私は考える。
私に許されないことも、沢山、あるけれど。
私が妄想うこと。
これだけはけして止められはしないの――誰にでも。
――今日もまた 覗き見る。
どこかもの思わしげな横顔。
そこに、
音もたてずにやってくる。
けして乱さぬあの銀色の髪
そして始まる二人の時間が・・・
「――そっと手を肩に。 少しずつその位置を変えては、そっと抱かれて・・・」
ああその身は立場を越えて。
もう誰も≪従者と客人≫をとめられないの!?
嗚呼、我が愛しき密室少女。
こんなにも甘美な響き。
そのうちにどれほどの秘密を抱えているの・・・?
ラララ今日も 私の世界のあなたは 幾多の恋に囲まれる
色恋多き密室少女。
――今日もまた盗み見る。
どこにも可愛げのない横顔。
そこに、
静寂を破ってやってくる。
風になびかせるあの金色の髪
そして始まる二人の時間が・・・
「――奪われる視線。 少しだけ強引なくらいがと ぐっと抱かれて・・・」
ああ見詰め合う二人の魔女!
もう誰も≪後輩と先輩≫をとめられないの!?
嗚呼、我が愛しき密室少女。
こんなにも優美な響き。
そのうちにどれほどの秘密を秘しているの・・・?
ラララこうして 私の世界がまた少し 熱くそして厚くなる
罪深き密室少女。
「――強がっているようでも。少しずつ崩されていくように。 ずっと抱かれて・・・」
ああ本当の主従を教えます!
もう誰も≪下僕と主人≫をとめられないの!?
嗚呼、我が愛しき密室少女。
こんなにも危険な響き。
そのうちにどれほどの秘密を隠しているの・・・?
書き尽くすまで 妄想小説は終わらない 知識と日陰のある限り
さあ今日も『我が愛しき密室少女に寄せて』!