霧島董香&ランサー ◆devil5UFgA
人肉を喰うことは、それほど珍しいことではない。
おおよそ窮地に陥れば、人は人を喰う。
そこにあるものは肉だからだ。
親が子を活かすため、自らの肉を喰らわせたという話も、特異な話ではない。
『人食』は本能的な部分でおかしなことではないのだ。
子殺しの生命体も、共食いも、あらゆる生物が行っている。
珍しいことではないが、人はそれを忌避した。
それでも尚、人食を行ったものは、鬼と呼ばれ/魔と呼ばれ/妖と呼ばれ、怪異となる。
腐敗の時代、飢饉や辻風に侵された都でも、そこにはあった。
人が共食いを行うことを嫌ったのは。
あるいは、人を喰う存在を人とは別のものにしたのは。
人の心に、鬼が居たからだ。
しかし、現実に異物となり得る『鬼』が現れた時。
人は、己の中の『鬼』とどう向き合うのか。
しかし、『人を喰う人の形をした生物』が鬼と蔑まれた時。
人喰い生物は人とどう向き合うのか。
地球上の何処かで、誰かがふと気づく時が来るのだ。
鬼は、人であることに。
人は、鬼であることに。
人は、鬼と同じく。
鬼は、人と同じく。
――――互いが、腐敗の陽だまりに紛れ込んでいる隣人であることに。
◆ ◆ ◆
音楽室の前に付く。
音が響いていた。
防音設備の行き届いた音楽室の中から音が流れるのは、窓を締め忘れているのだろう。
音楽と呼ぶには、いささか異質な音だった。
連なりだけを見れば立派な音楽だろう。
しかし、感受性が豊かなその少女――――小坂依子には、その目的が感じ取れなかった。
――――練習なのかな。
それにしては、音に乗ってくる感情の色というものが掴みとれなかった。
何かを伝えようとしているわけでも、何かを成そうとしているわけでもない。
不思議な音の連なりだった。
演者の存在が気にかかった依子は、音楽室の扉に手をかけ、少し立ち止まる。
「……」
ある種、不気味とも呼べるその音楽を奏でる人はどんな人なのだろうか。
あまり、愛想の良いほうではない。
しかし、ここには自らが落とした『忘れ物』がある。
入るしかない。
依子は扉を開いた。
「あ……」
「…………」
そこで依子は一人の男と出会った。
野暮なスーツを身に纏った男だった。
人間味を感じさせないその姿は、しかし、隠すことの出来ない雄臭に溢れていた。
全身から溢れ出る精気は、依子の背中に嫌な汗を流させる。
先ほどのどこか無機質な音楽を、目の前の男が演奏していたのだとしたら。
おかしなことなど何もない。
人の演奏するものでないような想いを抱いた依子は、何の間違いもなかったのだ。
「あの、その……わ、忘れ物を……」
「……」
威圧感を前にして、依子は言葉を絞りだすことが出来ない。
男はどこか視点の合っていない、ガラス玉のような目で依子を見る。
視線を戻し、鍵盤へと指をかけた。
その無愛想な姿に、依子は逆にほっと胸を撫で下ろした。
一般に解放されていたかどうか、そんなことも問い詰めるほどの度胸はない。
如何せん、目の前の男は『怖かった』。
なにか、惹かれるよりも恐怖を覚えさせるタイプの、不思議な男だ。
がさごそと、音楽室の中を静かに動き回る。
依子のその様子を見もせずに、しかし、男は言葉を口にした。
「その奥だ」
「えっ?」
「棚の裏……椅子とともに影になっている部分にある」
依子の位置からは見えないが、確かに男の位置からはその落とし物を見つけることが出来る。
背を向けているまま見つけることが出来たということは、依子が音楽室に訪れる前に見つけていたのだろう。
――――まさか、『背中に目が付いている』わけがないのだから。
しかし、視線のようなものを感じる。
やはり、不気味な男だった。
「ありがとうございます」
「……」
男は返事をせずに鍵盤へと指を走らせる。
ありがとう、と言いつつも男の態度に小さな不満が募る。
やはり、無感情な男だった。
そう思いながら、同じ空間に居ることの圧迫感から逃れようと足早に出入口へと向かう。
その瞬間、ガラリ、と音を立てて誰かが入室してきた。
「ねえ、見つかっ――――」
艶やかな濡れ羽色の髪を、うなじにかかる程度の長さに切りそろえた依子だった。
少々痩せ気味の、しかし、女性としての肉が付くべき箇所に付いた女。
