アキラ&キャスター ◆EIyzxZM666
あんた……、今しあわせか?
こっちは今すげーやっかいな事になってる。
あの魔王様がいうには、無事に帰れるはずだったんだが……
高原やサンダウン、共に戦った仲間たちが一人一人自分たちの戻るべき世界へ旅立っていき、自分の番が来た。
あの家に帰るんだ。そう強く思ったその時、俺は見た。
崩れゆく世界の中で、くっきりと妖しく輝く、赤い月を。
視界が再びはっきりとした時、俺が降り立っていたそこは確かに東京の街だった。
だがどうにも違和感が拭えない。
ただ知らない場所に着いたというでもなく、感覚的にはあの王国に飛ばされた時に近い。
気づけば頭に刷り込まれている未知の単語、『聖杯戦争』
勝ち残ればどんな願いもかなう?俺はうちに帰りてーだけなんだよ。
この街にチビッコハウスは存在しなかった。カオリや妙子たちもいない。
オレが帰るべき場所は、ここにはない。
帰る方法や、聖杯戦争について考えるのはひとまず置いといて、だ。
さしあたって必要なのは、金だ。
帰るところがないという事は、住む場所がない。
金が無いなら最悪野宿も覚悟しなきゃならねえし、何もしなくても腹は減る。
幸いこちらの世界でもオレはたい焼き屋さんという事らしく、屋台や道具は一式用意されていた。
オレはいつものように、公園で屋台を出した。
客の入りはいまいちだったが、こうしている分には本当に元の生活に戻ったようだった。
人気も少なくなり、近くのベンチで横になってしばらくして、屋台の方をじっと見つめている子どもがいるのに気づく。
見た目の年はちびっこハウスにいるガキんちょ共とそう変わらない。
マントを羽織り、金髪とギラギラとした大きな目が特徴的で、その大きな口から滝のように涎を垂らしている。
「あー……おいっ!そこのガキんちょ!」
「ウヌッ!私のことか!?」
「他に誰がいんだよ……たい焼きくいてえなら早く来い!。金が無くても少しくらいサービスしてやるよ。どうせ今日はそんな売れそうにねえし。」
「なにっ!本当か!?」
金髪の少年は目を輝かせながら屋台に飛びついてくる。
「ちょっと待ってろ……ほらよっ!」
「おおっ……うまそうなのだ……本当に私が貰っても良いのか?」
「ああもういいって、いいって。とっとと食っちまえ」
「ウム!ではいただくのだ!」
そういうや否や、あげたたい焼き4つを一口で全て頬張り、完食してしまった。
いや食っちまえとはいったが、せめて一つ一つ味わって食えよ……
「いやあ、久々のたい焼きであったが本当にうまかったのだ。アキラは本当にいいやつなのだ」
「……待て。なんでオレの名前を知ってるんだ?」
「ウムッ!それは私がそなたのパートナーだからだ!我が名はガッシュ・ベル!!よろしく頼むぞアキラ!」
「まじかよ……」
見た目はどう見ても子どもにしか見えねえぞ!大丈夫なのか!?
よく見れば確かにただの子どもとは思えねえような雰囲気を感じるが……
何よりの証拠に、こいつの存在に気づいたあたりからなんか妙に腕が疼くなあとか思ったら、見たこともねえ文様が浮き出てやがる。
これが令呪ってやつか……。
でもまあ……。
アキラは意識を集中させ、その異能の力を働かせる。
(アキラは絶対に家族の元へ帰してあげるのだ……!家族は一緒に暮らすのが一番なのだ!)
……悪い奴じゃなさそうなのは確かみてえだ。
「でだ、ガッシュ。お前がサーヴァントってのは分かったが、お前はこれから他のマスターを皆ぶちのめして回ろうってのか?」
「私がそんな事するはずなかろう!私はただそなたを助けるためにここへやってきたのだ!」
「じゃあここから帰るにはどうすりゃいいんだ?何か方法を知ってるのか?」
「…………ウヌウ」
「……気持ちはとてもありがたいぜ」
……さて、どうしたもんか。
【CLASS】
キャスター
【真名】
ガッシュ・ベル@金色のガッシュ!!
