「ふじさき 見舞われる」


  • イベント
11月20日17時~18時
ACE:トラオ・テンダーブルー(藩国逗留)
PC:鍋村 藤崎@鍋の国
イベント:勉強会

  • 予備情報
PC藤崎は11月1日のゲームで撃たれたので入院中です。
もしかして初のお見舞われたPCでしょうか私。(お見舞われたって何)

この病院には同じゲームで撃たれた若宮も入院していました。が、もう退院しました。
さすがの回復力です。うらやましい・・・
5階にはマイトが入院しているとか。まだいるのかな?

またこのログは
藤崎→エースゲーム(非公開)
     →紅葉ルウシィ@紅葉国さん(後に竜宮さんと合流)
        →竜宮 司@詩歌藩国さん
の順にトラオに関する話が繋がっていますので、あわせて読まれることをお勧めします。


/*/

芝村:
貴方は一人、個室で横になってます。

芝村:
トラオが顔を出したよ

藤崎:
「こんにちは・・・・来てくれてありがとう」

藤崎:
怪我してるのでバツが悪い顔です

芝村:
トラオ:「弱気ですね。どうしたんですか」

藤崎:
医者のはずなのに入院しちゃって・・・情けなくて」

芝村:
トラオ:「……仕方ないですよ。医者も前に出れば撃たれますから」

芝村:
トラオ:「あんまり落ち込まないでください」

藤崎:
「・・・ああう。そのとおりです」

藤崎:
「ありがとう。せめて早く治るように養生しないと」

芝村:
トラオ:「はい」

藤崎:
「どうだろ。トラオくんの見立てではあとどれくらいで退院できそうかな?」

藤崎:
「あ、ごめんごめん。座って」とベッドそばのイスを勧めます

芝村:
トラオ:「内臓をやられてますからね……」

芝村:
トラオ:「感染症にかかってないなら、数ヶ月ですよ」

藤崎:
結構重傷ーー

藤崎:
「数ヶ月かーーー」
「ありがとう・・・・ううー」

芝村:
トラオ:「どこか、いきたかったんですか?」

藤崎:
「ううん。その間トラオくんの手伝いが出来ないから。そのためにここに来てたのに」

藤崎:
「ごめんね。役に立てなくて。それがすごく残念で申し訳なくて」

芝村:
トラオ:「いえいえ」トラオは笑った。

藤崎:
今日のトラオの様子はどうでしょうか。疲れてますか?

芝村:
貴方よりは元気そうだね。

芝村:
にこっと笑った。

藤崎:
ということはちょっとは疲れてそうですね。

芝村:
そうだね。

藤崎:
元気に見せる為に笑ったのかとちょっと心配します。

芝村:
トラオ:「えっと。なにか」

藤崎:
「ううん。少しでも早く元気になるように頑張ろうと思っただけ」

芝村:
トラオ:「妙に女性的ですね。あははは」

芝村:
トラオ:「大丈夫ですよ藤崎さん。貴方がいなくても、僕はうまくやります」

藤崎:
「怪我してるからちょっと力がないだけだよ」

藤崎:
「わーそうかもしれないけど、そうかもしれないけど。トラオくんの為に何かしたいと思うんだよ」

芝村:
トラオ:「養生してください。心配すると怪我、長引きますよ」

芝村:
トラオは貴方を心配そうに見ている

藤崎:
「ううー。分かった。じゃあ心配じゃなくて気にかけることにする」

芝村:
トラオ:「ええ」

藤崎:
「・・・・本当に心配させてるのはこっちだね」

芝村:
トラオ:「弱気は駄目です。いつもそうおっしゃっていたじゃないですか」

芝村:
トラオは少しばかり精悍な顔に笑顔を浮かべた。

芝村:
トラオ:「でも、満足にものが食べれないのがつらいですよね」

藤崎:
「・・・そうだった。トラオくんは優しいな・・・ありがとう」

藤崎:
「ご飯がねーー点滴ばかりでさ」

芝村:
トラオ:「食べ物って精神衛生に重要ですよね」

藤崎:
「美味しいご飯は栄養だけじゃなくて気持ちが元気になるよね」

芝村:
トラオは笑った。

芝村:
トラオ:「はい」

藤崎:
「味もだけど見た目も大事で」

藤崎:
「そんな話してるとおなかすいてきた・・・・」

藤崎:
と言って笑います

芝村:
トラオ:「食べ物の話をしていると元気になったみたいですよ」

芝村:
トラオ:「食べれるようになったら、おいしいものを食べましょう」

藤崎:
「食い意地がはってると言いたいんだな!(笑)」

藤崎:
「その通りだ!」

芝村:
トラオは微笑んだ後、後ろを見た。

藤崎:
「うん。一緒に美味しいもの食べよう。鍋もしよう」

芝村:
カーテンの向こう、ペンギンのシルエットが見える。

藤崎:
後ろはこちらから見えますか?

