【タナトラジャ犠牲祭+αの旅】
第6話)コーヒー農園

《インドネシア旅行記|タナトラジャ|ランテパオ|マカッサル|ジョグジャカルタ》

ケテケス村を訪れた後、その先にコーヒー会社のプランテーションがあると聞いたので訪れてみた。

観光局で相談したところ、街中の事務所で事前に見学許可を取っておいた方が良いとアドバイスを受けた。ちなみにその会社は日系だというから驚きだ。

インドネシア旅行記|コーヒー会社の事務所
コーヒー会社の事務所

事務所を訪れると、現地の人に混じって日本人が働いていた。

「本来、許可を取っていくべきなんですが、大抵の観光客は無許可で訪れてますから大丈夫ですよ」

-この言葉を許可を得たものと勝手に解釈した。

それにしても、スラウェシ島の山奥で日本の企業戦士が駐在員生活を送っているとは全く想定外であった。不便なことが多く大変な生活であることは容易に察しがつく。ご苦労様なことである。

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ケテケス村からコーヒープランテーションに向かってスクーターを飛ばす。だが進んでいくと途中で道幅がどんどん狭くなる。坂の傾斜がますます急になり、舗装がぼろほろ剥げて、とんでもない悪路になってしまった。こんな道を普通のスクーターで行ってよいのか!! 本来オフロードバイクで行くような道じゃないか!! そこをただの原チャリで行くのだから非常に骨が折れる。

加えて、そもそも本当にこの道がプランテーションに続く正しい道なのだろうかと疑念が沸いてくる。何度か心が折れそうになったのだが、我慢してゆっくりゆっくり進んで行くとのゲートが見えてきた。看板には「Toarco Jaya Coffee Plantation」と書かれている。おお、ここだ。やっと着いた~。

インドネシア旅行記|プランテーション入り口
プランテーション入り口

敷地内には工場があった。コーヒーチェリーと呼ばれる生豆を洗浄するところから始まり、豆を天日で乾燥させ、焙煎し袋詰めまで、一貫してここで行われている。特に案内人がいるわけではないが、なんとなく施設中を歩いていると、そういう仕組みになっていることがよく理解できた。

インドネシア旅行記|プランテーション内の工場
プランテーション内の工場

僕らが毎日飲むコーヒーはこのようなところで収穫され、遥かな旅を経て日本に届くのかと思うと感慨深いものを感じてしまう。

さて一通りの見学を終えたので街に戻ろう。

しかしあの悪路をスクーターで降りて行くのは気が重い。鋪装の剥げた砂利道を滑り落ちるように走らねばならない。スクーターのブレーキは掛けっぱなしで、あまりに強くブレーキを引きすぎたせいか、指にマメができてしまい、皮がむける一歩手前だ。痛いよ、手が。

この山道を走ってるのは、ほとんど僕ひとり。こんなところでパンクでもしたら誰も助けてくれる人はいない。なるべく砂利の少ない所を走りタイヤを傷つけないよう慎重にスクーターのハンドルを切った。

そして、やっとの思いでしっかりしたアスファルトの道にたどり着ついた。

なにかコーヒー農園から無事戻れたことだけで、恐ろしく達成感を感じてしまった。そんな一日であった。

(続く)


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