Debian チュートリアルより
パーミッションについて
ファイルでは、それぞれに対応する権限は次のようになります。
- 読み込み (r): ファイルの内容を検査する権限。
- 書き込み (w): ファイルの修正を行う権限。 そして
- 実行 (x): ファイルをコマンドとして実行する権限。
ディレクトリでは、対応する権限はそれぞれ次のようになります。
- 読み込み (r): ディレクトリの内容をリストする権限。
- 書き込み (w): ディレクトリにファイルを追加したり削除する権限。
- 実行 (x): ディレクトリ内のファイルにアクセスする権限。
名前付きパイプ (FIFO)
名前付きパイプは、pipeのようにふるまうファイルです。何かの入力を行った後、保存することなく出力させる用途として利用できます。最初にパイプに入れたものが最初に出てくるので、これは FIFO 又は First-In-First-Out と呼ばれます。
名前付きパイプに書き込んだ場合、パイプに書き込んだプロセスは情報がパイプから読み込まれるまで終了しません。名前付きパイプを読み込んだ場合、読み込んだプロセスは何か読み込むものが存在するまで終了するのを待ちます。パイプのサイズは常に 0 です。
名前付きパイプはデータを保存せず、 シェルの | のように 2 つのプロセスをリンクするだけです。しかし、このパイプは名前を持つので、2 つのプロセスは同じコマンドラインにあったり、同じユーザにより実行される必要さえありません。
次を実行することにより、名前つきパイプを試せます。
$ cd; mkfifo mypipe
$ echo "hello" >mypipe & # バックグラウンドに入れる
[1] 5952
$ ls -l mypipe
prw-r--r-- 1 penguin penguin 0 2003-11-06 23:18 mypipe
$ cat mypipe
hello
[1]+ Done echo hello >mypipe
$ ls mypipe
prw-r--r-- 1 penguin penguin 0 2003-11-06 23:20 mypipe
misc
- 全てのディレクトリ名には / を除く全ての文字と記号を使用できます
最終更新:2007年11月21日 11:25