アルバム:[[騙]] サークル:[[凋叶棕]] Vocal:めらみぽっぷ 原曲:童祭 ~ Innocent Treasures / Endless ―ぼくを見つめて、何もいわない、この人は。 困っているようで、哀しいようで、怒っているようで、泣いているような、-とても難しい顔をしていたけど。 ぼくは、言ってやったんだ。だいじょうぶだって。みんな、そう言っていたから。 信じることは素敵なんだ― ―ぼくは、知らなかった。 たった一つ、「大事なもの」が、 もし、在るならば、いったい何を選べばいいんだろう? 答えを求めて、家にも帰らず、探し歩いた。 ―そうしていつかぼくは、あの人に出会ったんだ。 輝くような笑顔とともに告げられた「答え」 絶対の自信を帯びた、その、金の瞳。 「それは、ただ、簡単なのさ。 “人を信じて生きてゆけ” それ以外に大事なものなど、あるはずないぜ」と、力強く。 夢がある、現と共に。 互いに手を取りながら。 ぼくはその目で、聞いていたんだ。 その口が、奏でる言葉、真実の詩を。 ぼくらが、歩いていくこの道が、 歪んでなど、いないように。 真実はきっと、そう。 ただ、まっすぐに、続いているのか。 ―ぼくは、わからなかった。 たった一つ「大事なもの」は 人によって、それぞれ違っているんじゃないかと。 答えを求めて、更なる道を、探し歩いた。 ―そうしてぼくは、あの人たちに出会ったんだ。 ぼくが受け取った答えは、遍く通じていた。 結局全てはあの人と同じ「信じること」 「人を信じ、生きてゆけ」と。 「人の言葉を信じよ」と。 「大事なものがそばにおわすから、力の限り信じなさい」と。 「信じられるものこそを、自らの手で選び取れ」と。 「ただ、己の正義を信じよ」と。 さぁ、もう疑うことはない。 真実の詩を唄おう。 最後に出逢ったあなたは、何も言わずにいたけれど、 その深い瞳はぼくをまっすぐ射抜いていた。 …もしかして、泣いているの? 何が悲しくて、泣いているの? ぼくのことを探していたと、その様子からわかったけど、 ぼくはもう、迷わないよ。 胸に宿したこの光。 真実の詩、遠く響けよ。 そうして幾千里を照らす標となれ。 ぼくらが、歩いていく、この道を、まっすぐに。
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