長い前髪は右目を覆い尽くし、片方から見える瞳はやわらかな色を見せ、すぐに鋭い色に変わった。
ビクリと身体を震わせたが、その視線が自身ではなく男に向かっていることに気づいた。
「何してんのよ、あんた」
男は依子の友人――――霧島董香の知り合いのようだった。
普段とは異なる剣呑な雰囲気に、思わず息を呑んだ。
しかし、敵対心を多く含んだその言葉に、男は特に気にすることなく平然とした態度を続ける。
「演奏だ、指先のいい運動になる」
「部外者立入禁止」
「……これはすまなかったな」
男は素っ気ない態度で立ち上がり、長い脚を動かして大股で去っていた。
董香とすれ違う瞬間、董香自身は鋭い瞳で男を睨みつけるようにしていたが、男はどこ吹く風と言わんばかりに立ち去っていった。
董香が小さく舌打ちをした。
「……ったく」
「お父さん?」
「違うよ、絶対違う」
苛立ちを隠し切れていない言葉だった。
いつも気怠げで、でも、優しく振る舞う董香に相応しくない言葉だった。
少し、言葉が詰まった。
董香の口から両親の話を聞いたことがない。
恐らく、複雑な家庭事情なのだろう。
「帰ろ、依子。忘れ物は見つかったんでしょ?」
「う、うん」
董香の放つ色は優しげなものになっていた。
董香は背中を見せる、その背中へとついていく。
少し、小さな背中に見たことのない色を見て、小さな動揺を覚えていた。
「知り合い?」
「……まあね」
やっと振り絞った声がそれだった。
否定はしなかったが、否定したいという色を持った声だった。
少し安心しながらも、続く言葉が出ない。
沈黙のまま、校門へと向かって歩く。
気まずさを覚えるが、それを打開するすべが思いつかなかった。
「……あれ、なんだろ?」
そこで、飼育小屋の近辺に人だかりができていた。
ちょうど、校門付近にある飼育小屋だ。
帰路につけば、誰もが目につくような空間。
そこには複数の兎が飼われていた。
「……!」
「どうしたの?」
たまたま、飼育小屋側を歩いていた董香はその騒ぎの原因を理解できた。
たまたま、逆側を歩いていた依子は董香の影で騒ぎの原因を見ることが出来なかった。
覗きこむように、董香の肩口から飼育小屋の中を見る。
「見ないほうが――――」
「……!」
そこにあったものは、兎の死骸だった。
腹を裂かれ、目を繰り抜かれた兎が転がっていた。
周囲の兎は、何事も無く過ごしていた。
言葉が出なかった。
――――それは殺すために殺された死骸だった。
捕食のための死骸ではない。
ただ、生命を奪われただけの死骸だった。
何の知識もない依子でもそれが理解できるほどの無残な姿だった。
なんで、こんなことが出来る人が居るのだろうか。
そう思いつつも、ならば、自分は捕食のためならば兎を殺せるのかとも考えた。
非常時、そこに兎がいて、自身が激しい飢餓にあれば。
自身は兎を殺せるだろうか。
知ってはいても理解してはいない疑問が浮かび上がる。
自らは、牛や豚の死骸の上にいる。
その疑問から目を逸らすように、言葉を口にする。
「ひどい……」
目の前の光景をそんな安っぽい言葉しか吐けない自身に嫌悪感を覚える。
董香も言葉を失っているのか、少々肩が震えていた。
どのように声をかければいいかわからず、ただ、その背中を見る。
すると、董香は絞りだすような声で、憎々しく口にした。
「……ミンチだ」
その声色は、恐怖を覚えさせる声だったが、依子はその恐怖をこらえた。
最近の彼女は、少し、おかしかった。
辛いことでもあったのだろうか。
思えば、彼女のことは何も知らないのかもしれない。
「ね、ねえ」
そんな董香に対して、何かをしてあげたくなり。
ふと、思い返してかばんの中から取り出した。
いつものような顔を見せて欲しかった。
「クッキー、美味しいよ?」
「……」
依子の言葉に、董香は呆けたような表情になった。
間違えただろうか。
怒るだろうか。
動物の死骸の前で差し出すものではなかっただろうか。
気遣いなど相手に伝わるものではない。
それぞれの線引というものがある。
これは、董香の怒りを引き起こすものかもしれない。
急に、不安になった。
「……ありがと」
しかし、董香は弱々しく、優しく微笑んだ。
依子もまた笑みで返した。