【属性】
秩序・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:B++ 幸運:B 宝具:A+
【クラス別スキル】
陣地作成:E-
段ボールを使用し、脅威から身を隠す『秘密基地』の作成が可能。
野宿ができるだけのスペースと防寒作用がある。
道具作成:E-
かつてパートナーに作ってもらった、ロボットの友達『バルカン300』を作成する。
納得のいくものを作るにはお菓子の空き箱が必須。
【固有スキル】
戦闘続行:A+
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
怪力:B
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は「怪力のランク」による。
嗅覚:C
異様に発達した嗅覚を持ち、高い追跡能力を発揮する。
呪文:-
電撃を主体とする術を得意とする他、盾や身体強化の術などを習得しているが、魔界でなければ自力での使用はできない。
【宝具】
『絆紡ぎし赤き魔本(ブックオブエビル)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
パートナーの心の力を魔力に変換し、魔物に術の行使を可能とさせる本。
故郷の魔界では魔物自身の力で術の使用が可能であるが、異世界においては本の中身が理解できるパートナーによる詠唱が必要となる。
心の力の高まりや心を通わせた者たちの存在等によって、元の術の格を超える強さを見せる事もあり、その力が極限まで高められた時、魔本は金色に輝く。
魔物を現界させている霊格のような働きもあり、魔本が破壊され燃え尽きた時、ガッシュはこの舞台から退場する。
『全てを喰らう雷の巨龍(バオウ・ザケルガ)』
ランク:A++ 種別:対心宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
巨大な龍と化した雷が咆哮を上げながら顕現し、その牙で標的をかみ砕くガッシュの最大呪文。
魔界の王であったガッシュの父親が編み出した、魔界における脅威の一つとされる術。
その術の本質は憎しみや怒りの心を食らう事。
龍に蓄積されていく負の心を制御できなければ術者自身をも食らい、やがては全てを破壊する災厄と化す。
この術もまた心の力や仲間の存在などの影響で、その威力や形状、サイズが変化する。
【Weapon】
『魔法のマント』
ガッシュが普段から着用している、高価な魔法の布で作られたマント。
訓練次第では魔力を使用する事で自在に変化・伸縮可能で応用が効き、防御力も強化され『対魔力:C』相当の効果を発揮し、飛行も可能となる。
胸元にある特殊なブローチが付いていれば、破れても時間と共に修復される。
【人物背景】
先代の魔界の王の子の一人であり、100人の魔物の子による「魔界の王を決める戦い」の勝利者。
当初は誰よりも落ちこぼれの存在であったが、望まぬ戦いを強要された少女との出会いで「やさしい王様」となることを決意する。
戦いの中で多くの出会いと別れを経て成長し、見事最後まで戦い抜いた。
【サーヴァントとしての願い】
アキラを家族の元へ帰す。
【マスター】
田所 晃(タドコロ アキラ)@ライブ・ア・ライブ
【マスターとしての願い】
戻るべき所に帰る。
【weapon】
グラブ
【能力・技能】
読心能力、念動力、テレポート、ヒーリングなど多様な超能力を持つが、
十分な集中が必要だったり、力の強さそのものはそれほどでもなかったり、コントロールが完璧でなかったりと決して万能ではない。
あとはエルボー、ローキックなど我流の喧嘩技。
【人物背景】
近未来編の主人公。読唇能力をはじめとする超能力の使い手。
親を早くに亡くし、妹のカオリと共にちびっこハウスという施設で育つ。
無法松という兄貴分がいたが還らぬ人となり、彼のたい焼き屋の屋台と愛用のハーレーを引き継いだ。
最終編にて魔王との戦いを終えた直後にこの舞台に召喚される。
【方針】
帰る手段を探す。聖杯戦争に積極的に関わるつもりはないが、黙ってやられる気もない。
最終更新:2015年01月26日 08:53