13 Kirisame Eversion



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|album=
|circle=凋叶棕
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=魔法使いの憂鬱;Witch of Love Potion
やっと聞けた言葉
貴女(わたし)しか見えない」 なら
もう他には何も
要らないはず



人の目を引く 気になるあの子
ここの辺りで 見慣れぬ背格好で
時折ここを 歩いているけど
名前も知らなきゃ 住む場所も知らない

ただその小さな影を踏むように

ある日見かけた 気になるあの子
今度は彼女 二人で連れ立って
傍から見れば ただの友人(しりあい)
けれど どこか 歪な影

それはまるでそれを 油断ならぬ敵と看做(みな)しているようで
こんなにも近しくも けして目を離さぬ 凶星(まがつぼし)

ああこんな小さな影が
独り佇むその姿に
愁眉(しゅうび)を想うのは
そんな顔を覗かせるからか

反転させる想い
己は何者か知るのか
ただ純粋な程に
強く 強く 少女として



ああ、天から堕ちる。
何かが落ちてゆく。
それら全部は私のものなのに。

与えられる以外に。
欲しいものを欲しがって。
それのどこがいけないのか。

ああ、生きて生きて生きて。生きているうちは。
その全ては私のものだから。

――拠所のない 確信を抱え
少女はどこまでも揺れているのか


やっぱりそれでも 気になるあの子
ここの辺りで 見慣れぬ背格好で
時折ここを 歩いているけど
けして独りでは 生きちゃいられない

その小さな影を色濃く落として

ある日見かけた 気になるあの子
ところが彼女 男と連れ立って
それは傍目にも 仲睦まじく
けれどどこか 歪な影

それはまるで誰かに 己の持ち物を見せ付けるようで
こんなにも(いや)らしくも けして目を離せぬ 凶星(まがつぼし)

ああこんな小さな影が
寄り添う姿にどうしてか
媚態(びたい)を想うのは
そんな顔を見せてくれるから

反転させた想い
己は何者か知るのか
ただ純潔な迄に
強く 強く 乙女として



ああ、天から堕ちる。
何かが落ちてゆく。
それら全部は私のものなのに。

奪われる前に。
奪いつくすんだ。
全部私が持っていってやる。

ああ、お前が悪いんだ。私が正しいんだ。
けしてこっちを見てくれなかったから。

――拠所のない 確信を抱え
少女はどこまでも強くあるのか


恋を知って
愛を知って
それが何かを変えるのか

はじめから
それら全てを
内に秘めて産まれただろうに



ああこんな小さな影が
どうしてこんな小さな影に
魔を潜ませるような
そんな顔をしてしまえるのか

反転させた想い
己は何者か知りつつ
ただ貪欲な迄に
強く 強く 女として



ああ、天から堕ちる。
何かが落ちてゆく。
それら全部は私のものなんだ。

従うことなく。
止めさせなどしない。
何も私を縛れはしない。

ああ、もう離すもんか。これが呪いなら。
ずっと一緒に呪われてやるから。


――拠所のない 確信を抱え
少女はどこまでも真っ直ぐに(ゆがんで)いるのか
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最終更新:2023年03月29日 10:56
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