03 呪いのエメラルド



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|circle=凋叶棕
|vocal=Φ串Φ;めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=緑眼のジェラシー
その髪が綺麗だと 貴女は云うのね
喩えるならそれは 等と余計な事さえも

いつも その振る舞いが光を放つ度
私の影を より一層強く照らし出すのね

その肌が綺麗だと 貴女は云うのね
喩える碌な言葉も 持ってもいない癖にね

いつも その振る舞いが人目を惹く度
私の孤独を より浮き彫りにしてしまうのね


その虹彩 その輝きは  宛ら二つと無い 宝石

それに引き換えこの瞳は

引き千切って 掻き毟りたくなる
それほどまでに強く 止め様も無く

その眼窩に 黒く渦を巻くは
無限の猜忌

やがて宿す光は
貴女を射竦める 呪いのエメラルド


いつも どんなときでもその手を引きながら
自分が全て 先に立って歩いてるつもりで

どんなにそうやって 上辺を演出っても
「あの子」より前には進めないと わかっているでしょう?

差し伸べられたその手を 握り返せば
手を引かれる自分は ずっと幸せのつもりで

どんなにそうやって 気を安らげても
いつか捨てられてしまうのだとさえ 思っているでしょう?


そうよ結局 貴女だけでは 所詮 貴女一人だけでは

何もできないくせにね

刺しつけては 抉り取りたくなる
燃えるように昂ぶる 歪な程

その心に 黒く膨れ上がるは
無限の猜忌

そして輝きを増すは
貴女を射殺さん 呪いのエメラルド


嗚呼どうして 貴女ばかりが 貴女の手にするその全てが


何もかもが 妬ましい


いつ果てるとも 知らないその連鎖 そうして何もかもが 崩れていく
その全てを 嗤うモノの影を 誰も知らずに

次なる餌食は何処に 無限に生まれゆく

呪いのエメラルド
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最終更新:2024年01月02日 10:35
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