最終更新日時2012-04-01
■目次
■本文
会計士試験用電卓本
簿記初学者(未習者)
簿記用の電卓本を買っても簿記の知識が前提とされているために、初学者には難し過ぎて解けない、理解できない場合がある。
そのため一冊目は簿記用に特化した本ではなく、一般の電卓本を買っても良いと思う。
その点でのオススメは重原 佐千子氏の『重原佐千子の驚速!電卓速打ちテクニック&トレーニング』
一方でオススメできないのは堀川氏の本。
電卓のブラインドタッチのトレーニングメニュー等が無いため、簿記の知識がない段階では手をつけられることがほとんど無い。
『重原佐千子の驚速!電卓速打ちテクニック&トレーニング』
電卓を打つのに苦労している状況では、簿記の内容が頭に入ってこない。まずは、正確で素早いブラインドタッチを目指すためのトレーニングが載っている。
目次
はじめに 電卓技を極めて何になる?
1 電卓の基礎知識
2 電活!!“マイ電卓”を選ぼう
3 技に挑む=基礎練習法
4 技を極める=中・上級練習法
5 試験問題は最高のドリル
6 レベル別トレーニングドリル
簿記の知識がある人向け
どのメーカーの電卓を使っているかにより、読みやすい本は違う。
SHARP製ならTAC本。
CASIO製なら『日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳』堀川 洋 (著) 。
『電卓操作術』TAC電卓研究会
SHARP電卓をメインに想定して書いており、CASIOユーザー用に補足説明を加えるスタイル。そのためSHARPユーザーは非常に学習しやすい。
またTAC本は、版を重ねているため、比較的新しい会計基準に準拠しているのもオススメポイントの一つ。
今、会計制度の過渡期にあるため、会計処理が頻繁に変わっているため、出版年度の新しさは、本を選ぶ上での重要な視点。なお、2011年8月時点の最新版は第3版 で2012年の比較的新しい基準に基づいて書かれている。
この本に書かれていない基礎的な部分でも、SHARP電卓特有の動作がある。別ページにまとめた。
リンク:
SHARP電卓の使い方
ただし簿記の知識が必要。簿記の学習の進度に合わせて、こちらも読み進めていくなど、読み方に工夫が必要。簿記3級だけ取れれば良いという人には不要。
『日商簿記受験生のための電卓操作完ぺき自習帳』堀川洋 (著)
TAC本とは逆で、CASIOユーザーをメインに想定して書いており、SHARPユーザー用に、補足説明を加えている。
ただし、SHARP電卓の説明に関しては、ところどころ間違いがあり、使い勝手が悪い。
【良い点】
商業簿記40パターン
工業簿記10パターン
【悪い点】
2004年の版を刷りなおしているようなので、
最新の基準に対応しているかには疑問が残る。
右手打ちか左手打ちか
電卓に関する一般論でいえば、多くの本では右手打ちを薦めている。
しかし、会計士試験に関していえば、左手打ちの方がいいように思う。
理由は腱鞘炎対策(※注1)。会計士試験は、勉強時間が長いので、直前期は手首の腱鞘炎になりやすい。
電卓だけでも左手にしておけば、少しだけでもマシになる(※注2)
※参考リンク
※注1.会計士受験生で腱鞘炎になった人のブログ記事
※注2:同じ理由で左手打ちを薦めている人
ブラインドタッチ
ブラインドタッチはマスターすべきか
マスターすべき。
「左手打ちか、右手打ちか」は意見がわかれるところだが、
「ブラインドタッチは、できるべき」で、上に紹介した電卓本3冊とも一致している。
ブランドタッチをマスターするには
ブラインドタッチの練習法については、電卓本に練習メニューが載っている。
(重原 佐千子氏の本および、TAC本で確認済み。堀川氏の『電卓操作 自習帳』には無い。)
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