TAKATOオフィシャルブログにおいて、決して語られる事の無かったエピソード。
それは、MJ5になり初の三麻プロリーグが行われている開催期間に起きた。
この日は飛龍に昇格し、意気揚々と家路についているときだった。
しかし、この頃はMJをしに行くにも片道1時間がかかる上に、仕事が忙しく、この日も朝の5時から夜の6時まで仕事をして、更に8連勤目と疲労がピークに達していた。
そんなときだった。
アパートまで残り800mとなり、最後の信号を越え、何となく気がゆるんだ瞬間の出来事だった。
一瞬意識がなくなったような気がして、ふと前方を見た瞬間、目の前に電柱が迫ってきていたのだ!
「うわああああああああぁあぁ!!???」
思い切りハンドルを右へ曲げる。
しかし、間に合うはずもなく、車は時速50kmの速さで電柱に激突した。
車内は割れたガラスが散乱し、エアバックが作動しなかった事により、TAKATOはハンドルに顔をぶつけて出血をしていたのだ。
「やべぇよ……やべぇよ……」
とりあえず足や腕などは折れていなかったため、TAKATOはすぐ近くのコンビニへと駆け込み、店員に助けを求めて警察を呼んで貰った。
やがて救急車で病院に運ばれ、深夜3時頃に父親が病院に到着する。
父親に体に大きな怪我はないと医師から説明があり、その日は2人でTAKATOのアパートで過ごした。
翌朝になり、保険会社から手配された台車が到着する。
それを見て父親は息子を心配する一言を残し、実家へと戻っていった。
当然、仕事は休みになっていた。
(さて、どうしようか……)
目に眼帯を当て、ただ呆然と部屋に立ち尽くすTAKATO。
そして、衝撃の行動に出たのだった。
「よし!じゃあ体は平気だし、MJに行こう!」
こうして見事、TAKATOはこの月の三人打ちプロリーグ認定雀士に選出されたのだった。
因みに、現場を検証した警察によると、衝突した箇所が後1mでも運転席側にずれていたら、TAKATOは無事では済まなかったという。
最終更新:2013年06月27日 00:33