東方仗助&キャスター ◆7PJBZrstcc
ありとあらゆる世界に現れる紅い満月。
そしてそれは噂という形で人々の中に情報として入っていく。
その噂は1999年のM県S市杜王町にも届いていた。
◆ ◆ ◆ ◆
「仗助くん億泰くん、『紅い満月』って話知ってる?」
吉良吉影を倒して少しした後、何気ない日常を過ごしていた仗助たちの元に広瀬康一がこんな話を振ってきた。
話を振られた仗助は知らなかったのか顔を顰めたが、もう一人の億泰は知っていたのか「おお、俺も聞いたことあるぜそれ!」と返す。
「しらねーなあ、どーいう話なんだそれ?」
「僕も詳しくは知らないんだけど、空に紅い満月が浮かんでいてそれを見たら願いが叶うんだってさ」
「俺はその紅い満月が浮かぶのが月がない夜だって聞いたぜ!」
その話を聞いた仗助は一瞬思考が止まり、次の瞬間には「アホくさ」と一蹴する。話を一蹴されて康一はちょっとムっとしたが、それ以上に億泰が反応した。
「何でだよ、ロマンチックでいいじゃねーか!!」
「月の色が赤じゃなかったら俺もそう思ったかもな」
「まあ確かに、そう言われてもおかしくないよね……」
赤い月が薄気味悪いという仗助の意見に思わず賛同する康一。そこで彼はある可能性に思い当たる。
「でもさ、月のない夜に浮かぶ月ってスタンドかもしれないよ」
「スタンドね……」
「トニオさんみてーな人のスタンドだぜ、きっと!!」
「……だといいけどな」
結局その日は話がまとまらず、とりあえず新月の夜に紅い月が浮かぶかどうか確かめるという事で落ち着いた。
そして新月の夜、仗助が家の窓から外を眺めていると異常に気づく。
空が赤い、紅い空。
「おいおい、冗談だと思ってたけどマジなのか!?」
仗助は外に飛び出す、紅い空だけでなく月を見る為に。
「本当に願いが叶うなら、お袋に止められている口座も俺が使えるようになるといいなぁ~!!」
そんな事を言いながら仗助は空に浮かぶ紅い月を見た。
『紅い満月』を見てしまった。
「っていうワケなんスよキャスター」
そして今、仗助は己の従者であるキャスターに今までの事を説明していた。
自分の頭の中に知らない情報が入っているという事に関しては気味悪く思わないでもなかったが、似たようなことができるいけ好かない漫画家をしっていたので仗助は取り乱さずに済んだ。
ちなみに敬語を使っているのは、英雄なんだし年上だろうという適当な判断によるものである。
「キャスター、単刀直入に聞きます。俺はこの戦いから脱出することが」
「すまない、それは無理だ」
仗助の一番の疑問をくい気味に返すキャスター。あまりにも希望のない話におもわず顔を落とす仗助。
そんな仗助を見かねてかキャスターは励ましの言葉を口にする。
「安心してくれマスター、君の事は俺が守る」
キャスターとしては安心させるつもりで言った言葉だが、仗助としては少し不満だ。
キャスターに悪意がない事は分かっている、自分は一見するとただのガクセーにしか見えないという事も分かっている。
ここでキャスターの外見を描写しよう、服装は学ランといういかにもな学生。身長が高いわけでもなく、仗助が見る限り筋肉質だとも思えない。強いて特徴を挙げるとするなら黄色、赤、黒と様々な色を持つ髪の毛と逆立った髪型、そして左腕についているよく分からない機械ぐらいだ。剣や槍と言った武器を持っている様子は無い。
ここで言っておくと、別に仗助はキャスターを侮るつもりはない。いくら武器を持っていなくてもそれは自分も同じ。そして魔術師というクラスなのだ、きっとスタンドかもしくは似たような何かを持っていると考えていた。
でも自分にだって誇りがある、ジョースターの一族だという誇り(まあ65歳で浮気するようなジジイの血を引いていると言われると微妙な気もする時もあるが)。
決して自分一人の力とは言えないものの、殺人鬼から街を守ったという自負が仗助の中には確かにあった。
