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ことのはじめはEV142からだった。


はいはい、ここ、ここ、赤い文字注目↓
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3:宰相府国民帰還事業協賛について
宰相府が行っております国民帰還事業について、当国はこれを支援し、相談とサポートの窓口スタッフとして浅葱空を派遣いたします。
様々な事情により宰相府に移ったものの、また連邦に帰還したいという方がいらっしゃれば、レンジャー連邦はその帰還を歓迎いたします。
復興中ではありますが、この国でまた共に歩んでいただけるならば幸いです。

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「はーいはーい!お手伝いしたいです、立候補ー!ノシ」
「摂政、許可します。委任状作成ーはんこうぺたり」
「浅葱さんよろしくお願いしますね」

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尊敬する摂政と大好きな藩王にお願いします、とお願いされた。
貴女なら大丈夫、と信頼された。
物凄く嬉しくて嬉しくてたまらないとその名の通り、空まで舞い上がった浅葱空は使命感に燃えながらカピバラ模様のリュックに荷造りをしていた。
ぶつぶつとつぶやいている。
「具体的な仕事はー♪帰国を考えている方の相談~♪帰国後の生活をサポートしたりするぅー窓口~♪るるーるるーはっΣ(゚Δ゚*)」

何かを思いついて浅葱は画用紙を取り出し、マジックで書き始めた。
(1)笑顔を忘れずに。
(2)個人を尊重。
(3)どんな感情も大切に受け止める。
(4)親身になって対応、行動。
(5)受容。
(6)審判をしない。
(7)自己決定を尊重する。
(8)秘密保持。
忘れないよう、忙しさにまぎれて忘れてしないよう。

そして一番大事なこと。

【絶対に見捨てない】

駄目でした、ではいけない。
最後の砦。私は最後の砦。
私では駄目でも

「私では駄目です。しかしここに行けば何とかなります」
絶対に繋ぎを、次の可能性を探して、繋げること。

絶対に絶対に見捨てない。タダの一人も。
自分の能力を過大評価も過小評価もしない。
無理もしない。
でも。絶対に、絶対に見捨てない。

正直、どれくらいの人がいるのかわからない。
どれだけのことができるかわからない。
でも、一人一人と誠実に真摯に向き合ってお手伝いをさせていただこう。
それが自分の出来る事だと考えていた。

帰国まではまだいい。帰れる、帰りたいという思いで一杯だから。
でも帰国後は現実が待っている。
家は、ご飯は、生活は。
想いも受け止めつつ、現実に何が必要なのかを聞き取り、迅速かつ正確に生活基盤を整えなくてはならない。
任された任務は国に生きる人の人生そのもの。
なんて重大な任務だろう。なんてやりがいのあるお仕事だろう。
人々の期待と、任せてくれた信頼に応えたい。

ぜったい、ぜったい、がんばるぞ!

そう決意を新たにし、浅葱は画用紙を丁寧に折り畳んで、リュックに詰め込み、荷造りを再開した。