クォークやグルーオンの世界
ここでは「研究の対象がどのようなものであるのか」、「なぜこの研究がおもしろいのか」を語っていきます。
クォークはこの世で一番小さな粒子の1つです。このような粒子のことを素粒子と呼びます。素粒子の仲間にはクォークの他に電子やニュートリノなどがあります。電子やニュートリノは直接実験で検出することができますが、クォークは「閉じ込め」という重要な性質のために単独では取り出すことができません。そのため通常、クォークはハドロンという粒子の中に入っています。ハドロンとは、陽子や中性子などのバリオンとパイオンなどのメソンの総称です。バリオンの場合を例にとってみるとクォークは以下の図のようになっています。
最終更新:2007年04月27日 18:57