08 落日ロマンス



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|circle=凋叶棕
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=恋色マスタースパーク
―遊びをせんとや生まれけむ
―戯れせんとや生まれけん
―遊ぶ子供の声きけば
―わが身さえこそゆるがるれ


日が落ちたら、昇る星の代わりに。
この身は、星屑の欠片。

凡そ無限の、星屑なれども。
アナタの腕の中では一番星。

「あたくしを愛して、ください」と。
この名を穢しながら、生きる。

嘘は、得意だと思っていたけど。
常に、軋む、ココロ。


あとどれだけ愛を重ねれば。
貴方の星になれるだろうか?

夜な夜な心を殺しては。
この身を星屑と散らし逝く。

いつか、ねぇ。
どうか、ねぇ。
出逢ったその時は、
せめて、優しく。


―綺麗な侭で、

―その目を見て。

笑えたらいいのに…


日が落ちたら、灯る星の代わりに。
この身が、星屑の欠片。

綺麗だぁねと、窓の外にはほら、
季節外れの花火がひとつ。

「今宵もさぁさ、召しませ」と。
歪なロマンスを、抱え。

もはや、挫ける意志を摩り替えて。
縋る、どうか、一目。


あとどれだけ愛と重なれば。
貴方の星になれるだろうか?

救ってくれとも言えないが。
何もかもを捨てたわけでもない。

それでも、ねぇ。
だけど、ねぇ。
出逢ったその時は、
どうか、容赦なく。


―穢い身だと、

―この目を見て。

笑ってくれてよ…


―いつか、出会うときがきたら
そのときには、何と言おうか?

―なんて、はじめから、することなど
決まっているのに。嗚呼。

あとどれだけ愛が重なれば、
貴方の星になれるだろうか?

嘘を並べて生きるだけで、
何も変えられなどしないのに。


それでも、もし貴方に抱かれたら。
貴方の一番星になれたら。

そんな、ことを夢見る心だけ。
ずっと、ずっと、変わらない。

だから、ねぇ。
どうか、ねぇ。
出逢ったその時は、
どうか、嗚呼、どうか。


―この名を呼んで、

―いつものように。

帰れなくしてね。

原著:MATILDA VS 赤色バニラ「霧雨ロマンポルノ」より「落日」
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最終更新:2024年01月03日 11:33
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