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バトルロイヤル参戦記:第五章:撃墜 - (2008/01/29 (火) 00:08:55) の1つ前との変更点
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既にターンは4、ここに至って残りはたったの6機。そして今は機体がやばい、大ピンチ…
「こうなりゃ奥の手を隠してる場合じゃない、ってな…
うーーーーーーうおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーっっっっっ!!!!!!!」
かッ!!
ダイアイオーの目が光り、風もないのにスカーフとマントが赤くはためいた。
「超・愛・絶・紹・RANGERああああああ、ユニバアアアアアアアアアアアス!!!!!!!」
その技名はないだろうという技名を叫びながら、華一郎はダイアイオーを、複雑怪奇に膨れ上がったフリューゲルへと突撃させた。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーーッッ!!!!!」
機体が紅く燃え上がる。まさに乾坤一擲、最終奥義!!!
ちゅどーーーーん!!!!
「爆・砕ッ!!!!!」
爆風を背にスカーフ、マントが上に跳ね上げられる。
だが。
「!?」
めぎっ。
機体から直接脳天に響く音、いや、震動。
「ばかなっ・・・・!!??」
ロボットに乗っているからには一度は言ってみたいセリフである。
『ドラゴン・ブレイブ…スラーーーーーーーーーーーッシュ!!!!!!!』
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!!!!」
めりめりめきめきとコクピットにまでめり込んでくるヤバイ一撃。白熱した剣が至近距離に見え、咄嗟に緊急脱出レバーを引いた。一度は言ってみたいセリフ、叫んでみたいセリフとはいっても、それを言っちゃあおしめえよ、の、やられ役ゼリフだ。
勇龍王ドランナーベの、砲撃・ドラゴンブレスから白兵必殺・ドラゴンブレイブスラッシュのスペシャルフィニッシュコンボが、フリューゲルを落としたまさにそのタイミングを狙って打ち込まれたのだ。
(あれほど警戒していたはずが…!!!!!)
こと、ここに至ればもはやみんな主人公機気分→やられ役のオンパレード。
「いてっ」
転がり落ちながら見上げると、ドランナーベの後ろには、あの、杖を携えた発掘兵器…医心号の姿があった。
『馬鹿なっ!?』
声がスピーカーから漏れてくる。あ、さっきまでの俺とおんなじだ、と思いながら華一郎は、医心号がメスで器用にドランナーベの動力パイプを切断しているのを見た。
「うお、うお、あぶ、あぶねえーーーーーっ!!!」
ごろりんと発掘兵器の残骸に逃げこむ華一郎。動けなくなったドランナーベが、医心号の杖の連撃によってなす術なく崩れ落ちていく。やはり離脱してくる龍鍋ユウ。医心号に乗っているのは、よけ藩国の安東西護。
「ここまでかっ…!」
見ると、そこには猫髭号が、ここまで耐えに耐え抜いてきた最後の重装甲型発掘兵器、アイアン・ハートをバリアーによって粉砕しているところだった。飛び出てきたのはつい最近立国したばかりの悪童連盟はヨルサク。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
ずるずると、華一郎が落としたフリューゲルから出てきた劉輝も一緒に
集まり、医療班が駆けつけてくるのを待ちながら、戦場を見守っていた。
猫髭号と、医心号。
ついに残った2体による、最後の一騎討ちが、始まろうとしていた。
(文責:城 華一郎)
既にターンは4、ここに至って残りはたったの6機。そして今は機体がやばい、大ピンチ…
「こうなりゃ奥の手を隠してる場合じゃない、ってな…
うーーーーーーうおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーっっっっっ!!!!!!!」
かッ!!
ダイアイオーの目が光り、風もないのにスカーフとマントが赤くはためいた。
「超・愛・絶・紹・RANGERああああああ、ユニバアアアアアアアアアアアス!!!!!!!」
その技名はないだろうという技名を叫びながら、華一郎はダイアイオーを、複雑怪奇に膨れ上がったフリューゲルへと突撃させた。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーーッッ!!!!!」
機体が紅く燃え上がる。まさに乾坤一擲、最終奥義!!!
ちゅどーーーーん!!!!
「爆・砕ッ!!!!!」
爆風を背にスカーフ、マントが上に跳ね上げられる。
だが。
「!?」
めぎっ。
機体から直接脳天に響く音、いや、震動。
「ばかなっ・・・・!!??」
ロボットに乗っているからには一度は言ってみたいセリフである。
『ドラゴン・ブレイブ…スラーーーーーーーーーーーッシュ!!!!!!!』
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!!!!」
めりめりめきめきとコクピットにまでめり込んでくるヤバイ一撃。白熱した剣が至近距離に見え、咄嗟に緊急脱出レバーを引いた。一度は言ってみたいセリフ、叫んでみたいセリフとはいっても、それを言っちゃあおしめえよ、の、やられ役ゼリフだ。
勇龍王ドランナーベの、砲撃・ドラゴンブレスから白兵必殺・ドラゴンブレイブスラッシュのスペシャルフィニッシュコンボが、フリューゲルを落としたまさにそのタイミングを狙って打ち込まれたのだ。
(あれほど警戒していたはずが…!!!!!)
こと、ここに至ればもはやみんな主人公機気分→やられ役のオンパレード。
「いてっ」
転がり落ちながら見上げると、ドランナーベの後ろには、あの、杖を携えた発掘兵器…医心号の姿があった。
『馬鹿なっ!?』
声がスピーカーから漏れてくる。あ、さっきまでの俺とおんなじだ、と思いながら華一郎は、医心号がメスで器用にドランナーベの動力パイプを切断しているのを見た。
「うお、うお、あぶ、あぶねえーーーーーっ!!!」
ごろりんと発掘兵器の残骸に逃げこむ華一郎。動けなくなったドランナーベが、医心号の杖の連撃によってなす術なく崩れ落ちていく。やはり離脱してくる龍鍋ユウ。医心号に乗っているのは、よけ藩国の安東西護。
「ここまでかっ…!」
見ると、そこには猫髭号が、ここまで耐えに耐え抜いてきた最後の重装甲型発掘兵器、アイアン・ハートをバリアーによって粉砕しているところだった。飛び出てきたのはつい最近立国したばかりの悪童連盟はヨルサク。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
ずるずると、華一郎が落としたフリューゲルから出てきた劉輝も一緒に
集まり、医療班が駆けつけてくるのを待ちながら、戦場を見守っていた。
猫髭号と、医心号。
ついに残った2体による、最後の一騎討ちが、始まろうとしていた。
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(文責:城 華一郎)