董香はクッキーを口に含み、空を眺めた。
依子も、釣られるように空を眺めた。
依子は、紅い満月に気づいていなかった。
董香は、紅い満月に気づいていた。
そのことに、董香は気づいていた。
自らは願いを求めるものであり。
依子はそうではない。
孤独感が、董香を包んでいた。
当然、依子は理解していなかった。
◆ ◆ ◆
「――――――――ゥッッウゥゥツッッッ!!」
その後、トイレに篭って、董香は胃の中に眠る『異物』を懸命に嘔吐していた。
喉を胃酸で焼かれる感覚を味わい、鼻の奥からツンとした酸味を覚える。
その嘔吐から導かれる不快感を超える、毒を体内に摂取した不快感を、胃の中から吐き出している。
ふらふらとした挙動でトイレから出る。
「毒を食らうのは感心できないな」
そんな董香の姿に対して、リビングに腰を掛けて食事をしている男が居た。
それは、先ほど依子が音楽室で出会った男性だった。
そして、食しているものは生肉だった。
異常な光景だ。
もっとも、男は異常な存在であるために、それはなんらおかしいことではない。
男はランサーのサーヴァント。
紅い満月と聖杯に導かれた霧島董香に召喚された風変わりな英霊だ。
ランサーは、ナイフとフォークを使って生肉を食らっていく。
肉を喰うのも目的だが、同時に指先の感覚を『慣らす』ための行為だった。
ランサーは、先述の通り風変わりな英霊だ。
第一に、ランサーは現界のための『器』を必要とする。
それは人だ、人の『死骸』だ。
首を切り取り、腕を切り落とし、脚を切り捨てる。
頭部と四肢に、自らを構成する『寄生生物<パラサイト>』を寄生させる。
第二に、ランサーは霊体化することが出来ない。
ランサーの胴体は人間そのものだからだ。
霊子に分解すれば、その人間の肉体を再構成することが出来ない。
第三に、ランサーは人を捕食し続けることで魔力を生みだすことが出来る。
それは魔術に関する法則というよりも、ある種の、世界が定めた
ルールに近かった。
「さっさと『肉』を食え。マスターの混乱はサーヴァントである俺にも影響を与える」
「……うっさい」
ランサーはそのために、自らを維持するために、今も捕食を続けていた。
銀のナイフとフォークが肉を切り裂きながら、二つの何かの会話は続く。
「兎の死骸か?」
「アンタがやったの」
「必要のないことはしない。俺が言っているのは、マスターの行動を狂わしているものだ」
食事だけではないだろう、と付け加えた。
短い期間ではあるが、食事以外では、董香は自らよりも人間に近いことを感じ取っていた。
いわゆる、強く熟成した感情を持っているだ。
その感情が、不快感を産んだのではないだろうか、とランサーは考えたのだ。
その考えは間違っていない。
ラビットと呼ばれる自らの死を、投影させた。
そして、誰もその兎の肉を食まない群れの姿に、自らの異質さを投影させた。
一人ぼっちの気分だった。
「毒は食うな、『肉』を食え」
「……うっさいな、肉は喰うし、クッキーも喰う。こっちの勝手だろ」
「……強情なものだ」
同時に、自身と同じく『肉』を必要とする董香。
『肉』だけが自身の栄養であることを理解しつつも、其れ以外が『毒』であることを理解していても。
『肉』だけを喰わず、わざわざ『毒』を食い続ける。
そんな董香がランサーには到底理解ができなかった。
『喰種<グール>』と呼ばれる存在が居る。
その存在は、『水』と、『珈琲』と、『人の肉』以外は身体に受け付けない生物。
其れ以外の何かを摂取することは、正しく、胃と心を蝕みつづける『毒』だ。
そして、霧島董香はその『喰種<グール>』でありながら、人肉以外を喰していた。
――――本能に逆らうような行動だった、それは賢い行動とは言えない。
そのことを教えるように、後藤は肉を喰み続けながら言葉を続けた。
「蝿は教わりもしないのに飛び方を知っている。
蜘蛛は教わりもしないのに巣のはり方を知っている」
皿に盛った生肉にナイフを突き立てる。
意味のない行動。
慣れない聖杯戦争における、指先の『訓練』。
「蝿も蜘蛛も、ただ"命令"に従っているだけなのだ」
ランサーは特異なサーヴァントであった。
マスターだけでは生きていけない。
