枢木スザク&マスカー◆Cb.PWiR...
「ああ」
消えた。
自分の指先一つで、何百という人間が消えた。
罪の無い人も。護ると誓った人も。
一人残らず、消え去った。
「───僕は、間違っていたのか」
それは、一つの諦め。
追い続けた尊い理想を棄て、醜い現実を直視した男の言葉。
「必要なのは『過程』じゃないんだ。
そんなものに、意味はないよ」
それは。最も軽蔑していた友の、忌むべき思考。
たとえそこまでの道程が血と怨念で塗れていようとも。
望んだ『結果』があればいい───手段を選ぶことのない外道の道。
「なら僕は、結果を取るよ。
憎まれようと、蔑まれようと、歩いた道程が間違いだったとしても」
『聖杯』を手に。
日本をブリタニアから救済する。
支配された国ではなく───ブリタニア人だけではなく、日本人も安全に暮らせる国を。
ユフィの願いを叶える。
数多の魂を糧に顕現する聖杯を手にし、多くの人間の尊厳を踏み躙り、願いを叶える。
我がサーヴァントと共に───勝ち残る。
「だから、力を貸してくれ───マスカー」
「ええ、喜んで。……それぐらいならお安い御用ですよ」
カシャリ、と音がする。
巨大な荷物。ソレに幾重にも備え付けられた仮面。
それ一つ一つが、とてつもない神秘を秘めており───その全てが彼の宝具である。
そう、この人物が。
数多の英霊の中でも数える程しか該当する者がいないというクラス……マスカー、仮面のサーヴァントである。
「ええ、貴方なら出来る出来る。貴方の力を信じなさい。
私の仮面を使えば───貴方に不可能は無くなるでしょう」
フォッフォッフォッ、っと薄気味悪い声が辺りに響く。
彼の手元には幾つもの仮面が。
彼が持っていたものから、時の勇者が集めたものまで。
様々なら仮面が彼の手の内に出現する。
「残念ながら私はコレしか能がないサーヴァントでしてね……私が戦うことは出来ません。
私が出来るのは───こうして、お面をお貸しするのみ。
顔を隠す仮面と、力ならば私が貸しましょう。手を降すのは、貴方です」
「ああ……わかっている」
ニヤニヤと不気味な笑みからは、感情が読み取れない。
それでも、少年───枢木スザクにはこの手しかないのだ。
仮面を被り。不可思議な能力を得て他人を殺す。
忌み嫌った友……ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと酷似したその姿で戦争に赴く。
この度、枢木スザクは修羅となる。
愛した人と護るべき人の、今は亡き二人の理想を叶えるべく。
心を仮面で隠し、全てを殺す───
▲ ▲ ▲
───マスカー。仮面のサーヴァント。
その真名を、『お面屋』という。
本名。目的。全てが不明───挙げ句の果てには真名すら個人の名称ですらない。
故に、このサーヴァントには真名が無い。
あるのは『お面屋』という記号のみ。
この場にサーヴァントとして召喚された理由すらも不明。
サーヴァントとしての願いすらあるかどうか。
しかし、不明だからと言って甘く見てはいけない。
仮面とは顔を隠すもの。
仮面とは表情を隠すもの。
仮面とは心を隠すもの。
───もしかするとマスカーは重大な何かを狙っているのかも、知れない。
【クラス】
マスカー
【真名】
お面屋@ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
【パラメーター】
筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A+ 幸運C 宝具A
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
仮面:EX
仮面のサーヴァントのクラススキル。
『仮面』に関することならば彼に知らないことなど何一つない。
【保有スキル】
他者変化:A
他者の姿を変えるスキル。
このスキルのおかげで、己のマスターや他者に宝具を装着させることで相手が何者かに関係なく強制的に姿を変えさせる。
真名消失:A
彼の真名は「お面屋」という記号のみ。
個人を指す真名は不明なため、正体を特定することは極めて難しい。
【宝具】
『姿を変えし千差万別の仮面』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
彼がマスカーたる所以の宝具。
数多くの種類があり、被るとそれぞれの能力を発揮し、筋力C、耐久C、俊敏Cの能力を得る。
例えば「ウサギずきん」ならば俊敏がAにまで上がり、「ゴロンの仮面」ならば筋力がAにまで上がり、「デクナッツの仮面」を被ればC相当の千里眼スキルを得る。
他にも様々な仮面があり、様々な能力がある。
しかしこの宝具はマスカー本人は被ることはできない。
あくまでマスカーは保有者であり、使用者ではないのだ。
『仮面被りし鬼神の風貌』
ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:- 最大補足:-
彼の時の勇者が使用したと言われる仮面。
被るとを筋力A 耐久B 俊敏Aを取得し、両手剣を出現させることができる。
しかし案の定、こちらもマスカー本人は被ることはできない。
『ムジュラの仮面』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
───ある地方で呪術に使用されていた仮面。
元はマスカーのものらしいが、現在は「ムジュラの仮面」自体が英霊として存在しているため呼び出すことができない。
「ムジュラの仮面」を呼び出すにはまさに、それ相応の奇跡を必要とするだろう。
【weapon】
なし
【人物背景】
お面屋。
本名。年齢。住所。全てが不明。
願いすら不明の仮面持ち。
【マスター】
枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2
【マスターとしての願い】
聖杯にてユフィとナナリーの願いを実現させる。
【weapon】
騎士としての剣
【能力・技能】
銃弾の嵐を避けられる程度の運動性能。
かつて友人より与えられた『生きろ』のギアス。
【人物背景】
イレブンと呼ばれる、かつての日本人。
「結果より過程」「間違った方法で得た結果に意味はない」と考えておりブリタニアに支配された日本をブリタニアの中から変えるという理想を持ち、ユーフェミア皇女の騎士として任命されたが日本の仮面の英雄・ゼロが何らの力によりユーフェミアを日本人虐殺の奇行に走らせ射殺する。
それをギアスの力と知ったスザクはゼロを追い詰め、その正体を暴く。
その正体が親友、ルルーシュだと知ったスザクはルルーシュをシャルル皇帝に売り、自らの地位を帝国最強の騎士の七番目、ナイト・オブ・セブンへとしょうかくさせる。
しかし様々なことが要因でゼロが蘇り、その後の戦争で死に瀕したスザクは「生きろ」というギアスが発動、生存のためだけに殲滅兵器・フレイヤで東京の一角を焼き払ってしまう。
今回はその後より参戦。
もはや過程などに執着している余裕はない。
ルルーシュと同じ思想のもと、ルルーシュと同じ様に仮面を被り彼は外道に堕ちる。
【方針】
スザクが戦いスザクが殺す。
お面屋は仮面を貸すのみ。
最終更新:2015年01月20日 05:24