【陸路で水路でアンコールを目指せ!!】
第8話)初めてのカジノ
《カンボジア旅行記|ポイペト|バッタンバン|シェムリアップ|プレアヴィヒア|》
カンボジアでの日々を終え、バンコク経由で日本に戻る。シェムリアップからバンコクまでは直通バスを利用してみた。
32ドルと同区間のバスでは最も高額であったが、宿までのピックアップサービス付きで、缶コーヒー・パンの朝食が供され、WIFIも繋がり、電源もありと、まるで先進国並みにサービスが整っていたのは驚きであった。
バスは3時間程でタイとの国境ポイペトに到着。
「ここでトイレ休憩です。カジノのトイレが使えますよ」
とガイドが乗客に声をかける。途上国の長距離バスで気になることの一つがトイレである。さすがに東南アジアには、中国のようなニーハオ式はないものの、それでも「ちょっと待て」と利用を躊躇するモノが少なくないが、それと真逆の近代的なカジノのトイレが使えるとは夢にも思わなかった。
国境にあるカジノ・ホテル。手前には国際鉄道の線路が敷かれていた。
乗客たちが用を足してる間にパスポートを預かった車掌はカンボジア出国手続きを終えていた。
「パスポートを持って、タイに入国してください」
カンボジア出国同様、タイ入国も簡単に終わるのであろうと軽い気持ちでイミグレの扉を開けた。すると、
人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人
ものすごい行列である。そしてこれがまた遅々として全然前に進まない。結局イミグレを通過するのに約2時間半かかってしまった。カンボジア側でトイレを済ませておいて良かったぁ!!
タイ側では同じバス会社の別車両に乗り換え、後はひたすら片側4車線のハイウェイをバンコクに向けて疾走して行くだけだ。
こうしてオイラのカンボジアの旅は無事終わったのであったが、今回の旅でカジノと呼ばれる施設に生まれて初めて足を踏み入れた。その初めてのカジノで、オイラはお金を落とすことなく、代わりに黄金色の雲古を落としてきたが、これも1つの記念ということにしておこう。
最終更新:2019年09月16日 22:58