遠い昔にこの声は響けよ
春間近のあの丘の上から
岩へと根を張る木々の
秘法で行く舟に乗り
思い出せば君を呼ぶよ
いつか会うと遥か

君別れにこの歌と響けよ
遠いあの地の
エコーに身を寄せて
日はいつか暮れて海へ
知られずまた波に咲く
水面の華の君を見るよ
揺れて消えた遥か
霧は地図と虫が歌う
破裂の様な夢は降りて
君よまたあの日へ

空横切る水瓶の星団
日は奇跡と踊り手をはやして
四方を夜に隠した
眠りの秘儀でなお行く
思い出せば君に触れるよ
今も遥かここに
思い出せば君に触れるよ
今も遥かここに
最終更新:2008年04月08日 17:34