02 こい人しれず



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|album=Love≒Sick
|circle=魂音泉
|vocal=たま
|lyric=笥箪
|arrange=Coro
|original=妖々跋扈
三つ折りにした手紙
ふすま越し 背な合わせ
もう逢えぬやも知れぬ
せめて一目

衣擦れの音 かすかな吐息 気怠さまじり
青い火の燃ゆるは過去の昔

紅鮭の解した身のごとく朝はしごく軽やか
灯籠の佇まいのごとく
夜は密やかに

逆さまの影と狐火の往く
賢しらの猿は金切り声
びりりびりりと破られる音に
手遅れの気配が胸をしめる

控え目に抱き寄せた腕 一抓り 白い指
今更よ 莫迦ね

薄い微笑みに隠れた意味を
見落としていた訳ではないけど

三つ叉の道の先うなる煙の都
もう何もが違えば
此処は何処

人波は早過ぎて横目に嘲りまじり
可哀そうに
あの御方 化かされたね

朝焼けの眩しさは いつでも あくびののち忘れて
夕焼けの怪しさは いつまでも
こびり付いたまま

路地裏の陰を黒猫が行く
傘売りの翁はささやき声
ひらりひらりと舞う紙吹雪に
遅過ぎる涙が頬を伝う

知らぬ間に差し出した指
一掴み 知らぬ腕
あら 何方かしら

薄い微笑みの意味など既に
有耶無耶のままに霞んで消えた
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最終更新:2018年08月04日 08:59
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