そんな思いのこもった視線をキャスターはどう受け取ったのか、こんなことを言い始める。
「マスター、君はどうやら俺の力に疑問があるようだ」
「別に疑ってるわけじゃ……」
「確かに俺は見ての通り剣を振ったり拳で戦う男じゃない。だが君を守る力はある」
そう言ってキャスターは何処からかカードの束を取り出した。そしてその中から1枚を選びそれを左腕についている機械の上に置く。
すると、巨大な盾を持った男が前触れもなく仗助の前に現れた。
「そのモンスターは俺が宝具で呼び出したんだ」
「グレートだぜ……」
「ちなみにこいつの名前は『ビッグ・シールド・ガードナー』だ。こいつは俺のデッキの中でも屈指の守備力を誇っている」
「キャスター、あんたがスゲェって事は分かった。だけど、俺もただ守られるだけじゃいね―ぜッ!!」
そう言って仗助は自分の精神の具現化であるスタンド、『クレイジーダイヤモンド』を出す。彼は出したスタンドでキャスターの使役するモンスターに殴りかかった。
「ドラァッ!!」
(かてぇ。なんて硬さだ、キラークイーンのシアハートアタックと同じくらいにかてぇ)
そしてそれを見たキャスターは一瞬だけ驚くが、すぐに持ち直す。
「驚かないんスね」
「いや驚いているさ。俺は生前闇の力を持ったアイテムや世界を滅ぼそうとした男ならしているが、こんな分かりやすく自前の超能力を持った奴にはあったことがないからな」
「それはそれでスケールの大きい話っスね」
こうして二人はお互いの力を認め、どちらともなく握手をする。
それは友情の証。世界を超え、まったくの異郷の中で生まれた結束の印。
そして二人は今後の事を話し始めた。
「マスター、君はこれからどうする?」
「俺は、俺みたいにこの戦いに巻き込まれた人間を助けたい。勿論戦うっていうなら容赦する気はねーけど、それでも戦いたくないって奴がいるなら俺は助けてやりたい」
「マスタ―……」
「だから、キャスターには悪いんスけど力を貸してもらえないっスか」
その仗助の問いにキャスターは頷く、こうして二人の聖杯戦争は始まった。
だがこれはあくまで始まり。
願いを持つ参加者、そしてこの戦いを開いた聖杯、それらに挑む無謀な戦いの始まりでしかない。
【クラス】
キャスター
【真名】
武藤遊戯@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
【パラメーター】
筋力E 耐久C 敏捷E 魔力A 幸運A 宝具A
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
陣地作成:-
魔術師として自らに有利な陣地を作成可能。
キャスターは後述の人物背景の都合このスキルを所持しておらず、また必要としていないので消滅している。
道具作成:D
魔力を帯びた器具を作成可能。
キャスターは後述の宝具を用いて戦い、なおかつ宝具が自然と魔力を帯びているので基本必要はない。
ただし再現された東京の内部でカードを手に入れた場合、カードに魔力を帯びさせることは可能。
【保有スキル】
遊戯王:A
ありとあらゆる「ゲーム」に勝つ力。
その力は最早運命操作に近いが、決して隙がないわけではない。
決闘王:A
デュエルモンスターズと呼ばれるカードゲームで戦う者たちの王である称号。
聖杯戦争ではカードを発動する際に魔力を必要とするが、これを軽減する効果がある。
ただし、発動に何らかのコストが必要なカードの場合はこの限りではない。
また、彼らデュエリストは一般人に比べて魂の力が強いとされている。
騎乗:D
乗り物を乗りこなす能力。
キャスターは生前乗馬に長けていたので所持しているが、馬以外には発揮されない。
【宝具】
『決闘者の王の剣(デッキオブキングオブデュエリスト)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~? 最大補足:1~?
