20074/10(火) Lattice QCD 裏ゼミに参加しました。

PHENIXにも参加している広大の実験の人達に中村先生がLattice QCDのゼミをおこなっているということで、そこに参加しました。始めに簡単な説明をし、その後はグループで課題を考えるという形式。昨日、おこなっていたことは、

  • 格子上のゲージ場の作用をどのように書くか
  • 1次元の場合の経路積分をモンテカルロ計算でどのように計算するのか

ということです。今回が二回目ということで一回目は知りませんが、昨日の話を聞いているかぎりだとイキなり格子上のゲージ場の作用はプラケットで書けるんだという入り方。そしてU(1)の場合に実際にプラケットを計算して、格子間隔aがゼロの極限では、確かに連続理論の作用になっていますねという話の流れでした。プラケットがゲージ不変であるということに触れていなかったような気がする点が少し気になりつつも、それは当たり前でいいのかなぁとも思いつつ、そのまま話を聞くことに。ここで1つ目の課題が、、、

  • では、QCDのように非可換な場合も同じようにプラケットがゲージ場の作用になることを証明せよ

というもの。自分も四年の終わり頃に意味も分からないまま、とりあえずこの証明をやったなぁと思いました。さてさて、そして次に「実際に手を動かした方が、身につく」という格言の下、1次元の場合の経路積分を数値的にやってみることに。これが2つ目の課題です。

配位生成:初期条件を与える→乱数を発生させて、配位を少しずらす→メトロポリスチェックでその配位を採用するか調べる

というプログラムになるわけです。自分はこちらの課題担当グループになりました。もう一人の人が実験の方で、C言語しか分からないということと自分も最近、C言語を勉強しておきたいということから、C言語でスタート!!もう一人の人が途中でパニックを起こしたため、Fortranに変更で自分が書き出すことに。その場でコード完成せず(無念)。部屋に戻り、続きをする。とりあえず完成したため、パラメータを動かしてみたりしてます。


最終更新:2007年04月11日 12:12