もう一つ、『寄生先』としての宿主を必要とする。
「地球上の生物すべてが、何らかの命令を受けている」
これは、その宿主の身体の消化器系や内臓器官を自らのものとして馴染ませるための、食事だった。
細いナイフの先で、筋の多い肉を丁寧に切り取る。
おおよそ、食肉とは思えない。
通常の牛や豚が、その肉体そのものを食用として加工されていることを、董香はよく知っている。
実習で扱う『それ』が、自らの食する『それ』と大きく違うことを知っているのだ。
「俺にもまた、今も流れてきている……生まれたその瞬間から、今、この瞬間でさえも」
「……」
董香の目に、不理解の色を見たのだろう。
ランサー――――五体の寄生生物が宿った怪物、『後藤』は、機械のような視線を董香へと向けた。
幾分も慣れた視線ではあるが、抑えがたい嫌悪感はあった。
同時に、目の前の生命が自身とは異なる生命であることに、どこか安堵していた。
「お前たちに、命令は来ていないのか?」
「……命令?」
後藤の疑問に、董香は疑問で返した。
それが答えであることに後藤は納得し、生肉を口にする。
本来存在しないはずの顎を動かすような顔の動き。
歯などないのにすり潰すような動き。
一つ一つが、『擬態』の訓練であった。
その異質さを示すように、後藤は己の衝動を口にした。
「――――この種を喰い殺せ、だ」
コリッ、とその音が聞こえてきそうな、歯の奥でなにか異物がぶつかる感覚を董香も感じ取る。
噛み砕けないものはないはずの後藤の挙動。
顔の筋肉を動かすようにして、その異物を知らせる。
芸達者なものだ、董香は食事をする振りの難度は痛いほどに知っている。
そんな董香の抱いた、どこか場違いな感想を知らず、後藤は異物を、プッ、と吐き捨てた。
まるで、見せつけるようなその動作の先に、甲高い金属音がした。
――――床に、血の付着した、金色に輝くピアスが転がっていた。
【クラス】
ランサー
【真名】
後藤@寄生獣
【パラメーター】
筋力B+ 耐久B+ 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具D
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
【保有スキル】
寄生生物:A+
寄生生物パラサイトとしての能力。
後藤は四体のパラサイトを完全に統率することが出来る超級の適性を持っている。
人間の肉体に寄生するために霊体化することが出来ず、また、現界に魔力以外にも人の肉を必要とする。
しかし、人の肉を食い続けることでマスターからの供給魔力を少量で抑えることが出来る。
自己改造:A
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を"感じ取る"能力。
研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
【宝具】
『虐殺器官(パラサイト)』
ランク:D 種別:対『人』宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:5人
自らでは生きながらえることを可能としない生命体。
蛇のような形をして、たんぽぽの綿毛のような何かに包まれて、どこからか現れた。
寄生先の脳を丸々食い取り、そのまま自らを脳へと変質させて身体を奪い取る。
自由自在に頭部を変質させ、数十メートルの長さに伸ばすことや、刃のように薄く鋭く変化させることが可能。
後藤は自ら以外に四体のパラサイトを四肢に寄生させており、その四体全てを自由に統率できる。
【weapon】
四肢の寄生生物を刃などに変質させて攻撃する。
他の四体を統率するために、頭部を変質させることはめったに行わない。
【人物背景】
ある日、どこからか現れた蛇のような何か。
人間に寄生し、脳を食い取り、その身体を己のものとする生物、パラサイト。
通常、パラサイトは人間の頭部を丸々乗っ取った寄生生物である。
後藤の場合、一人の人間の肉体に五人のパラサイトが寄生している。
頭部及び四肢の全てがパラサイトであり、また、寄生先である人間の胴体部にもプロテクターのようにパラサイト生物が覆っている。
