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夜の森 駆けてゆく 貴女の街へ
そして いつか見た 色褪せぬ 星夜の先へ
月に微笑む 揺蕩う影
蛍色の 宝石
星を進めて 貴女を追う
靡く髪を 揺らして
変わらぬ景色 忘れ去られた
「一人にしないで」と その声は泡沫に
流れた星の数を
数えて歩いた 見果てぬ未来へ
軌跡は夢に溶けて
伸ばした右手に 冷たい風吹き
視界が霞んでいく
夢を 飛び越え 二人の世界へと
信号もない 交差点
横に伸びた 単線
変わりゆく景色 そのすぐ先
夜の渚を 旅する
下り坂今 ライトちらつく
帽子を手で押さえ 貴女へと名前呼ぶ
その目で繋ぐ笑顔
貴女の夢と 私の夢が
夜空で一つになる
見下ろす街も 夜空と重ね
頼りなく光り 消えたライトしまい
二人で星の時計
回してのぼる金星探し出す
見上げたあの空 夜の森遠くに
溶けてゆく街灯り
星一つ流れて
誰もが探している
幸せを求めて ゆっくり歩こう
いつしか見つかるよね
繋いだ右手は 今も離さずに
新たな旅をしよう
ここから始まる 夢を描こう
青い空 ビルの立つ
屋上のテラス
今日も 顔合わせ笑ってる
貴女とともに
最終更新：2020年05月17日 22:06
