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無限爆愛レンレンジャー:楽屋編(1)」(2010/06/22 (火) 11:37:02) の最新版変更点

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(とある家のリビング) (革製の黒い小型ソファに対面で腰掛けている、若い男女の二人組) (間にはかなり小さいガラスの丸テーブルと、茶菓子が置かれている) (その後ろに引っ張り出される脚付きのホワイトボード) (表には、『楽屋編』の文字がぶっとい黒マジックで踊っている) 卯ノ花ミハネ(以下、ミ)「(手拍子と共に)はいっ、というわけで始まりました無限爆愛レンレンジャー!  ていうか私は告白されたんじゃないの、ねえ、これ告白されたんじゃないの!?  一話にして完!!  もうこれ私的には一話読み切りの完で大満足な展開なんだけど! けど!」 村雲ケンパチ(以下、ケ)「(無愛想な顔つきで)うっせえなあ……。いいんだよ、細かいことは。第一もうとっくに第二話が始まってんじゃねーか」 ミ「(ムンクの叫び状態で)乙女の大事が些末事!?」 ケ「さて、パーソナルカラーがピンク予定のはずなのにカレー好きな馬鹿は放っておいて、このコーナーの主旨を解説していくぞ。  今回はタイトル通りの楽屋編だ。俺たちレンレンジャーのメンツやら、たまにクラウデスの連中なんかも引っ張り出して、劇中の因縁やらストーリーは置いといて、枠の外っ側で雑談しようって趣向だよ。  そもそも小説風に連載されているとはいっても、無限爆愛レンレンジャーは、あくまでアイドレスのコンテンツだからな。よくあるシリアス長編とコメディ短編に分けるスタイルで、こうやってたまに掛け合いだけのパートを挟んで読者の頭に箸休め、ってわけだ」 ミ「理想は某掲示板のやる夫ものだね。読者の合の手を入れながら、リアルタイムで参加している感のある、ゲーム形式の投下?」 ケ「アンカー指定で読者の意見を取り入れたりな。感想をその場で取り入れられるし、読者の書き込み前提になってるから、読んでても感情移入しやすい。登場人物だけじゃなく、作者、参加者にも感情移入出来るってのが、あのスタイルのいいところだ」 ミ「AAの扱いといい、アイドレスとすごい相性いいと思うんだけどねー……。  それより、これから第二話の続きがいよいよ始まるわけだけど、一体どうなっちゃうのかな?」 ケ「おう。プロットによると、第一話から第二話のオープニング前……いわゆるアバンタイトルまでが、本来の第一話の内容だったらしい。勢いありきで少しずつ場面を構成していったら、キリのいいところがズレちまったって、ありがちなパターンらしいぞ」 ミ「予告としては、既に公開されている無限爆愛レンレンジャーの設定を活かしつつ、いい意味で裏切るみたいだね」 ケ「先の読める展開ほどつまんねーものもないしな。そもそもそんなの、書いててもつまんねー」 ミ「私としては、一話で何も起きずに終わってて、べったべたに先が読みやすいハートフル学園ラブストーリーでもよかったのになー……」 ケ「あー、無理無理。ニューワールドに平和の二文字なんてありえねー。  ていうかそもそもお前、今まで一体俺のどこを注目してやがったんだよ。  筋肉ってなんだ、筋肉って。  一話読むまで全然気がつかなかったぞ」 ミ「え、えー。そりゃー、その、ごにょごにょごにょ……(膝下で両手もじもじ)」 ケ「味覚も性格も大概おかしいからな、お前。戦隊もののピンクとか、こういうの、正統派ヒロインが勤めるポジションなんじゃねえのかよ、普通」 ミ「低血圧チックなテンションのレッドに言われたくないなーそれ!  大体戦隊もの否定の変身からスタートってどうなのよ、レッド的に考えて!  言うに事欠いて、仮面ライダーの方が好きだとか……(歯ぎしりギリギリ)」 ケ「いいじゃねえかよ、人の趣味にケチつけんなよ、狭っちい」 ミ「あー!(立ち上がって指差す) そういうこと言うんだ、  へー、ふーん!  いいですよー、いいですとも、そっちがその気ならこっちにも考えがあるんだから!」 ケ「どんな考えだよ。カレー味のケーキでも注文する気か?」 ミ「んまー! なんて憎たらしい!  ちょっと表に出なさい、正々堂々陸上競技で勝負よ!」 ケ「思いっきりお前の土俵じゃねーか!  どういう脈絡だよ!(こちらも激しく立ち上がって)」 ミ「え、そりゃあその……。  ケンパチさん、怪我してるし、物投げたりとかのケンカはフェアじゃないかなーって……(くねくね、もじもじ……ぽ)」 ケ「怪我してる奴に走らせんな!!  っつーか、そこは頬染めるシーンじゃねえだろ!?」 ミ「なら、料理対決よ!  こっちは素人、そっちはプロで片手のハンディキャップ!  どう、これなら対等でしょ!」 ケ「無茶苦茶言いやがるなあ……。  ま、いいけどよ。お前なんてどうせ片手でも相手になんねーし」 ミ「言ったわねー!  こっちが勝ったら必ずそっちから劇中で告白させてやるんだから!!(ずびしぃ! と人差し指を突きつける)」 ケ「俺が勝っても何もいらねーよ……。  ったく、信じらんねー跳ねっ返りだな。店で大人しく本を読んでた時のこいつはどこいっちまったんだよ……(ぼそり)」 ミ「ん、何か言った?  ああ、アイコさん、お台所借りますねー」 ケ「なんでもねーよ!  博士、最低限キッチンが吹っ飛ばねえように見張っとくから心配しないでくれよな!」 (ミハネとケンパチ、競い合いようにしてリビングの奥へと引っ込んでいく) (がちゃんがちゃん派手な金属音と、何かを注意するケンパチの声) (静かになるリビング) (ひょこひょこと画面端から登場する、太い三つ編みに瓶底眼鏡の白衣の女性) ?「夫婦喧嘩は犬も食わないって言いますよねー。でも、料理対決だから、試食タイムはきっと、私が判定するんでしょうねー。  ミハ子さんの料理に、ちょこっとだけ不安を感じたりします……」 ?「さてさて次回、無限爆愛レンレンジャー第二話はー」 (くるんとホワイトボードが裏返される) (裏には、『次回予告!』と漫画チックに激しい字体で走り書きがされている) ?「命短し恋せよ乙女、の、『ノ』の回ですよー。  でもでもひょっとしたら、命短し恋せよ乙女、の、『短』の回かもしれませんねーえへへー(何故か照れ笑い)」 ?「1回で2万文字だと、50回で100万文字になっちゃいますから、完結させるために、予定より短くなるかもしれませんー。みんなも了解してくださいねー」 ?「え、私が誰か、ですかー?  ふふー、それは次回のお楽しみですー」 ケ「(奥から声だけ)っていうか博士ー、俺ら、名前呼んでるって」 ミ「(同じく)アイコさん、予告、予告!」 ?「あー。(台本読み読み)  …… えっとー、次回は変身するみたいですよー」 ケ「(やっぱり声だけ)博士、主語、主語!」 ミ「(やっぱり同じく)アイコさん、尺、尺がー!」 ?「(にこにこ手を振りながら)お楽しみに~」 (ガッチャーン! と奥から破砕音。同時にリビングのカメラもフェードアウト開始) (アーッ! やっちまった! な、ケンパチの悲鳴が台所から二重の意味で響き渡る) (以下、第二話オープニング以降に続く)

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