイドルに間違いねぇ!!宇宙のYAZAWAだ!!俺のダークヒーロー魂がそう叫んでいるぜ!!」
「そ、そうかしら…あ、あは、あはははは…!」
かつてμ'sのメンバーから寒いだのキモチワルイだの言われていた自己アピールをこうも真面目に評価され、にこは照れ気味に上機嫌になる。
ダークヒーローもダークヒーローでにこのことをすっかり『宇宙No.1アイドル』だと信じ込み、すれ違いながらも互いに気兼ねなく話せるようになっていた。
◆ ◆ ◆
ダークヒーローはにこがアイドルだとわかったとき、またもや全サーヴァント中最強ともいえる勘違いをしていた。
何とも形容しがたい異次元の妄想力である。
フフフッ……!
そうか、そういうことか……!
この聖杯戦争ってヤツはズバリ……!
オーディション!!
要するに、ダークヒーローのオレと宇宙No.1アイドルにこにーがタッグを組んだように、
聖杯がくじ引きで2人1組でチームを組ませてどのタッグが最後まで生き残るかを見るってワケだな!!
そして最後まで生き残った組がスターの座に返り咲けるということか…!
つまり、他の奴等もこのスターの座をかけて参加しているライバル…絶対に負けられないぜ!!
だがしかしっ!!
にこにー…このオーディションでは出会いたくなかったな。
この東京で出会わなければ、お前とデュエット曲を歌ってもいいと思ったぜ。
けどな…スターの座は常に1つ!!2番じゃあダメなんだ!!
にこにーに代わってオレ様がスターの座につけば、あわよくば『宇宙No.1ダークヒーロー』の称号が手に入るかもしれないだろ?
悪いが…何も知らなさそうなにこにーには少し嘘をつかせてもらう。
どんな手を使っても最後に勝つのがダークヒーローなんでな…!
オレ様に英霊の座なんて似合わない!!目指すはスターの座だ!!
待ってろよ、母ちゃん、アクタレオ、家族のみんな…!
兄ちゃん、必ずスターの座に戻って見せるぜ!
◆ ◆ ◆
褒められたことでダークヒーローに少し気を許したにこは、再現された東京で起きた異変を打ち明けた。
μ'sがなくなったこと。何が起こっているのかわからないこと。
「もしダークヒーローが知ってるならさ…教えてよ。なんでにこは別の世界にいるの?」
「説明しよう!!にこにー、お前は選ばれたのだ!!にこにーは神様から選ばれし存在!オレ様は神様から遣わされた聖霊さ!にこにーのボディーガード兼サポートをするよう頼まれたんだ!」
「え、いや、さっきアンタの話聞いてたらまるで俳優気取りみたいな――」
「とにかく、神様はにこにーに試練を与えたんだ!この東京には少なからずオレ様みたいな聖霊を連れた人間がいる!ソイツらを探すんだ!」
言うまでもなくダークヒーローは嘘をついており、彼は聖霊ではなくサーヴァントである。
そしてにこはマスター。まだ聖杯戦争の情報を持たず、願いを持って紅い満月に連れ去られたことすら知らない無自覚のマスターである。
ゆえに、にこは知らない。自分の命が危機に瀕するかもしれないことを。
「………」
………どうにも胡散臭いが、ダークヒーロー以外情報提供者がいない外、信じるしかなかった。
とにかく、ダークヒーローが言うように、他にも聖霊がいるらしい。その人達を探そう。
ぶっちゃけダークヒーローよりも頼りになりそうだ。
…だけど、今日は帰って寝よう。
どうにも頭が痛いのだ。原因はμ'sがなくなったショック、現実離れしたことによる混乱と――
「次回予告ッ!にこにーこと宇宙のYAZAWAとペアを組み、2人のゆゆうじょうぱぱわーで最後の1組まで勝ち残ったアクターレ。
そんなアクターレ達の前に現れたのはなんと、魔界の技術の結晶といわれ、伝説として語り継がれていたプリニガーX・轟であった!
しかもプリニガーX・轟は宝具『無限の皮製(アンリミテッドプリニーワークス)』によって自身を量産させる凶悪なサーヴァントだった!!
倒しても倒しても増殖する上に1体でも脅威なプリニガーX・轟に圧倒されていくアクターレ達。
そんな時、アクターレの中の未知なる力が覚醒して…9人に分裂した!?
次回「聖杯戦争異聞録 帝都幻想奇譚」最終話!『叶え!オレ様たちの悪夢――』
何?選考を通らないと続編もクソもない?細かいことは気にするな!」
――隣で訳の分からない独り言を話し始めたダークヒーローと行動を共にすることへの気苦労のせいだろうか。
【マスター】
矢澤にこ@ラブライブ!