藤崎:
トラオはどこかに行くのだろうかと思います・・・

芝村:
ええ。

藤崎:
カーテンの影を見て、そう思います

芝村:
トラオ:「ごめん。僕、ちょっと用があるんだ」

芝村:
トラオ:「デートなんだ」

藤崎:
「用・・・デートか(笑)」

藤崎:
「どこまで行くのか聞いていい?」

藤崎:
今度参考にするから」

芝村:
トラオ:「この島にはデート向きの公園があるんです」

藤崎:
「あ・・・・・・・・・・・あるね。あったというか」

藤崎:
あそこの泉、昨日爆発したそうだから・・・・・・気をつけて」

芝村:
トラオ:「あ。そこじゃないんです

藤崎:
別の公園があるんですか?

芝村:
トラオ:「やだなあ。そこはこのあいだ藤崎さんが打たれたところじゃないですか。僕は弱虫だから、そんなところにはいきませんよ」

藤崎:
「はう!」さりげに何か言われた!

藤崎:
「公園って一箇所しかないと思ってたよ。別にも有るんだね」

芝村:
トラオの目は笑っていない。

藤崎:
「じゃあ退院したらそっちに行って見るよ」

芝村:
いくつもの戦いを潜り抜けてきた式神使いの顔だ。

芝村:
トラオ:「ええ。ぜひ。僕が案内しますよ」

藤崎:
ああう・・・仕方ないですね・・・行っちゃうのか

藤崎:
「楽しみにしてるよ。だから」

芝村:
トラオは顔をあげるとどこか死の香りがする。岩田のように。

藤崎:
「絶対案内してくれるって、約束してくれるかな?それを楽しみにケガを治すから」

芝村:
トラオ:「ええ。男と男の約束です。死以外では、約束は守られるでしょう」

藤崎:
「物騒な事を・・・けが人の前で言っちゃダメだよ」

芝村:
トラオ:「えー」

芝村:
トラオは笑った。

藤崎:
こちらも笑います。色々言いたいけど笑うだけ。

芝村:
トラオ:「弱気すぎですよ。藤崎さん」

芝村:
トラオ:「じゃあ、元気になってくださいね」

芝村:
ペンギンが歩き出した。

藤崎:
「あ、あのさ」

芝村:
トラオは貴方から離れた。

芝村:
トラオ:「はい?」


藤崎:
「トラオくんの手伝いをする為に、来てるんだから。だから手伝う」

芝村:
トラオ:「いやですよ。保護者同伴のデートなんて」

芝村:
トラオは笑った後、歩き出した。

芝村:
姿を消した。

藤崎:
「でもこっそり手伝うから。ヤだと言っても」

芝村:
貴方は無理すれば、窓まで行って出て行くトラオを見れるよ。

藤崎:
うー無理したら治りが遅くなりますよね

藤崎:
でも行きます。

藤崎:
可能な限りケガに負担がないようにして窓まで行きます。

藤崎:
上から声をかける事は出来ますか?

芝村:
窓の外には黒いのが一杯だ。

藤崎:
黒いのは何でしょうか。

芝村:
黒い陶器のような肌をした、化け物だ。翼が生えている

藤崎:
ワイバーン?こんなところになぜ。あれは迷宮にいるんじゃ」

藤崎:
ここ小笠原の病院ですよね。黒いのは小笠原に出現してるのですか

芝村:
ワイバーンとかはもっと鳥に近いね。

芝村:
数は100ちょっとだ。

藤崎:
別のものですか。何か分かりますか?

芝村:
黒いのがベキベキ行って内側からふくれあがりはじめている。

藤崎:
病院側はこの様子に気づいていますか?

芝村:
いえ。

芝村:
そのエリアは既に結界が張られている。

藤崎:
病院は今のところ安全ですね。他の患者さんが無事でよかった。ですが

芝村:
張ったのはトラオだろうね。

芝村:
トラオは一人戦い始めた。

藤崎:
ううーー自分のケガは燃料使って治せないのでしょうか

芝村:
貴方は膝をついた。貧血だ。

芝村:
残念だな。アイドレスはシーズンオフなんだよ

藤崎:
シーズンオフ!!

芝村:
貴方の意識は遠くなった。

芝村:
/*/


最終更新:2007年12月01日 00:43