後藤は自身も含めた五体全てのパラサイトを『統率』することが出来る。
後藤以外にも右腕として扱われている『三木』が統率者となれ、自身以外の4匹の意識を支配し、完全に統率できるのは後藤だけである。
母体である人体の大半がパラサイトに置き換わっているために、かなりの自由度でその姿を変える事ができる。
体はパラサイトの鎧(プロテクター)で守られている。
対向走行しているトラック同士の交差による激突の衝撃にも耐え、ショットガンの直撃を複数受けるなどしても基本的にダメージを受けない。
寄生生物が本能的に感じている『この種(寄生先の生物)を食い殺せ』という命令を五体全てが感じ取っているため、常に高い闘争心と捕食欲を抱いている。
【マスター】
霧島董香@東京喰種
【マスターとしての願い】
?
【weapon】
自身の特殊な細胞から生み出される赫子。
【能力・技能】
身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し、素手で人体を貫く筋力をもつ。
個体差はあるが成体ではヒトの4 - 7倍の筋力を持つとされる。
小さな切り傷程度であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する。
感覚器官がきわめて優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、人ごみの中から足音を聞き分けることができる。
また、赫包(かくほう)と呼ばれる硬化と軟化を自由に行う細胞を所持している。
董香の赫子(かぐね)は肩まわりから羽のように放出される赫子。
ガス状に出現する例が一般的。
攻撃時には直接叩きつけたり固形化して射撃する例が確認されている。
主にスピードを生かした瞬発系の攻撃を行う。Rc細胞を放出して戦うため持続時間が短く短期決戦型と見られている。
【人物背景】
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。
霧島董香も、水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人体のみである、『喰種』の一人である。
人肉を食すと一度の摂食で数週間の活動ができる。
だが、常人が摂食する食品を口に含むと、味覚に嘔吐中枢が刺激されるほど不快に感じ、無理に摂食すれば体調を壊すなどの不調が発生する。
飢餓状態になると激しい頭痛や判断力の低下に陥り、親しい友人であろうとも捕食に躊躇しなくなる。
経験者はこの苦痛を「地獄のような苦しみ」と表現している。
なお、歯の生え揃っていない(捕食器官が未発達な)赤ん坊の場合は同種の母乳を飲むことで栄養が摂取できる。
清巳高等学校普通科の女子高生(2年生→3年生)で、右眼を前髪で隠している。
苦手科目は古文。
幼い頃は小鳥を飼っていたが、今は苦手になっている。
放課後は『あんていく』という喫茶店でアルバイトをしている。
ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、喰種対策局からは「ラビット」の呼称が付けられている。
親友である依子の手料理を度々口にしているため戦闘能力を十全に発揮できず、赫子を片方の肩からしか出せない。
普段はか弱い者にも気遣いを忘れない心優しさを見せるが、感情的になると激情に駆られ、敵対した人間を躊躇なく殺すなど凶暴な一面を持っている。
この極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えられている。
平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、元が人間であるカネキに対しては複雑な感情を抱いているが、彼の優しさに惹かれている。
既に両親はおらず、弟のアヤトと同居していたが音信不通となり、後に敵対関係となる。
家族を失ったヒナミというグールを引き取って同居していたが、アオギリの騒乱の後に彼女はカネキについていくことを選んだため、元の一人暮らしに戻った。
【方針】
?
最終更新:2014年12月23日 04:05