03 left behind



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|original=月まで届け、不死の煙
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覚えがあれば思い出すがいい
子供の頃の約束を一つ

「おおきくなっても、
ずっとなかよしで!」

…そんな、何て儚い幻覚(ファンタズマ)


幾日が過ぎ去って、そして幾年
可愛らしくも美しいあの子

方や、わが身は、推して知るべく
約束を為したままの姿で。

いくつもの約束⇒裏切りへと
そのつもりのあるなしを問わず

結果は不動、常に変わらずに
相容れぬものが誰か判明(わか)るだけ。


どんな言葉を 飾ろうと
その答えが変わることは
ないのだけれど

ただ、口惜しい。


left behind.

果たされぬ
無数の約束を引き受けて、
その数だけ自分というものを
いやほど思い知りながら。


left behind.

…それでも
まだ何かを諦めきれず、
今日もまた、小さな裏切りを
この身に受け止め続ける。

紅く染まれと、わが身に叫べど、
その声は力なく木霊して。


覚えがあれば思い出すがいい
傍目にも美麗な優しさ一つ

「宛てがないなら、
家に来なさい」と

…そんな、何てくだらぬ夢想(ファンタジア)


一日、一月、一年と、少し。
疑念は形を伴って

終いには問われるいつもの調子で
お前は一体“何物”なのだと。


そうしてまたも辿る逃避行
背に受ける視線はバケモノのそれ

かつて同じ人間(もの)であったと
認めることさえもはや吝かに


どんな思いに、至ろうと
この答えが変わることなど
ないのだけれど

ただ、やるせない。


left behind.

突き刺さる
無数の悪意に晒され
心だけは無痛であればと
願い続けて遙か


left behind.

…それでも
必死に抗う言葉が
搾り出されずに消えてゆく
「バケモノはお前達の方だ」と。

醜きかな、嗚呼、その有様。
永久に見慣れることなどないのか。


生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
永遠に、独りなのかと。
その果てしなさに、、、

はじめに暗く。


     死に死に死に死んで死の終わりに 冥し
永遠に、独りなのかと。
その途方のなさに、、、

終わりに冥し。



left behind.
誰からも
手を差し伸べられずに
行く当てなく逝く当てもなく
ただ孤独を噛み締めて

left behind.
もはや
仇でも憎きものでも。
「誰でもいい」と声にならぬ
救いを求めて…

それでも

愛されさえも
救われさえもせず
独り憂世に
おぼつかぬ足取りを
刻み続けなければならない

left behind.
ここではない
どこかでさえもなく
私はどこへ、
いったいどこへ、
向かえばいいというのか。

誰か、一人でも。
同じ、苦しみを。
分かち合えれば、と
幻想(ゆめ)に逃げながら。
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最終更新:2021年12月26日 01:42
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