キング・オブ・デュエリスト、武藤遊戯が使用したとされるデッキ。
最低40枚のカードからなるカードの束で、その力を具現化し使役することができる。
強力な魔術師や剣士、それらを融合した魔導騎士、さらには神すらも従える事が出来るが、使役する存在が強力になるにつれてサーヴァントの負担になっていく。
また、この宝具はデュエルモンスターズのバトルシティ編以降の
ルールに遵守する。
例としては、カードは戦闘開始と同時に5枚手札に加わりその後さらにデッキから1枚ドローする。
その後、使役するモンスターを召喚する。または手札にある魔法を発動したり罠を仕掛けたりも可能。
次に、モンスターが召喚されていれば攻撃することができる。ただし、カードによる特殊な効果が無い限りはモンスター1体に付き1ターンに1度までしか攻撃できない。
攻撃終了後、再び魔法の発動や罠の仕掛ける等が可能になるがしなくてもよい。それらが終了したらターン終了を宣言する。このタイミングで手札が7枚以上の場合は6枚になるように墓地に捨てなければならない。
また、次にドロー出来るのは「ターン終了を宣言してから」3分後である。
ちなみに、戦闘終了と同時に墓地に行ったカード、手札などは全てデッキに戻る。
なお、この効果は自分のみであり相手には作用しないが、相手がデュエリストの場合は別である。
最後に、戦闘以外でもカード効果は使用可能だが負担は戦闘時より大きくなる。
『決闘者の盾(デュエルディスク)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
前述の宝具を発動させるための媒介。左腕に装着している。
モンスターは最大5体、魔法と罠は合計5枚まで発動、伏せゾーンが存在する。また別個にフィールド魔法ゾーンも存在。
融合デッキ(エクストラデッキ)の枚数制限は無し。
また、キャスターから見て未来に追加されるペンデュラムゾーンは存在していない。
【weapon】
前述の宝具以外なし。
【人物背景】
元々は3000年前のエジプトの王。しかし、大邪神ゾークとの戦いの末に自らの魂をファラオの証である千年錘(千年パズル)にゾークと共に封印する。
それから3000年後、ゲーム好きの高校生武藤遊戯によって千年パズルは組み上げられファラオの魂はよみがえる。
しかしこの時点でファラオは記憶がなく、自らを武藤遊戯の別人格「もう一人の遊戯」と思い込んでしまった。
性格は基本敵に真面目、大胆不敵、強気で仲間思い。仲間を守るために自らの身を挺したり、仲間を傷つける人間には容赦がない。
とはいえ堅い人間ではなく、表遊戯(遊戯の主人格)にシルバーを勧めたり、友達をからかうなど軽い面もある。
その後、様々な戦いを経た末キャスターは自らの記憶と自分の名前であるアテムを取り戻す。
そして、最後の戦いである戦いの儀の末にキャスターは冥界に還って行った。
ちなみに、アテムという名があるにも拘わらず真名が武藤遊戯になっているのには理由がある。
まず第一に、決闘王武藤遊戯の別人格所持は後に残るもののアテムという名前が残らなかったこと。(名もなきファラオについては残っている)
第二に、アテムが成した大邪神ゾークの封印については、アテムという名前が残らず、そもそもその事実が起きた事すら現代には認知されて無かったためである。
【マスター】
東方仗助@ジョジョの奇妙な冒険
【マスターとしての願い】
この戦いを止めたい
【weapon】
スタンド『クレイジーダイヤモンド』
【能力・技能】
スタンド『クレイジーダイヤモンド』
近距離パワー型で人型のスタンド。パワースピード共に高く、また精密な動きも可能。
具体的には至近距離で発射された弾丸を指でつまんで止める事が出来るほど。
固有の能力に壊れた物体や負傷した生物を修復する能力がある。
ただし、病気の治癒は出来ずまた死者蘇生も不可能である。
また、仗助自身にこの能力は行使できない。
【人物背景】
M県S市杜王町に住むリーゼントが特徴でスタンド使いの高校1年生。
見た目から不良と誤解されることもあるが、根は正義感の強い好青年である。
彼の分かりやすい特徴としては、髪型のリーゼントを侮辱されると周りが見えなくなるほど逆上する、というものがある。
【方針】
聖杯戦争に巻き込まれた人間を助ける。
自分の意志で殺し合いに乗っている奴には容赦しない。
最終更新:2014年12月25日 20:22