【マスターとしての願い】
μ'sを取り戻す。
【weapon】
特になし
【能力・技能】
特になし
【人物背景】
国立音ノ木坂学院に通う三年生、スクールアイドルユニット『μ's』のメンバー。
メンバー内では唯一、幼い頃からアイドルを目指している。
μ'sで最も小柄でスタイルも貧相だが、強烈な個性を放つ。
ことあるごとに猫被ったりセコい作戦を立てては空回りするアホの子、いじられキャラとして描かれている。
アニメでは、唯一のアイドル研究部員であり、同時に部長であった。
小泉花陽と同じくアイドルに対しての情熱は誰にも負けないぐらい持っており、
そのせいもあって穂乃果率いる「スクールアイドル」を目の敵にすることもあった。
しかし、それは1年生の頃にスクールアイドル結成したもののうまくいかなかったことから羨望を向けていた部分もあったということが考えられる。
相当な苦労人故かμ'sやラブライブへの執着心がかなり強く、
穂乃果がμ's解散を宣言したり第二回ラブライブの出場に消極的な様子を見せた時は真っ先に怒りを露わにした。
【方針】
ダークヒーロー以外の聖霊(サーヴァント)を探す。
自分が聖杯戦争に参加していることに気づいていない。
なぜ別の世界へ引き込まれたのかもわからない。
【クラス】
ダークヒーロー
自らの正義を貫くためには社会にとっての悪になることも厭わなかった英霊のクラス。
その特性から、多くの反英雄がこのクラスに該当する。
特に「混沌・善」の属性を持つ英霊はとりわけ適性が高い。
その大半が譲れない目的の為に全てを捨てられる覚悟の持ち主で、
精神干渉を無効化できるスキルをクラス別スキルとして保持している。
代表的な適性を持つ英霊として、ロールシャッハ(ウォッチメン)が挙げられる。
【真名】
アクターレ@魔界戦記ディスガイアシリーズ
【パラメータ】
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具A
【属性】
混沌・善(?)
【クラス別スキル】
殉ずる魂:B
ダークヒーローとして自分の正義を貫き通す覚悟。
己の信念に基づいた行動をしているときにパラメーターが上昇し、威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。
ただし、己の信念に外れた行為をしているときは逆にパラメーターが減少し、英霊の格が下がる。
【保有スキル】
アホ:A
アホ。言い換えるとバカ。
アクターレは自分を超人気のダークヒーローだと思っており、
誰もが自分のファンだと思いこみ、前向きな妄想も激しいため、アクターレと会話が成り立つのは難しい。
聖杯から与えられた情報も曲解して伝えるため、情報伝達は非常に不得手。
役者魂:A
スターとしての素質であり、様々な役割を『演じる』能力。
他人のフリをして立ち去ったり、死んだフリからの不意打ちが成功しやすい。
Aランクだと演技に熱が入りすぎて放っておくと自分の目的や過去、自分がサーヴァントであることも忘れてしまう。
スターオーラ:C
アクターレが常に放っている人気スターのオーラ。
威圧に近い精神干渉で、無意識に手を緩めてしまう。
人間、または、生前が人間だったサーヴァントから受けるダメージを多少削減する。
人外や、精神干渉を無効化するスキルを持つ相手には効かない。
バラエティ根性:A
体を張ったスタントマンの仕事もこなせる不滅の肉体と精神。
魔界のテレビ局から死亡扱いされて干された時もめげずにダークヒーローの座へ返り咲いて見せた。
瀕死状態のとき、敵の宝具によるダメージを完全に無効化する。
また、『戦闘続行』スキルの特性も併せ持っている。
真名秘匿(誤):E-
真名を隠蔽することができる…というより、名前を間違えられる。
間違いの代表例として、アホターレ、バカターレ、ハナターレなど。
間違えられた場合、真名を看破されたことにはならない。
【宝具】
『ラストバトルを踊ろうぜ!(しびれマイハート)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
ダークヒーローとして勇者を打ち砕く、問答無用の自己陶酔世界。
術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう固有結界。
アクターレは元々悪魔であるため、固有結界を使える。
魔界の特撮ダークヒーロー番組のロケ地を展開し、番組の1シーンが再現される。
この結界内においてアクターレはこの結界では絶対的強者であり、
アクターレの『特撮番組に出ているオレ様はこのくらいカッコよくて目立つんだ』という妄想が結界内では具現化されている。
相手は『ダークヒーロー・アクターレにやられる雑魚敵(勇者その1)』の役であり、
どんなに耐久が高くともアクターレのあらゆる攻撃で大ダメージを受ける。
デコピンだけで地の彼方まで吹っ飛び、少し小突かれるだけで倒される怪人の如く爆発するし、オレ様しか見えないビームで黒コゲになる。
…ここまで書くと凶悪な宝具に見えるが、実は『有効な攻撃は最初の一発だけ』という制約があり、
アクターレの初撃が当たろうが外れようが一発目で固有結界は維持できなくなってしまう。
展開の度に魔力を消費するため、一発当たるか外れるかが勝負の重要な分かれ目になる。
『血潮たぎらせ舞う白虎(ラヴダイナマイツ)』
ランク:E~EX 種別:対城宝具 レンジ:??? 最大捕捉:55000
超巨大なライブステージを展開し、宇宙遺産級のライブコンサートを開催する固有結界にしてアクターレの最強技(?)。
あらゆる場所にいるNPC、マスター、サーヴァントを固有結界に引き込み、彼らを観客にライブを披露する。
再現された東京に召喚されたことにより、ライブ会場は東京ドームを元に構成されており、観客は最大で55000人にも及ぶ。
引き込まれた者は『オレ様色』に染まってしまい、彼に黄色い声援を送るようになる。
ライブ中の観客の憧れ・声援は信仰となって結界内の魔術基盤を強化していき、
熱気・盛り上がりは魔力となって結界内に充満する。
最終的にエレキギターを地面に叩きつけることで溜まった魔力と魔術基盤を利用して結界全域に雷を発生させ、マスター及びサーヴァントにダメージを与える。
その威力はライブの盛り上がり・観客数・評価に応じて上下し、
最高の盛り上がりでライブを締めくくった時には魔王をも一撃で倒してしまう程の威力。
NPCはダメージを受けない。
【weapon】
アクターレが常備しているエレキギター。
なぜかそこから電気を走らせることができ、「エレキソウルフル」という技が使える。
『血潮たぎらせ舞う白虎』でも使用する。
アクターレの名前が書いてあるサイン色紙。
誰彼構わずこれを押し付けている。
投げると一応武器になる。
【人物背景】
魔界戦記ディスガイアシリーズに登場する悪魔。初出は魔界戦記ディスガイア2。
黄色い髪に独特の形をした眉毛、白いマントが印象的。
非常に名の知れたダークヒーローで人気も高い。
だがそれは昔の話、今はとある事件がきっかけでテレビ業界から干されており仕事が激減、
人気も無くなり辺境ヴェルダイムの旅番組というダークヒーローとは一切関係の無い地味な仕事をしていた。
仕事がなくなったせいか、家族とアパート暮らしで家具のほとんどを質に入れ、家賃を3年滞納している。
性格はバカで前向き、家族思い。信条は「どんな手を使っても最後に勝つのがダークヒーロー」
手段は汚い一方で、自分の信条に従って行動し、家族思いでもあるため属性は混沌・善(?)となっている。
どんな状況でもダークヒーロー魂を忘れておらず、関わる人物は自分のファンだと思っている。
ポジティブ思考からくる超次元拡大解釈により危機的状況をオーディションと決めつけたり、
話かけられるとサインをねだられていると解釈したり、
自分が主役だと言い張って脚本や打ち合わせを無視するなど、彼のアホな逸話は語るに尽くせない。
アクターレ(=アホ)と表記されたこともある。
家族構成は弟と妹が4人、ペット1匹、母親が1人。
自分を慕ってくれる家族を大切に思っている。旅番組の仕事も家族を心配するあまり引き受けることを躊躇っていた。
弟からは大人気のダークヒーローだと信じられているが、家族には不人気で仕事がないことを隠していた。
ディスガイア2本編では、辺境ヴェルダイムの旅番組中にアデル達と出会い、
勘違いから戦いを挑まれ負けてしまう。
この時、テレビでは通り魔に殺されアクターレ氏は死亡、と報道されテレビ業界から見捨てられる。
迎えがなくなり帰る事が出来なくなり困っている所に、魔王ゼノンがヴェルダイムに居るという情報を入手し、これを利用してテレビ業界に戻ってやると決意。
ラストはアデル達と協力しゼノン(偽)を倒す。
ゼノンが偽物であったことを利用して、魔王ゼノンにまつわる情報がアクターレの自作自演であったと告白。
ゼノンを倒しに来た魔神・魔王・勇者にボコボコにされたものの、
その際に発した「俺が真のダークヒーローだ!」宣言でダークヒーローとしての人気を不動のものにした。
その後は数々の魔界を渡り歩き、オレ様色に染め上げていった。
が、ディスガイア4の舞台となる魔界でそれに失敗し、小物を演じて地獄の獄長に就任した。
その際に、演技に熱が入りすぎて目的と過去を忘れてしまい、
ダークヒーローのイメージからかけ離れたヘタレになってしまった。
【サーヴァントとしての願い】
聖杯戦争をスターの座を決めるオーディションだと思い込んでいる。
このオーディション(聖杯戦争)を勝ち抜き、もう一度魔界のスターの座へ返り咲く。
最終更新:2015年01月12日 01:24